立命館創始155年・学園創立125周年記念特別展(未来を拓く9人からのメッセージ)の開催について
現在、立命館大学衣笠・BKC(びわこ・くさつキャンパス)・OIC(大阪いばらきキャンパス)の3キャンパスで、標記特別展を同時開催しています。
標記特別展は、本年、立命館が、創始155年・学園創立125周年を迎え、また、本学園の「学園ビジョンR2030チャレンジ・デザイン」前半期(2021~2025年度)の最終年度にあたることから開催しているものです。
また、立命館大学図書館は、その前身である京都法政学校が当時の広小路校舎に創立された5年後の1905年に開設され、本年で120周年を迎え、本展はこのことも記念し開催実施しているものです。
本展の内容は、本大学図書館所蔵の中でも個人名が冠されたり、個人から寄贈のあった9つの特別コレクションに焦点をあてたものです。具体的には、それらを受入順(時系列)にそれぞれの特徴や代表的な所蔵資料を紹介すると同時に、寄贈者9人の著作に記された言葉や関連資料に残された言説を彼らからのメッセージと位置づけた上で展示を構成しています。また、本展では普段いただけない学宝、美術品、貴重資料を現物展示(1点ものため、衣笠キャンパスでのみの現物展示で、残る2つのキャンパス(BKC・OIC)では写真撮影したものを展示用パネルにする形)しています。
故・恒藤 恭 大阪市立大学(現・大阪公立大学)教授が、特別コレクションの一つである「加古文庫」のしおりの中に、以下のような言葉を記されています。
「 ー書物を愛し、いわば、書物とともに日常の生活を生きていた人が亡くなった後に、その人の蔵書が一つの場所にまとめて置いてあるのに接すると、それらの書物の集積の中に、それらの書物の持ち主であった故人の魂が宿って居り、書物とともにいつまでも生きつづけているのを感得するように思われる。」
本展を通じて、図書館の歴史的な変遷やその中での蓄積を振り返ると同時に本展を鑑賞された方々への新たな未来へのメッセージを提供できる機会となることを祈念いたします。
- 展示テーマ:未来を拓く9人からのメッセージ
- 実施体制:[主催]立命館大学図書館、[協力]立命館史資料センター
- 展示期間:2025年12月2日(火) ~ 2026年1月15日(木)
- 展示会場:衣笠キャンパス・平井嘉一郎記念図書1Fギャラリー
びわこ・くさつキャンパス・メディアライブラリー3F
大阪いばらきキャンパス・OICライブラリー2F展示室
<衣笠キャンパス>
*立命館学園の学園史に関する情報は、主幹であり、本展の協力機関である「立命館史資料センター」のホームページからも御覧いただけます。
【URL】https://www.ritsumei.ac.jp/staff-all/archives/school_history_database/