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2023.07.26小西聡教授の研究グループが取り組む生体機能チップに関する研究成果がScientific Reportsに掲載
R-GIRO 第4期研究プログラム「センサ・マイクロマシンがつなぐ、革新的サイバーフィジカルシステム(CPS)モデルの医療健康分野への展開」プロジェクトのプロジェクトリーダー小西 聡教授(理工学部機械工学科)の研究グループが取り組む生体機能チップOrgan-on-a-Chipに関する研究成果がScientific Reports(英国科学誌ネイチャーの姉妹誌)に2023年7月17日付で掲載されました。
生体機能チップとはチップ上に臓器の細胞を培養し臓器の機能を再現したもので、生体外で生物学的現象を評価するために広く活用されています。
本研究では小腸の再現を目指して開発した人工筋肉により開閉可能な管状構造マイクロマシンに透過性フィルターを搭載することで薬剤の細胞吸収評価に加えて透過評価も可能にすることが示されました。
本研究成果は生体外薬剤スクリーニング技術のさらなる向上に貢献することが期待されます。
論文情報
・論文名:Openable artificial intestinal tract device integrated with a permeable filter for evaluating drug permeation through cells
・発表雑誌:Scientific Reports