私たちの生きる社会を捉える
新しい「見方」を探求することで、
人々の価値観や社会のあり方までを変えていく。
社会学研究にはそうした力があります。
多様な角度から社会に迫り、
新たな地平を開こうとする
研究者たちの物語を紹介します。
ひとり親、災害、さまざまな
社会的リスクに備える社会福祉を考える。
被災地や被災者を対象にした実態調査で実感したのは、被災者が直面する困難は非常に多様だということです。それぞれの人や生活にあった複線型災害復興モデルを構築する必要があると考え、政策提言につなげています。
丹波史紀 Fuminori Tamba | 社会学研究科 准教授
マックス・ヴェーバーから沖縄まで、
思想史を追う。
ヴェーバーの理論・思想研究、さらにヴェーバーが日本の社会科学にどのように受け入れられていったのかを研究する過程で、沖縄の近現代思想史にも研究範囲が広がっていきました。
三笘利幸 Toshiyuki Mitoma | 社会学研究科 教授
スポーツ施設からパラリンピックまで、
インクルーシブスポーツの推進を目指す
2020年のパラリンピックに向けてパラリンピックムーブメントが盛り上がるまさに今、日本の障がい者スポーツは大きく変わろうとしています。
金山千広 Chihiro Kanayama | 社会学研究科 教授
メディアの解読を通して昭和、平成を
生きてきた人々の心象を浮かび上がらせる
現代のメディアが記憶として昭和のどの時代をすくい取り、一方でどの部分を見逃しているのかを知ると、現代の日本人が何を大切にし、あるいは何を大切にしていないのかが見えてきます。
日高勝之 Katsuyuki Hidaka | 社会学研究科 教授