- トップ>
- 社会学研究科とは>
- 教員育成に対する理念および認定課程設置の趣旨
教員育成に対する理念および認定課程設置の趣旨
1.教員養成に対する理念
社会学研究科は、現代社会が提起する諸問題を、社会学と既存の学問諸分野との協同によって解明し、現代社会を総合的に把握し、社会的に要請される実践的課題にこたえる高度で専門的力量を持つ人材の養成を目的・理念としている。加えて、今日のグローバル化社会における国際的諸問題を把握し、その問題解決に向けて行政的、起業的、市民的貢献の可能性を探求できる専門的力量を持つ人材の養成を目的・理念としている。
以上のような教学理念と人材育成目的を踏まえて、社会学研究科では次のような力量を備えた教員を養成することを目指している。
- 授業力(確かな学力のもと、深い授業観を持ち、授業を遂行する)として、現代社会の提起する諸問題に対する感性と洞察力、およびそれらを総合的に把握・分析・解決するための社会諸科学の専門的知識を有し、それを授業の中に活かして学級運営および教育指導を円滑に進める力量を有していること。
- 児童生徒理解力(児童生徒を理解し児童生徒と適切に関わる)として、子どもたちを取り巻く現代社会の状況、生育・生活環境や子どもの発達に関する社会科学的視点からの理解に立って、一人一人の子供たちの発達状況を把握し、学びに対する要求を的確に受け止め、その成長に活かしていくことのできる力量を有していること。
- コミュニケーション力(学校における多様なコミュニケーションを行う)として、社会科学的知識や認識方法を活用して子どもたちの発達段階や生活状況に即したコミュニケーションを築くことができるとともに、教職員集団の一翼を担う者として責任ある協働関係を作ることができる力量を備えていること。
- マネジメント力(学校における各種マネジメントを行う)として、社会科学的認識に基づく実践的な課題解決能力の訓練を、学級経営・学校運営および日々の教育活動において直面するさまざまな諸課題に対する創造的なマネジメント能力として活かしていく力を持っていること。
- 教師としての自己形成力(教職に関する深い知識や倫理を身につける)として、社会科学的認識の蓄積や社会的諸課題に対する課題解決能力の訓練を通じて獲得した自己成長力を、教員としてのキャリア形成に活かし、プロフェッショナルな教員として自己研鑽を続ける力量を備えていること。
- 学び続ける力(学校教育をめぐる問題を解決するために学び続ける)として、社会科学的認識や実践的な課題解決手法に関する学びを深めた経験を踏まえ、職業的環境の中で自発的な自己研鑽能力としてこれを活用して学校運営及び教育実践に関わる学習活動を継続し、深い問題認識と有効な解決策の実践に繋げていく力量を備えていること。
2.認定課程の設置の趣旨
社会学研究科応用社会学専攻(中専修免(社会))
上に記した教員育成理念を掲げる社会学研究科では、さらに以下(1)〜(4)の専門力量を有する、高度専門職業人としての教員を養成することが可能である。
- 社会学の最新成果に依拠しながら、現代社会の諸現象・諸問題を広く多面的・多角的・歴史的な視野に立って理論的に究明できる。
- 理論研究とともに調査・統計学による実証分析を重視して具体的、実証的な解決の方向性を探求できる。
- 社会学のほか、経済学・政治学・心理学・福祉学・歴史学・環境学などの諸科学の協同・統合化により、広い視野に立って現代的な問題をホリスティックなアプローチを通して探求・解明できる。
- 現代の教育現場がかかえる諸課題について、多角的な視点から理論的に理解・探求できる。
このように社会学研究科の学びは、「日本史、外国史」「地理学」「法律学、政治学」「経済学、社会学」「哲学、倫理学、宗教学」といった諸領域に関連する内容を網羅するものであり、社会諸科学について幅広く高度な知見を獲得することができる。これらは、中学校社会科教員に求められる高度な力量と重なるため、中専修免(社会)の課程を設置し、質の高い教員の養成を目指している。
社会学研究科応用社会学専攻(高専修免(公民))
上に記した教員育成理念を掲げる社会学研究科では、さらに以下(1)〜(4)の専門力量を有する、高度専門職業人としての教員を養成することが可能である。
- 社会学の最新成果に依拠しながら、現代社会の諸現象・諸問題を広く多面的・多角的・歴史的な視野に立って理論的に究明できる。
- 理論研究とともに調査・統計学による実証分析を重視して具体的、実証的な解決の方向性を探求できる。
- 社会学のほか、経済学・政治学・心理学・福祉学・歴史学・環境学などの諸科学の協同・統合化により、広い視野に立って現代的な問題をホリスティックなアプローチを通して探求・解明できる。
- 現代の教育現場がかかえる諸課題について、多角的な視点から理論的に理解・探求できる。
このように社会学研究科の学びは、「日本史、外国史」「地理学」「法律学、政治学」「経済学、社会学」「哲学、倫理学、宗教学」といった諸領域に関連する内容を網羅するものであり、社会諸科学について幅広く高度な知見を獲得することができる。これらは、高校公民科教員に求められる高度な力量と重なるため、高専修免(公民)の課程を設置し、質の高い教員の養成を目指している。