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立命館西園寺塾10周年特別企画 第九弾「年縞博物館&水月湖フィールドワーク」を実施

2025年6月21日(土)~22日(日)、立命館西園寺塾10周年特別企画 第九弾として「年縞博物館&水月湖フィールドワーク」を実施しました。

立命館西園寺塾では、1期生(2014年)から11期生(2024年)まで、中川毅先生(立命館大学古気候学研究センター長)に講義いただいています。
今回、講義でもお話しいただきました中川毅先生の研究テーマ「年縞」について学ぶべく、福井県三方上中郡若狭町にある「年縞博物館」を修了生30名で訪問しました。

まず、1時間レクチャーをいただいたのち、中川毅先生にご説明いただきながら館内を見学。中川先生の熱い想いと水月湖・年縞の可能性とロマンに想いを馳せました。
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その後は、浦見川歩道橋から、水月湖と久々子湖をつなぐ三方五湖最大規模の人工水路を見学しました。


1日目の最後は、中川毅先生を囲みながら、期を越えて交流を深めました。

 


2日目は水月湖を訪れ、11年ぶりの年縞掘削の現場をクルーズ船で見学。実際に掘り上げた年縞を研究試料として保存する過程も見せていただきました。





最後に、三方五湖を上から見下ろせるレインボーライン山頂公園を訪れ、水月湖が年縞研究にとって奇跡の湖となった理由について体感し、中川毅先生との濃密な2日間を締めくくりました。




■ご参加いただいた修了生の感想
【10期生 池田 舞さん(富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社)】
関わってらっしゃる方々一人一人の知識、能力、情熱が遺憾なく発揮されている素晴らしい数々のプロジェクトに、心から感動しました。
目指すゴールが明確で、なぜ目指すのか、その更に先にあるものは何か、という共通した価値観と「やってみたい!」という爆発的好奇心をメンバー一人ひとりが持っていたからこそ、プロジェクトが成功し、皆さんが輝いて見えるのだと思います。
自分が興味を持ってやりたいと思ったことを、生きている内にやること自体が(成功する・しないに関わらず)私の人生において重要なことなのだと、気づくきっかけになりました。
私も一歩踏み出して、悔いのない今を生きていきたいと思います。ありがとうございました!
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【11期生 小島 正子さん(株式会社読売広告社)】
「中川毅先生の、あの講義をもう一度体験したいな」。
湖に堆積した年稿がいかにして世界の標準時計になったのか、そして年稿が語る古気候から人はどんな普遍的な学びを得ることができるのか。科学の面白さや奥深さを教えていただいた西園寺塾での通常講義がとても印象に残っており、「その追体験をしたい」という思いで今回のフィールドワークに参加しました。

しかし実際は、単なる講義の追体験ではなく、【世界の年稿研究者が繰り広げる痺れるデッドヒート】【関わった研究者やチームメンバーそれぞれの奮闘や挫折・達成】【年稿博物館の展示物の知られざる秘話】【実際の年稿試料の取り出し方の見学】などアナザーストーリーが満載で、期待を遥かに超え、心を奪われっぱなしの2日間でした。講義でお聞きした内容は中川先生にとってはほんの一部分でしかなく、実際は壮大な物語であることを改めて感じることができ、貴重な体験となりました。フィールドワークに参加できたことに感謝しています、ありがとうございました!!うなぎもおいしかったです。
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▼なお、敦賀駅の近くにある「氣比神宮」も訪問しました。
本郷真紹先生(立命館大学文学部特命教授)による事前解説動画で学んだうえで訪問したため、充実した参拝となりました。


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2025年度 立命館西園寺塾 6月7日講義「貨幣なき市場経済は実現可能か? 〜感情・制度・歴史から考える〜」

2025年6月7日(土)
講師:大阪大学大学院経済学研究科 教授
   安田 洋祐

・12:00~12:45 講義1「自己紹介+α」
・12:45~14:00 グループディスカッション1
・14:10~15:00 講義2「制度設計編」
・15:00~15:35 グループディスカッション2
・15:45~17:00 講義3「歴史分析編」・質疑応答

【指定文献】
『岩井克人「欲望の貨幣論」を語る』丸山 俊一【著】東洋経済新報社
『22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する』成田 悠輔【著】文藝春秋
『最後通牒ゲームの謎 ◇進化心理学からみた行動ゲーム理論入門』小林 佳世子【著】日本評論社

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2025年度 立命館西園寺塾 5月31日講義「民主主義とは何か」「民主主義のつくり方」

2025年5月31日(土)
講師:東京大学 社会科学研究所 所長・教授
   宇野 重規

・13:00~14:00 講義「民主主義とは何か」
・14:00~15:10 ディスカッション(質疑応答)
・15:25~16:30 講義「民主主義のつくり方」
・16:30~17:10 ディスカッション(質疑応答)

【指定文献】
『民主主義のつくり方』宇野 重規【著】筑摩書房
『民主主義とは何か』宇野 重規【著】講談社

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2025年度 立命館西園寺塾 5月24日講義「弱い人間が創る世界」

2025年5月24日(土)13:00~17:00
講師:立命館大学グローバル教養学部 教授
      山下 範久

・13:00~14:25 講義1
・14:35~16:00 講義2
・16:10~17:00 ディスカッション(質疑応答)

【指定文献】
『NEXUS 情報の人類史 上: 人間のネットワーク』ユヴァル・ノア・ハラリ【著】柴田 裕之【翻訳】河出書房新社
『NEXUS 情報の人類史 下: AI革命』ユヴァル・ノア・ハラリ【著】柴田 裕之【翻訳】河出書房新社
『庭の話』宇野 常寛【著】講談社


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2025年度 立命館西園寺塾 5月17日講義

2025年5月17日(土)
講師:東京大学東洋文化研究所 所長・教授
   中島 隆博

・13:00~16:40 講師と塾生との対話
・16:40~17:00 まとめ

【指定文献】
『小さな倫理学入門』山内 志朗【著】慶応義塾大学出版会

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2025年度立命館西園寺塾(12期生)開講式および記念講義・フィールドワークを開催

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5月10日(土)、立命館朱雀キャンパスにおいて社会人対象のグローバルリーダー育成講座「立命館西園寺塾」の開講式を行いました。
第12期塾生として、産業界等の第一線でご活躍の19名が入塾しました。

開講式では、森島朋三・立命館西園寺塾塾長(学校法人立命館理事長)が挨拶を行い、塾生に立命館西園寺塾の意義と塾生に対する期待の言葉を贈りました。 
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続いて、塾生を代表し、日本航空株式会社の竹内政壽さんが決意の言葉を述べました。


その後、塾生一人ひとりに決意を表明いただきました。

開講式終了後、「西園寺公望の志~立命館西園寺塾塾生に期待すること」と題して、西園寺裕夫・立命館西園寺塾名誉顧問による記念講義を実施しました。


その後、1泊2日のフィールドワーク(下記日程)を実施しました。

5月10日(土)
 奈良文化財研究所
5月12日(日)
 東大寺・二月堂・唐招提寺・薬師寺


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立命館西園寺塾10周年特別企画 第八弾「能に親しむ」を実施

2025年4月19日(土)、立命館西園寺塾10周年特別企画 第八弾「能に親しむ」を実施、50名を超える修了生が集いました。

今回は、国立能楽堂にて実施された「金剛定期能 東京公演」を鑑賞しました。

【演目】
能 「歌占」 金剛 龍謹
狂言「痩松」 野村 萬斎
能 「天鼓 盤渉」 金剛 永謹

多くの方が初めての能鑑賞であることをふまえ、9期生(2022年度)から京都フィールドワークにてお世話になっております金剛流能楽師 金剛龍謹さんにご協力いただき演目の解説動画を作成、事前に学んだうえで鑑賞しました。

公演後には、金剛龍謹さん、そして7期生(2020年度)から京都フィールドワークにてお世話になっております森清顕さん(清水寺 執事・教学部長)を囲んでの懇親会を実施しました。
能鑑賞で感じたことや質問など直接お話しさせていただき、当日の演目に関してはもちろん、「能とはなにか」「能の魅力」などについて、更に理解を深めることができた有意義な一日となりました。

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