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地域の健康・福祉課題に取り組む
地域健康社会学研究センター
滋賀県の長寿の秘訣を研究する
滋賀県は全国平均寿命都道府県ランキングで日本有数の長寿県である(平成27年)。地域健康社会学研究センター長の早川岳人教授は、滋賀県からの受託研究として、滋賀県の長寿の要因のデータ分析研究を行う。単に、生活習慣病の危険因子改善にとどまらず、住民の生活背景や社会背景も視野に入れた社会的要因との関連を明らかにしていく。この研究で判明した長寿・健康の要因は、他の都道府県や地域へのロールモデルとして還元され、社会格差、健康格差を是正していく糸口を探っている。
2015年から2019年の5年分のデータ分析
滋賀県国保連合会が保有する過去5年分の健診・医療・介護データの分析だけでなく、滋賀県下の各地域の既存データを使用し、滋賀県との研究計画の打合せなどを綿密に行うことで正確な分析を目指す。抽出される要因を地域に対してハイリスクアプローチと共にポピュレーションアプローチの重要性を発信している。複数の市町村において、健診やレセプト等のデータを活用し、健康課題を把握し活用するための「データヘルス計画」に関わり、各自治体が効果的なデータヘルス計画の実現を働きかけている。
団体情報
地域健康社会学研究センター
- 電話番号
- 075-465-8475
- health-c@st.ritsumei.ac.jp