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米国の国際関係大学院協会(APSIA)院生が立命館大学を訪問

2012年8月27日(月)、イェール大学、タフツ大学、メリーランド大学等のAPSIA(国際関係大学院協会)加盟大学院生が、立命館大学を訪問し、国際関係研究科、国際関係学部生と交流しました。
APSIA加盟大学院生は、国際交流基金日米センターが主催する「米国国際関係論専攻大学院生招へいプログラム」(Japan Travel Program for U.S. Future Leaders)の一環で来日し、日本の各界要人等との交流、東日本大震災被災地の訪問等を行い、その締めくくりとして、日本で唯一のAPSIA正会員である立命館大学大学院国際関係研究科を訪問しました。本学国際関係学部学生と国際交流基金日米センター主催の交流会が開催されました。一行は、立命館国際平和ミュージアムを訪れ、本学の教学理念である平和と民主主義に関わる展示を見学した後、これからの日米の課題等をテーマにディスカッションを行いました。ディスカッションは、日米の学生だけでなく本学に在籍中のアジア、アフリカなどの留学生も参加し、国際色豊かな意見が活発に飛び交うなか、盛況のうちに終了しました。ディスカッション終了後は、足利尊氏建立の寺院、等持院を訪れ、本学院生・学生がその歴史ある庭園等を紹介することで、更に親睦を深めました。将来の日米交流を担うAPSIA院生との交流は、立命館大学院生・学生にとっても、大変有意義な機会となり、参加者からは、「将来、国際社会を担うであろう、米国の大学院生の多様な意見に触れることができ、刺激的かつ有意義な時間を過ごすことが出来ました。この企画を通じて築き上げた人的ネットワークは、アメリカ外交を研究する私にとって大きな強みになると思います。」(国際関係研究科修士2回生)、「APSIAの院生は、日本側の学生が個人レベルでどのような意見を持っているかに興味を持ってくれていたので、ディスカッションではリアルな対話ができた。交流を通して、今まで自分が気付かなかったことが分かって新鮮だった。彼らの高い意識が対話から感じ取れ、自分にもっと専門的な知識を身につけることが今後の課題だと感じた」(国際関係学部3回生)といった感想が聞かれました。

 

*APSIA(Association of Professional Schools of International Affairs:国際関係大学院協会)は、国際関係学の教育・研究で世界をリードする大学・大学院の組織であり、ハーバード大学やイェール大学をはじめとするトップレベルの大学が加盟しています。立命館大学大学院国際関係研究科は、日本の大学・大学院のなかで唯一、正会員としてAPSIAに加盟。国際関係学の教育・研究で日本をリードする存在として世界的に認められています。

 国際交流基金日米センター(CGP)

日米センターは、世界が共通して直面している重要な課題を解決するため、日米両国が世界の人々とともに知恵を出し合い、協力していく必要があるとの認識のもとに、国際交流基金(ジャパンファウンデーション)の中に設立され、「米国における知日派の育成」という将来の日米関係の深化と発展のために必要なテーマに向けた取り組みの一環として、米国の大学院で国際関係を専攻する優秀な大学院生を日本に招へいするプログラムを2009年度より実施しています。

http://www.jpf.go.jp/cgp/index.html

http://www.jpf.go.jp/cgp/exchange/invitation/index.html


国際平和ミュージアム

https://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/

立命館大学大学院国際関係研究科

https://www.ritsumei.ac.jp/gsir/