2018年度以降
研究科ポリシー

社会学研究科のポリシー

立命館大学社会学研究科における人材育成目的、学位授与基方針(ディプロマ・ポリシー)、教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)、入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)について

1.人材育成目的

研究科全体

社会学研究科では、現代社会が提起する諸問題を社会学と既存の学問諸分野との協同によって解明し、社会的に要請される実践的課題にこたえる研究者と専門職業人の養成とキャリアアップを目的とする。

前期課程

現代社会で必要とされる高度な知識と能力を身につけ、各種民間企業、学校、福祉団体、医療機関、政府機関、地方公共団体、マスメディアなど多様な分野に就職して活躍できる人材や、博士課程後期課程での優れた研究を十分に行える能力を身につけた人材を育成する。

後期課程

現代社会が提起する諸問題に関して、社会学を中心としつつも、社会諸科学の協同によって、先端的で多面的・学際的な研究を行う研究者や、高度な専門性をもった専門職業人を育成する。

2.学位授与方針 [ディプロマ・ポリシー]

社会学研究科では、現代社会が提起する諸問題を社会学と既存の学問諸分野との協同によって解明し、社会的に要請される実践的課題にこたえる研究者と専門職業人の養成とキャリアアップを目的として、その修了時点において大学院生が身につけておくべき能力(教育目標)として下記を定めている。これらの能力の獲得は、研究科の各教育課程が規定する所定単位の修得と下記の各課程における学位論文評価基準に基づく審査の合格により、その達成とみなし、前期課程においては修士学位、後期課程においては博士学位を授与する。

前期課程の教育目標

  1. 現代社会の国内外の諸問題に関心をもち、関連領域の学問的状況を踏まえ、問題の解明や対処に意欲的に取り組むことができる。
  2. 異なる領域や異なる意見・文化を持つ人を尊重し、研究倫理を遵守し、協同して研究課題に取り組むことができる。
  3. 専門分野における高度な知識を身につけ活用することができる。
  4. 現代社会の諸問題に関して課題を設定し、深く考察することができる。
  5. 課題に関して、適切な科学的方法を用い、研究を遂行することができる。
  6. 論理性、コミュニケーション能力を身につけ、自己の研究成果や見解を適切に表明することができる。
前期課程の論文評価基準
  • ① 問題意識が明確で研究テーマは妥当か。
  • ② 研究内容に学術的あるいは社会的な意義があるか。
  • ③ 先行研究の調査が十分にされているか。
  • ④ 調査・実験方法、文献収集など研究方法が適切か。
  • ⑤ 適切な文献、資料、データに基づいて議論がすすめられているか。
  • ⑥ 論理的な構成となっているか。
  • ⑦ 考察・結論は妥当か。
  • ⑧ 論文として一定の書式に準拠した書き方(表現、表記、注、引用、文献、形式などを含む)がなされているか。
  • ⑨ 研究倫理に反していないか。

後期課程の教育目標

  1. 現代社会の国内外の諸問題に関心をもち、社会科学に基づく方法を用いて問題の解明や対処に取り組み社会に貢献する意欲をもつことができる。
  2. 異なる領域や異なる意見・文化を持つ人を尊重し、研究倫理を遵守し、協同して研究課題に取り組むことができる。
  3. 専門分野における幅広く高度な知識を身につけ活用することができる。
  4. 現代社会の現象に関して、独創的な研究課題を設定し、深く考察することができる。
  5. 高度な分析手法を用いて研究を遂行することができる。
  6. 高度な論文構成能力、コミュニケーション能力を身につけ、研究成果を社会に対して発表することができる。
  7. 国内外の文献のレビューを十分に行うことができる。
後期課程の論文評価基準
  • ① 研究テーマは妥当か。
  • ② 学術的意義が十分に認められるか。
  • ③ 研究内容は独創性に富むものか。
  • ④ 先行研究に関するレビューが十分にされているか。
  • ⑤ 調査・実験方法、文献収集など研究方法が適切か。
  • ⑥ 適切な文献、資料、データに基づいて論議がすすめられているか。
  • ⑦ 論文は論理的な構成となっているか。
  • ⑧ 考察・結論は妥当か。
  • ⑨ 論文として一定の書式に準拠した書き方(表現、表記、注、引用、文献、形式などを含む)がなされているか。
  • ⑩ 字数は社会学研究科が定める要件をおおよそ満たしているか。
  • ⑪ 研究倫理に反していないか。

3.教育課程編成・実施方針 [カリキュラム・ポリシー]

社会学研究科は、ディプロマ・ポリシーに示した教育目標達成のため、カリキュラムマップに示すように基幹科目、応用科目、国際関連科目、研究指導科目から構成され、体系性と整合性の担保された教育課程を編成する。

前期課程
  1. 現代社会の国内外の諸問題に関心をもち、関連領域の学問的状況を踏まえ、問題の解明や対処に意欲的に取り組むことができる(教育目標1)ようになるために、基幹科目、応用科目、国際関連科目、研究指導科目それぞれから所定の単位を履修して、自身の専門領域と関連領域について体系的に学べるようにする。研究指導科目においては、個々の院生の教育ニーズに応じた研究指導計画に基づいて指導する。
  2. 異なる領域や異なる意見・文化を持つ人を尊重し、研究倫理を遵守し、協同して研究課題に取り組むことができる(教育目標2)ようになるために、国際関連科目を必修とし、基幹科目および研究指導科目において研究倫理と研究に取り組む姿勢について学び、常に検証する機会を設ける。
  3. 専門分野における高度な知識を身につけ活用することができる(教育目標3)ようになるために、基幹科目のなかに専門分野の基礎を学ぶ研究領域基幹科目を配置して必修とし、応用科目のなかに研究領域別に高度な知識を獲得できる科目および実践的に学ぶ実習系科目・プロジェクト系科目を配置して系統的に学べるようにする。
  4. 現代社会の諸問題に関して課題を設定し、深く考察することができる(教育目標4)ようになるために、基幹科目で諸問題についての基礎的な知識や課題設定の方法を修得し、応用科目および研究指導科目を通して深く考察できるようにする。
  5. 課題に関して、適切な科学的方法を用い、研究を遂行することができる(教育目標5)ようになるために、基幹科目において研究方法の基礎を修得し、研究指導科目において課題に応じた科学的方法で研究を遂行する力をつけられるようにする。
  6. 論理性、コミュニケーション能力を身につけ、自己の研究成果や見解を適切に表明することができる(教育目標6)ようになるために、基幹科目や応用科目、研究指導科目等での小集団でこれらの能力を高めるような演習を繰り返し行う。
後期課程
  1. 現代社会の国内外の諸問題に関心をもち、社会科学に基づく方法を用いて問題の解明や対処に取り組み社会に貢献する意欲をもつことができる(教育目標1)ようになるために、院生が自身の研究領域とともに関連領域についても学べるように基幹科目、応用科目、国際関連科目から自由に科目を履修できるようにする。研究指導科目においては、個々の院生の教育ニーズに応じた研究指導計画に基づいて指導する。
  2. 異なる領域や異なる意見・文化を持つ人を尊重し、研究倫理を遵守し、協同して研究課題に取り組むことができる(教育目標2)ようになるために、基幹科目および研究指導科目において研究倫理と研究に取り組む姿勢について常に学び、検証する機会を設ける。
  3. 専門分野における幅広く高度な知識を身につけ活用することができる(教育目標3)ようになるために、応用科目を履修できるようにし、研究指導科目のなかでその活用に関する指導を受けられるようにする。
  4. 現代社会の現象に関して、独創的な研究課題を設定し、深く考察することができる(教育目標4)ようになるために、研究指導科目を通して深く考察できるようにする。
  5. 高度な分析手法を用いて研究を遂行することができる(教育目標5)ようになるために、基幹科目において基盤となる研究方法を修得し、研究指導科目においてより高度な分析手法を活用できるようにする。
  6. 高度な論文構成能力、コミュニケーション能力を身につけ、研究成果を社会に対して発表することができる(教育目標6)ように、研究指導科目における演習を通してこのような能力を高められるようにする。
  7. 国内外の文献のレビューを十分に行うことができる(教育目標7)ように、国際関連科目を配置する。

4.入学者受け入れ方針 [アドミッション・ポリシー]

前期課程
  1. 社会学と関連諸分野の最新成果から、現代社会の課題を解明しようとする明確な問題意識を持っている。
  2. 研究を遂行する上で必要不可欠な実証的調査活動(たとえば、資料文献解読、統計データ解析、フィールドワーク等)に興味と関心を抱いている。
  3. グローバルな視点を持ち、広い視野にたった専門性を追求したいと考えている。
  4. 現代社会で必要とされる高度な知識と能力を身につけ、キャリアアップを目指したいと考えている。
  5. 社会学と関連諸分野についての基礎知識を持っている。
  6. 社会的な事象に対して多面的に考察し、自分の考えを論理的にまとめることができる。
  7. 自分の考えを日本語で明確に述べたり、文章で表現ができる。
後期課程
  1. 社会学と関連諸分野の最新成果から、現代社会の課題を解明しようとする明確な問題意識を持っている。
  2. 基本的な研究方法を身につけている。
  3. グローバルな視点を持ち、広い視野にたった専門性を追求したいと考えている。
  4. 社会学の他、経済学・政治学・心理学・福祉学・歴史学・環境学などの現代的な課題をホリスティックなアプローチを通して研究し、社会問題の解決に貢献したいと考えている。
  5. 社会学と関連諸分野についての基礎知識に加えて、ある事象についての専門知識を持っている。
  6. ある事象に関して根拠に基づいて考察し、自分の意見を論理的にまとめることができる。
  7. 自分の考えを明確に述べたり、文章で表現ができる。
  8. 英語で文献を読む能力を持っている。