CA調査の話題を以下の項目別に整理してみた。CAの生のことばは付属の資料にあるので、参照していただきたい。インタビューの進行にあたっては調査者間に大まかな項目の了解のみであえて細目をおかなかった。このためCAの発想を大切にでき、ユニークな発言が得られた。一方、今回の調査の主要テーマであるグループワークについて、CAの認識にばらつきがあったことから理解前後の更なる調査の必要性と浸透性の低いことがらの調査方法について今後の課題としてあげられよう。
(否定派)
資源的に無駄になることを除けばfaxとかわらない
メールを習慣づけてルールづけでいかないと全然訳にたたない
遊んでしまう人もいるからルールが必要
タイムラグのためにブレストをしていて思いついたことが広がっていかない
アイデア勝負の業界にはあまり役に立たない
チームワークにおいてコンピュータは限界がある
(e-mailの流行る背景)
会って話すのがうまくない人間に会って喋らなくてよいのでわずらわしさがない
自分は一人じゃない、誰かから気にされてる、他人との縁を切りたくないという意識
(現状と問題点)
台数が少ないので共用している/確認の電話が必要になる/プロジェクトの仲間には「言うたら早い」/仕事に繋がるかどうかっていうのはまだまだ考える余地はあり/どこまで重要な文書をメールで送れるのか/使えない上司だけが持っていたりする/コミュニケーションの中での割合は2、3割の人もいれば8割占める人も
(電話、ファックスとの使い分け)
頼みにくいことを頼むときはメールではしない
都合の悪いことは会って話す方が有効
秘密文書なんかはもちろん流せない
緊急で明確な用件の場合は電話が早い
人間の本質として声を聞かねば安心できないので信頼のためには電話
<転職>
第一希望だった会社に未練があるから考えることもある
定年まで大丈夫、という安定性は望んでいないから、出て勝負したい気もする
転職をキャリアアップとは考えない
やり尽くしたことの末が転職
やりたいことをやるための道具
(○バーチャリアルカンパニー)
一人一台のパソコン、回線、アドレスで、賛同する人間とメールを送り合いながらやり たいことを提案し会社に企画案を出して認められればお金まで出るので会社をやめなくても自由なことが出来る環境。会社としても、ベンチャーとして残しておいたほうがうまくいけば利益にもなり、知識の流出も防げる。特許もとられている。
<スキル>