政策科学部

科目名
都市マネジメント論
担当教員
高田 昇教授
私がおすすめします!

奥川 慶之さん(政策科学部2回生)

奥川 慶之さん(政策科学部2回生)
どんな授業?

行政や企業、NPO、特に市民がどのように地域に関わっているのかということを学ぶことができます。また、ワークショップでは「市民参加」ということを学び、体験することができます。

おすすめの理由は?

この授業の特徴はワークショップが積極的に行われることです。身近なテーマを取り上げ、地域の問題やあり方について学生同士が意見を出し合い議論します。最近では「大学全面禁煙化への課題」について話し合いました。

授業を受けた感想、役立ったこと

身近なテーマでワークショップを行うことで、意見や考えを積極的に発言することができます。グループだけでなく全体で意見を共有する時間もあり、意見が同質的なものだけではないこともおもしろいです。特に印象に残っているテーマは「茨木キャンパス構造について」です。「もしかしたら、自分の意見が反映されるかもしれない!」と、話し合いが白熱しましたね。

高田 昇教授

高田 昇

この講義では「理論」「実例」「学生と共に考える」という3つの構成要素があります。
これまで子育てや高齢者サポート、地域活性化などの地域が抱える課題は、行政や民間企業が担ってきました。しかし、ここ十数年、社会サービスや都市の問題は膨れ上がり、それを補う行政の財政は弱まっています。市民も行政や企業とともに行動を起こし、地域に関わっていくことが必要です。また、その関係者の意見を集約する機会やマネジメントが求められています。新しいまちづくりに取り組む自治体をモデルにあげ、都市の社会背景や新しい仕組みの方法論などを理論的に身につけていきます。講義の中で行うワークショップでは、「公共の文化ホール内にあるカフェやレストランでお酒を提供するか」という問題などをテーマに設定し、その是非を議論します。問題に対して学生一人ひとりが考え、さまざまな意見を整理するプロセスを体験しています。これからの社会では、企業であっても地域とのつながりを大切にすることで活路が拓かれます。また市民として地域づくりに関わる素養を学ぶことで、豊かなライフステージを築くことができると思います。