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2026.03.24山末 英嗣プロジェクトリーダー、秋津 裕チームメンバーらの研究成果が「Nutrients」に掲載|健康問題は「情報の問題」ではなく「設計の問題」
R-GIRO 第4期研究プログラム「資源パラドックス問題の解決に向けたマルチバリュー循環研究拠点」プロジェクトリーダーの山末 英嗣教授(理工学部機械工学科)、チームメンバー秋津 裕准教授(立命館グローバル・イノベーション研究機構)らの研究成果がNutrients(MDPI)に掲載されました。
本研究では、若者の食事の行動変容を促すため、ゲーミフィケーションという概念を援用し、実際に行動がどのように変化するかを検討しました。その結果、若者の食行動は単なる栄養知識の有無だけでなく、心理的要因や環境的要因の影響を受けることが示されました。特に、「自分は健康的な食事を実践できる」という自己効力感が、食行動に最も強く関与する要因であることが明らかとなりました。
また、栄養管理アプリにおける星評価機能の検討では、栄養バランスの改善とともに、食事に対する気づきが高まる傾向がみられました。一方で、客観的な評価が提示されることにより、自身の食行動に対する評価が厳しくなり、自己効力感や行動評価が一時的に低下する可能性も示唆されました。
これらの結果は、健康行動の促進において、単なる知識提供にとどまらず、心理的側面や行動を取り巻く環境の設計が重要であることを示しています。今後は、個人の自信や気づきを適切に支えながら、行動変容を促す仕組みづくりが求められます。
論文情報
・ 論文名: Developing an Empirical Theory of Planned Behavior Model of Healthy Dietary Choice and Evaluating Gamified Feedback Among Japanese Young Adults・ 著者: Yutaka Akitsu, Yoko Yamakata, Eiji Yamasue
・ 発表雑誌:Nutrients(MDPI)
・ 掲載日: 2026年2月20日
・ DOI: 10.3390/nu18040686
・ URL: https://doi.org/10.3390/nu18040686