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2014年度 7月 月例展示「祇園祭」展

2014年6月30日 衣笠
展示場所:立命館大学衣笠図書館(1F 展示コーナー)

展示期間:2014年7月31日まで ※展示期間は変更する場合があります。

祇園祭の世界へ

日本三大祭のひとつに数えられる祇園祭。
今年の祇園祭では、1966年以来途絶えていた「後祭(あとまつり)」が復活します。
祇園祭のハイライトといえば、山鉾が一斉に都大路を巡行する山鉾巡行。
毎年7月17日に行なわれる行事として知られていますが、もともとの山鉾巡行は、八坂神社の神事に合わせて、前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)の2回に分けて実施されていました。高度成長期における交通事情の悪化や観光客誘致のために、1966年からこれらを1回にまとめて実施するようになっていましたが、今年からは本来の姿に戻され、7月17日に前祭の山鉾巡行が、7月24日に後祭の山鉾巡行が実施されるようになります。
また、蛤御門(はまぐりごもん)の変(1864年)の大火で木組みや車輪などの構造物が消失し、長らく御神体や懸装品だけを飾る「居祭(いまつり)」として参加してきた大船鉾が、150年ぶりに復活します。この鉾復活を進めてこられた関係者の中には、立命館大学の卒業生の姿もあります。
千年以上続く祇園祭の歴史の中で、今年の祇園祭のふたつのトピックがどのような意義を持つのか、図書館に収蔵されているさまざまな資料で調べてみませんか。普段は書庫に収蔵している祇園祭山鉾絵図(西脇友一編著,京都名所行事絵図刊行会,1985)をはじめ、いくつかの資料やその写しを展示して、みなさんを祇園祭に誘います。