未来への種まき

For sustainable growth

人が持つ潜在的な可能性を追求する

立命館大学
漆原 良教授
産業社会学部

一番大切にしたいと思うゴールは?また、そう思った理由は?

私は運動生理学を専門としています。そのうえで、人が持つ潜在的な可能性の追求を研究や教育の根底に置いています。

スポーツをするなかで、良い道具を使うことでパフォーマンスを上げようと考える人は多いと思います。しかし、いい道具さえあればよい、言い換えるとお金さえかければよいというのは、競技のパフォーマンスを向上させるという本質から外れていないでしょうか。そこで私は、スポーツのパフォーマンスを向上させるために「人間の純粋な身体機能を高めること」を研究対象にしています。

これから取り組みたいことはありますか?

私はこれまでの研究から、人には様々な可能性があり、その可能性によってどんな状況においても自分を変えられるのではないかと考えています。この視点からさらに研究を行うのはもちろんのこと、こうした視点を学生たちに伝えていきたいと思っています。

 

こうした考えを発信することで気づきを得る学生がいれば、今度はその学生たちが周りの人や子ども達に伝えていくことにつながります。一人の考えではなく、ムーブメントにしたいですね。ただし、これも私が研究から得た一つの考えとして、さらに色々な視点や論点から考える機会を提供し、より良い考えや発想の構築に繋がっていければいいなと思っています。
  1. Home
  2. 未来への種まき
  3. 人が持つ潜在的な可能性を追求する