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文化遺産を未来に受け継ぐ地域社会の担い手を育む
立命館大学歴史都市防災研究所
みんなでつくる地域の安全安心マップコンテスト
私たちの身のまわりには、地震や津波、台風や集中豪雨といった自然災害や、自動車や自転車との交通事故、不審者などによる犯罪など、安全安心を脅かすものが常に存在しています。こうした危険から身を守るためには、身近な地域の情報を事前に把握しておき、危険に備える必要があります。しかし、多くの子どもは情報の収集能力が十分ではありません。そこで、大人と一緒に身近な地域の情報を集め、地図を作ることで、身近な地域にどのような危険が潜んでいるのかを、自らの体験を通じて理解したうえで、周囲とその情報を共有することができると考えられます。立命館大学歴史都市防災研究所では、このような地図の作成を通じて地域の安全安心を考える取り組みを評価し、促進するために、2007年度より小学生を対象に「地域の安全安心マップコンテスト」を実施しています。
健全な地域社会が存在してこその文化遺産
災害で周りの社会がなくなり文化遺産だけが残ったとしても意味はなく、健全な地域社会が保たれたまま何代も続くことが文化遺産を未来に受継ぐ基盤になります。小学生が親をはじめとする大人と一緒に身近な地域の情報を集め、地図を作ることで、身近な地域にどのような危険が潜んでいるのかを、自らの体験を通じて理解したうえで、周囲とその情報を共有することができる取組だと考えられます。
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