「高校生と漢字・漢文」漫画コンテスト 入賞作品

2023年度 イラスト部門 佳作 茶柱さん「龍と虎」

作者コメント:中国古典文学には、妖術や天女、龍などの超越的なものから、虎やヘビなどの凶暴な動物まで、いろんなものが登場しているイメージがあります。今作は、その中から、対峙しているかのように描かれがちな龍と虎を描きました。「龍」の右半分が龍の体っぽいなーとか、「虎」の下の部分は足、上は頭っぽいなーとか思いながら描きました。

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2022年度 イラスト部門 佳作 緑茶を愛する者さん「現代版水滸伝」

作者コメント:晁蓋、呉用、公孫勝、劉唐、阮小七、小五、小二の北斗七星が出会い、梁山泊に入山するきっかけとなった生辰綱を奪うシーンを描きました。劉唐と小五、小二は先に行っている設定です。

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2022年度 佳作 胡麻田 ンゴさん「君は今頃四字熟語を叫ぶ」

作者コメント:高校の授業で、漢字検定の勉強で、クイズ番組で……ありとあらゆるシチュエーションで目にする四字熟語。それらがもし、特殊な力を持ち、とんでもない技を出すことが出来たら……という摩訶不思議な世界のお話です。今回のコンテストの為に、一生懸命ストーリーを考えました。楽しんで読んで頂けると嬉しいです。
 元々漢字や漢文は好きでしたが、四字熟語だけは苦手意識がありました。テスト勉強で20個ぐらいの四字熟語とその意味を暗記していた時は、まさに地獄でした。ある時は意味を間違えて恥をかき、またある時は漢字を忘れて赤っ恥……当時の私は、四字熟語に嫌悪感を抱いていました。
 しかしある日、ふと思いました。「四字熟語って、何か必殺技みたいだな。」と。例えば、疾風迅雷。何か強い風と稲妻が出て来そうで強いダメージを与えられる気がしますよね?他にも獅子奮迅、電光石火(これは某ゲームで技名になっていますが……)、風林火山……もう何かの漫画の必殺技にありそうな感じがします。ゲームやアニメが大好きな私にとってこのアイデアはかなり印象的でした。これまで単なる漢字4文字の集合体でしか見ていなかった四字熟語が、少し好きになりました。
 大学に入学してからは漢文にふれる機会は減りましたが、漢字、漢文、四字熟語への興味はあります。余談ですが、『鬼●の刃』や、『呪術●戦』の登場により、四字熟語に対する考えは確固たるものになりました。
 最後になりますが、ほぼ全て手書き(筆ペン)で仕上げた、四字熟語アクションギャグファンタジー漫画をお楽しみください。よろしくお願いします。
 ちなみに、作者の好きな四字熟語は、「酒池肉林」です。

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2022年度 特別賞 namoonさん「トホちゃん」

作者コメント:トホちゃんの冒険はこれからだ!!

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2022年度 特別賞 小釽さん「漢文と思い出」

作者コメント:好きな故事成語は「捲土重来」

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2021年度 特別賞 namoonさん「新・封三娘」

作者コメント:『聊斎志異』という中国清代の怪奇小説から、「封三娘」というお話を抜粋しました。中国文学のおもしろさを感じて頂ければうれしいです。

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2020年度 佳作 namoonさん「夏桃」

作者コメント:「人面桃花」という中国の昔話を元にして、現代版にアレンジしてみました。原作では主人公と娘は春に出会いますが、今作では、あえて「夏に出会うとどうなるのか」という視点で描いてみました。

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2019年度 佳作 てこすきーさん「あの人たちは今」

作者コメント:この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは関係ありませんので何とぞお許しください。

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