2021.07.07 education
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educationのニュース
2021.07.05 education
スポーツ栄養学:スポーツ現場における「スポ健卒管理栄養士」の活躍
2021.07.01 education
MRI・MRSを用いた骨格筋特性評価とスポーツパフォーマンス
2021.06.30 education
スポーツマネジメント論:特別講義「曲がり角に来た五輪ビジネス-ど~してこうなった?ど~すればいい?-」
去る2021年6月28日の「スポーツマネジメント論」において、本学部の客員教授であり、桜美林大学教授の小林至先生に開催まで1ヵ月を切った「東京オリンピック・パラリンピック」にちなんだテーマでご講演いただきました。今次の状況を踏まえて、オンラインでの授業となりましたが、時勢を捉えたテーマということもあり、学生を引きつける授業となりました。
小林先生は、東京大学から3名輩出されたプロ野球選手の一人であり、千葉ロッテマリーンズに2年間在籍され、引退後、海外で学位取得後、福岡ソフトバンクホークスの取締役などを歴任され、現在、桜美林大学教授として、スポーツ経済学などの教育・研究を手掛けられています。
講義では、まず、2021年5月5日付けにおける「ワシントン・ポスト」のコラムの一節を紹介され、オリンピックにおけるIOC(国際オリンピック委員会)のビジネス手法に世界中から批判が殺到していることと、その理由について述べられました。そして、そもそも「近代オリンピック」がどのように発祥し、「近代オリンピックの父」と呼ばれるピエール・ド・クーベルタン伯爵がどのように苦心しながら、オリンピックを開催・運営していたのかについて述べられました。
次に、オリンピックが過渡期を迎えた1976年に開催された「モントリオールオリンピック」と、1984年に開催された「ロサンゼルスオリンピック」の事例を取り上げながら、「オリンピックビジネス」について説明されました。とりわけ、前者のモントリオール大会では、財政難に苦しみ、オリンピック開催後、30年もの期間、市民が「宴の後始末」となった多額の負債に苦しめられていたこと、またこの大会を機に、オリンピック開催に名乗りを上げる都市がいなくなったこと、そして、「国威発揚」として、税金を投じるのではなく、「完全民営化」を掲げたピーター・ユベロス氏がロサンゼルスオリンピックで500億円以上の黒字を生み出す、「ビッグビジネス」になったビジネススキームなどについて説明されました。
その一方で、「儲かるビジネス」となったオリンピックビジネスが、IOCに巨額の富をもたらすものの、開催都市は、全く儲からない仕組みについても説明され、開催に名乗りを上げる都市が激減していることや、このままでは「人類の宝」ともいえるオリンピックというビッグイベントが消滅してしまいかねないため、「持続可能な五輪のための提案」について具体的に述べられました。
小林先生の講義は、先端の情報を提示したり、またこの1年間のオンライン授業のスキルも活かしたりしながら、授業を進められました。授業は、有意義であっただけでなく、あっという間に講義時間が終わり、講義後に学生が講義内容について、熱心に質問するシーンも見受けられました。
2021.06.25 education
スポーツ健康科学セミナーⅡ:専門商社の仕事(特別講演)
2021年6月24日木曜日、標記の授業にて、株式会社ミナト代表取締役社長の湊浩と営業部門・管理部門統括部長の山田泰資氏に来学いただき、「専門商社の仕事」について、特別講義をしていただきました。湊社長は、本学法学部卒業の校友でもあります。
株式会社ミナトは、創業70年以上の歴史を誇る企業であり、業務用の食料品・青果・酒類の卸売業からの取引基盤を活かし、現在は、顧客のニーズに合わせた食材を探索、コーディネートすることによって、「食の京都」を下支えする「食のプラットフォーマー」へと経営改革を遂げようとする専門商社です。業務用食品卸売業は、競合他社がひしめき合う「レッドオーシャン」のビジネスであり、顧客に価値を届けること以上に、ビジネス上の優位性は、「価格」であり、それが取引の鍵を握っているとのことでした。そのため、銀行マンから転身され、家業を継ぐことになった湊社長は、このままでは利益率が下がる一方で、会社の発展が望めなくなると判断されたようです。そして、湊社長は、「ブルーオーシャン」を探究しなければと考えられ、経営改革に乗り出されました。その片腕となられたのが、同じ銀行マンであり、昨年から株式会社ミナトに出向されている山田部長だということでした。
湊社長が考えられた経営改革は、東京、パリ、大阪、ニューヨークという飲食店の店舗数が京都よりも何倍、何十倍とひしめく中で、京都は「ミシュランガイド」で世界2位を誇る地位にあり、「京食材」への注目が集まり、「食の京都」として、ブランド価値が向上しているところに目をつけられたようです。先にも示したように、食品流通業界における画一的な商材を取り扱う既存事業は差別化が図りにくく、価格競争で消耗戦が強いられるため、顧客の要望にあった食材の提案、独自性のある食材の調達、また多様化する顧客層への対応に応じるような新しい事業展開に活路を見出そうとされました。
とりわけ、興味深い株式会社ミナトの理念は、「料理人の要望にあったこだわりの食材を、ストーリーとともに届けることで、『美味しい』を提供し、食される人、料理人、生産者、そしてミナトの『4者の幸せ』を実現する」というものであり、「4×WINの実現」を掲げられています。今後は、京都府・京都市における農業関連の会議や農家の流通・販売のコンサルティングなど、様々なステークホルダーとの「Co-Work」を手掛けるとともに、買収した八百屋事業の展開や契約農家とのパイルの増強といった青果部門の強化、またVR(Virtual Reality)を活用したB to Cビジネスの展開など、新たな事業展開を考えていらっしゃるようでした。
受講学生にとっては、いままであまり感じることができていなかった「中小企業の魅力」について考え、キャリアの視野を広げる機会になったことと思います。
2021.06.25 education
専門演習Ⅲ:ロシアのスポーツビジネス
ロシアのスポーツ業界は、知らないことばかりで、また3カ国語を操るエンジェさん自身に対しても、驚きにも近い多くのことを教えていただきました。エンジェさんにとっては、日本語でのご講義は英語よりも負担になります。そのため、ゼミ生たちに事前の質問や講義後のコメントに英語を用いることを提案したところ、(大変ながらも)多くの学生が英語での記述にチャレンジをしてくれました。
長く続くコロナ禍において、海外への留学が難しくなっていますが、既に海外で学んでいる留学生たちもまた、帰国がしにくいという困難を抱えています。そのような状況であっても日本で学び続けるエンジェさんのご講義は、ゼミ生たちにとって新しい経験や気づきを与えてくださるものでした。
エンジェさんには、ご講義の前後にも「エンジェ先生、エンジェ先生」と呼ぶゼミ生たちと多くの交流をしていただきました。
LATYPOVA Endzheさん、ありがとうございました。
Note:1) PEST分析は、Political(政治的)、Economical(経済的)、Social/Cultural(社会文化的)、Technological(技術的)の視点を用いたマクロ環境分析です。スポーツマーケティング論でも学ぶフレームワークです。
2021.06.18 education
第4回スポーツ健康科学会『藍星賞』の受賞者が決定しました
顕著な業績・功績をあげた若手を中心とした教職員・学生を顕彰する表彰制度である「藍星賞」について2020年度は下記の4名の方が受賞されました。おめでとうございます。
2. 教育部門 菅 唯志先生
3. 国際部門 前大 純朗先生
4. 社会連携部門 髙尾 憲司さん
2021.06.11 education
スポーツ健康科学セミナーⅡ:民間フィットネスクラブの仕事(特別講演)
2021年6月10日木曜日、コロナ禍の状況ではあるものの、標記の授業にて、株式会社ルネサンス執行役員の澁谷弘衛氏と海外事業推進部次長の阿部洋介氏に来学いただき、「民間フィットネスクラブの仕事」について、オンラインで特別講義をしていただきました。
阿部氏は、まず、株式会社ルネサンスの企業理念である「生きがい創造企業」を提示しながら、企業の社会的存続意義について説明され、サービス産業で鎬を削るフィットネス業界に身を置く企業として、業界を支え、イノベーションを図りながら、「スポーツと健康のソリューションカンパニー」として成長を遂げてきたのかについて述べられました。
次に、売上高や営業利益、開設クラブ数の推移などについて実際のデータを提示されながら、コロナ禍の厳しい経営環境における業界の動向や構造の変化について説明されました。とりわけ、近年では、フィットネスクラブの「三種の神器」といわれた「ジム・スタジオ・プール」に加え、様々な付帯施設を備えた総合スポーツクラブよりも、暗闇フィットネス、ヨガ、ピラティス、レジスタンストレーニングといった活動に代表されるようなコンセプト型スタジオ、また24時間型ジムやパーソナルジムなどに特化した小規模業態のクラブが増加し続けている状況などについても説明されました。
その他にも、健康やフィットネスにかかわる企業は多種・多様化し、阿部氏は、「カオスマップ」として、複雑なビジネス環境と厳しい競争環境下に置かれている業界の状況について具体的に説明されました。ただ、その一方で、諸外国に比べて人口あたりの店舗数やフィットネス人口が少ないこと、また子どもの体力低下と肥満の増加、テレワークの増大にともなう身体活動量の減少、高齢者の認知症予防や介護予防、さらには、AIの導入やDXの加速度的な進展を踏まえて、民間フィットネスクラブは、これまで蓄積したノウハウや英知を結集し、多様な事業展開や社会的課題にソリューションを講じることによって、さらなる業界の発展を遂げることが可能であるとも述べられました。
講義後、受講学生からは、ルネサンスが展開している海外事業をはじめ、様々な質問が寄せられました。受講学生にとって、「単一の事業体」から「複合事業」への転換を図ろうとしているルネサンスに対して、また民間フィットネスクラブのビジネスに対して可能性を感じる機会になったものと思われます。
2021.05.28 education
スポーツ健康科学セミナーⅡ:保健体育教諭の仕事
去る2021年5月27日木曜日に、ロンドン五輪シンクロナイズドスイミング(現在、アーティスティック・スイミング)の日本代表選手で主将も務められた小林千紗先生に、「保健体育教諭の仕事」というタイトルで講演していただきました。
小林先生は、本学経済学部の卒業生でもあり、現在は、京都文教中学・高等学校で保健体育科の教員として教鞭を執る傍ら、アーティスティック・スイミングの強化やオリンピズムの普及にも尽力されています。
小林先生は、講義で自身が目指す「保健体育科の教師像」として、①健康を身近に考える、②生涯に渡り、運動・スポーツにかかわる、③生徒と一緒に成長する、④時代と共に生きる、⑤オリンピックを身近に感じてもらう、という5つを掲げられました。とりわけ、印象に残ったのは、オリンピアンでトップアスリートとして競技を極められてきた小林先生が、「『勝ち』にこだわると、『価値』を見失う」とおっしゃったことです。保健体育教諭として、生徒たちが自ら身心の健康を保つために必要な「セルフコントロール」を身につけ、健康に対する考えを深めるとともにその価値について、一人ひとりの生徒がそのことを考えることができるようになることが重要であると述べられました。
また保健体育教諭は、喜びや悔しさを生徒とともに分かち合い、生徒が生涯に渡って、運動やスポーツとかかわり続けたいと感じるような態度を養うことが重要であると述べられました。そして、そのためには、知識や技能はもちろんのこと、一生、高めることができる「人間力」を向上させ続けて、「教員の質(資質)」を上げる努力が必要であると述べられました。
最後に、後輩となる受講生に以下の言葉を贈って、特別講義を締めくくられました。
どちらが楽か、ではなく、どちらが楽しいか どちらが正しいか、ではなく、どちらが温かいか どちらが得か、ではなく、どちらが徳か どちらが損しないか、ではなく、どちらが後悔しないか |
2021.05.06 education
佐久間春夫(現・甲子園大学長、前スポーツ健康科学部教授)先生より 10周年記念誌刊行のお祝いを頂きました!
スポーツ健康科学部を2018年度末でご退職された佐久間春夫先生(現・甲子園大学長)
より、先日刊行した10周年記念誌のお祝いを頂戴しました。
佐久間先生、ありがとうございます!
教職員でスポーツ健康科学部・研究科の一層の発展に励みたいと思います。
写真は
・10周年記念誌を主として作成された橋本健志先生とお祝いの胡蝶蘭
・2019年1月7日に開催された退職記念講演の様子
です。
2021.03.05 education
2020年度入学生(新2回生)の立命館大学・大学院入学式の実施について(2021年4月4日)
ご入学から1年(あるいは半年)が経過したこの時期での開催となりましたこと、また皆様へのご案内が遅くなりましたことを深くお詫び申し上げます。
さまざまな事情により、キャンパスでの出席が難しい学生・大学院生の皆様、保護者・ご家族・ご友人等の皆様に向けて、入学式の様子をオンラインでライブ配信します。是非ご覧いただきますよう、お願い申し上げます。ライブ配信は、入学式当日 大学ホームページ(HP)「入学式特別サイト2020」からご覧いただけます(ライブ配信の映像は、入学式終了後もオンデマンドで視聴可能です)。
2021.03.05 education
2021年度 立命館大学・大学院入学式の実施について(2021年4月実施)
なお、さまざまな事情により、キャンパスで出席できない新入生や、保護者・ご家族・ご友人等の皆様、在校生に向けて、式典の様子をインターネットでライブ配信します。(ライブ配信の映像は、式典終了後もオンデマンドで視聴可能です。)
2021.03.05 education
2020年度 立命館大学卒業式・大学院学位授与式の実施について(2021年3月実施)
20200.12.01 education
スポーツ健康科学部・研究科の保護者とご家族の皆さま方へ
新型コロナウイルス感染の「第3波」が訪れ、日本各地で感染者数が再び増加し始めています。このような状況において、スポーツ健康科学部と研究科に所属する学生諸君ならびに保護者・ご家族の皆さま方におかれましては、「耐え忍ぶ」という日々を過ごされていることと存じます。皆さん、心身に支障を来すような状況に陥っていらっしゃらないでしょうか?私たち人間は、創意工夫を凝らしながら、数々の苦境や困難を乗り越え、これまで人の営為によって様々な文化を築き、社会を支えてきました。今次の状況も、一人ひとりが他者や種々の社会のことを慮りながら、日々の営みを少しでもより豊かなものにすることができればと願っています。
現在、大学では、対面授業、Web授業、対面とWebの混合による「ハイブリッド授業」を展開し、学生に学習機会を提供しています。対面授業では、教室収容人数の50%以下の教室要件で、教員・受講学生ともに一定の距離を保ちつつマスクを着用し、授業を進めています。対面授業は録画し、種々の理由によって登校できない学生に対する学習機会を保障するようにも努めています。とりわけ、新入生に対しては、大学での学修スタイルと学習習慣を養ってもらうために、「基礎演習」という授業をハイブリッドで進めながら、オンキャンパスでの学びを実感してもらうような工夫を凝らしています。同時に、この授業では、受講登録やレポート課題の作成など、新入生の学習面での不安を解消するため、大学での学習経験を有する上回生が新入生に対するピアサポートを施し、対面とオンラインで様々な相談に応じたり、学生間の仲間づくりなどにもリーダーシップを発揮してもらったりしています。
Web授業では、対面授業のようなリアル感を追求するとともに、授業コンテンツやそれをもとにした動画の作成に力を注ぎ、「授業を受講する」という緊張感を保つように工夫しています。またオンラインソフトを駆使しながら、グループディスカッションを実施したり、チャット機能を用いて質疑応答の機会を増やしたりするなど、Web授業ならではの強みを活かした授業を進めています。
キャンパスでは、ネットワークやパソコンによる学習環境が整わない学生のために、マルチメディアルームやWeb授業を受講するためのスペースを提供しており、また書籍の貸出や文献検索などが自由にできるように、図書館も平時と変わらない状況で開館しています。その他、食生活や学生生活をサポートするため、立命館大学生協では、パーティションの設置や感染予防対策を十分施した上で、食堂やショップなども開館しており、制約された環境下とはいえ、学生のキャンパスライフを維持するように努めています。
諸外国ではワクチン開発が治験段階を終え、国の承認を得るための手続きに入り、わずかな希望の光が見え始めました。とはいうものの、感染者の増加は収まらず、まだまだ不安が払拭されるような状況ではありません。英知が結集された世界の科学技術を信じつつも、「新しい生活様式」という言葉をポジティブに受け止め、「挑戦をもっと自由に」という中長期ビジョンを掲げる立命館学園の教職員が一丸となって、「大学で何を学び、何を身につけたのか」ということに対して、責任を持つだけでなく、果敢にチャレンジし、振り返ったときに、「本当に立命館大学で学んでよかった」と思えるような場と時をプロデュースするように努めます。そして、学生や保護者・ご家族の皆さま一人ひとり対して丁寧に向き合いながら、豊かなキャンパスライフの創造と未来を生み出す人財の輩出に最大限の努力を尽くしたいと思います。
これまでも、これからも私たち教職員は、学生の学びを全力でサポートしたいと思います。
2020年12月1日
スポーツ健康科学部学部長・スポーツ健康科学研究科長 長積 仁
2021.02.19 education
岡山大学主催シンポジウム SGU×SDGs Beyond2030
伊坂 忠夫 立命館大学副学長が第2部パネリストで参加されます。
第3部は歌手AIさんのメッセージを含めてOne Young Worldのセッションがあります。
生徒、学生、院生のみなさん、是非ご参加ください!
2021.02.16 education
正しく恐れて教育研究・学生生活を充実させよう―新型コロナウイルス感染症
教育研究活動・学生生活を充実させるためにも新型コロナウイルス感染症を正しく理解し、感染拡大防止策を徹底しましょう。
2021.02.10 education
真田樹義教授の記事がアエラ’21.2.15 No.7に掲載されました
アエラ’21.2.15 No.7「現役世代こそフレイル予備軍」にスポーツ健康科学部教員による記事が掲載されました。
「AERA dot.」(電子版)でも閲覧できます。
https://dot.asahi.com/aera/2021020900052.html?page=1
<記事引用>
サルコペニア対策を40歳前後から始めることを推奨するのが、立命館大学スポーツ健康科学部の真田樹義教授だ。
「いずれは誰もがメタボ対策からサルコペニア対策にシフトチェンジしなければならないときがきます。このタイミングは人によってばらばらなのです。」
「メタボタイプ」か「サルコペニアタイプ」かの簡単な問診チェックができます。
2021年2月15日号
2021.01.14 education
スポーツ×栄養で地域スポーツクラブを通じた『ひとづくり』
食育としては、正しい食習慣をつけるために知識だけでなく、意識を高める取り組みを行いその効果(選手の身長・体重の変化)を検証することで、意識の重要性が明らかになった仰っていました。
このようなサッカーだけでなくその他の活動を行うことは、個々の選手が活躍する場をつくり、選手が「どうなりたいか」を考えることを大切にでき、いきる力(生きる・活きる)トレーニングとなっているそうです。結果として、練習量は決して多くなくても、OG・OBからプロ選手が3名排出され、ほとんどの選手が高校においてサッカーを継続し試合で活躍しているそうです。
さらにビジネスとしては、コロナ禍で浮き彫りになったスポーツ産業の現状を踏まえた、今後のビジネスモデルの展望も伺えました。今進めている事業のなかで、コミュニティづくりとして「どんぐりパーク」子ども専用のスタンドのあるスタジアムを建設中であることも紹介していただきました。スポーツをどのようにビジネスをしていくかを考えていくきっかけとなりました。
やりたいことをやるでなくても夢の解像度が低くても実現でき、仕事以外でも得られることはたくさんあること、続けること、働き方に生き方を侵食されず自分の幸せも大切にすることが大事であるとメッセージをいただきました。
今回地域スポーツクラブスタッフとしての小学生選手や地域への関わり方の事例をうかがえたことは、今後就職活動を進めていく3回生にとって、進路に関する視野を広げる機会となったと思います。
2020.12.17 education
学び宣言-作成
2020年12月17日の4限、「スポーツ健康科学特殊講義」の授業に、Learning in Contextより植竹康之先生をゲストスピーカーとして招聘しました。
2020.12.17 education
暑熱・循環生理学
2020年12月16日の3限、「運動生理学」の授業に、大阪市立大学教授の岡崎和伸先生を招聘し、「暑熱・循環生理学」について講義いただきました。
すっかり冷え込んできましたが、今年の夏は猛暑だったのを思い出してください。延期とはなりましたが、東京オリンピックはそうした暑熱で開催されるわけでした。これまでのデータから、短距離などのスプリント競技では暑熱環境は時としてパフォーマンス向上に繋がるものの、持久性の運動、特に長時間のマラソンなどの競技では、数%以上のパフォーマンスの低下が見られます。
こうした導入から、本講義では、私たちは暑熱という環境に暴露されたとき、急性あるいは慢性的にどのような生理応答を示すのか、そして暑熱下での運動時、安全面とパフォーマンス維持の観点で、どのような対処が有効であるのか、非常にわかりやすく教授いただきました。
ずばり、脱水を抑える、体温上昇を抑える、暑さに馴れる、暑さを避ける、です。特に生理的観点から、脱水や体温上昇が循環応答にどのようなインパクトを与えるか、暑さに馴れるとどのような生理的変化が生じるのか、詳細に、丁寧に解説頂きました。ご自身も、暑熱・循環生理学の有識者として、陸連のサポートチームに携わり、東京オリンピックの対処法など実践的な活動にも深く関わってこられていますので、受講生たちも多くの生理的知識や実際を学修することができたと思います。
詳細は受講生の財産ですので割愛致しますが、90分では勿体ないくらいのお話をしていただきました。学生からは、口頭やチャットを介しての質問が寄せられ、丁寧にお答えくださいました。スポーツ健康科学部生にとって非常に貴重な時間であったと思います。
岡崎先生、ありがとうございました!
*今年はこうした情勢の中、オンラインのライブ授業でした。
先生の質問に対して、挙手をしている様子です。