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国際比較
非正規労働者の労働条件が悪いのはなぜ?
国際比較によって日本の状況を分析する経済現象を、経済理論だけではなく、政治的背景からも分析していくのが政治経済学。バブル経済が崩壊した1990年代以降の日本の労働市場改革について国際比較を通して分析することで、日本経済・社会の課題解決を目指します。
渡辺 宏彰国際関係学部 教授
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宗教と国際関係
宗教との「三つの関係」から
国際関係をより深く理解する今の日本では、宗教に対して否定的な考えを持つ人も多いかもしれません。しかし国際関係を深く理解するには宗教への理解が欠かせません。宗教とはなにか、国際関係にどのような影響を与えているのかを、地域や歴史をずらしながら、さまざまな角度から見て学ぶことが大切です。
ダヌシュマン・イドリス国際関係学部 准教授
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国際政治経済学
政治と経済の相互作用を意識しながら
国際関係を分析するアメリカと中国は、政治や安定保障の面にだけ着目すると、対立しているように見えます。しかし経済的な関係においては密接につながり、相互に依存し合っています。こうした政治と経済の相互作用を意識しながら国際関係の事象を把握するのが国際政治経済学です。
中戸 祐夫国際関係学部 教授
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資本主義
経済システムに視点を置いて
人の生活や国際関係を見る資本主義という経済システムがもたらす、生産物の多様性と、欲しいものを欲しい時に買う自由。私たちにとってはあって当然の多様性と自由への欲求が、国の体制転換を引き起こす力の一つになることもあります。負の面も抱える資本主義の原理が人の意識や行動にどう影響し、国際関係に影響しているかを考えています。
森岡 真史国際関係学部 教授
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日本国憲法の平和主義
日本国憲法が求める国際秩序とは?
国際関係の中で憲法をとらえる憲法は戦争の結果としてつくられるもの。だから国際関係学の知識なくして理解はできません。日本国憲法の9条も、国際関係や国際政治の状況によって解釈が変化してきました。そのことをリアルに見つめ、憲法の平和主義が求める国際秩序の変革に向けた行動をとることが大切です。
君島 東彦国際関係学部 教授
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国際政治学
「戦争をなくす」ことはできるか?
希望を持って国際政治学を学ぶこの100年で戦争の数は1/10に減ったことを知っていますか?第一次世界大戦の悲劇から生まれた国際政治学は着実に成果を上げています。私は人間の本質をとらえることによって戦争が起こるメカニズムを解明し、戦争を起こさない仕組みづくりに貢献したいと考えています。
足立 研幾国際関係学部 教授
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比較政治学
民主主義の後退とどう戦うか?
成功/失敗例の国際比較で考える2022年の調査によれば、世界の中で「自由で民主的な国」はわずか34か国。一方、権威主義・専制主義の国はどんどん増えています。民主主義を後退させる権力の暴走はどうして起こるのでしょう。それを食い止めるにはどうすればよいのでしょう。
本名 純国際関係学部 教授
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グローバル国際関係学
国際関係学を成り立ちから問い直し
西洋と非西洋を架橋する西洋的視点を自明のものとする従来の国際関係学を批判的に見て、西洋と非西洋を架橋しようとする運動として生まれたアプローチがグローバル国際関係学です。過去の学説や他の学問分野からもヒントを得ながら、新しい理論の構築を試みています。
安高 啓朗国際関係学部 教授
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開発経済学
途上国の経済発展は
経済合理性だけでは実現できない途上国の経済発展のプロセスは非常に複雑です。人や国家の意思決定や行動は、さまざまな要素に影響を受けるからです。経済発展がいかに実現されるかを考えるには、その複雑さを謙虚に受けとめ、幅広い分野を学ぶことが不可欠です。
渡邉 松男国際関係学部 教授
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移住労働者と人種主義
フィリピン人海外移住労働者が
犠牲にしているものをていねいに聞いていく他に選択肢がなく、海外で移住労働をせざるを得ない人と、外国人の労働力を享受する人との間の圧倒的不平等。移住労働者が犠牲にせざるを得なかったものは何か、質的調査で得られた知見を理論と繋ぎ、学問に取り入れることが重要だと考えています。
辻本 登志子国際関係学部 准教授
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国際機関で働く
国際的な人道支援、開発援助の現場で
必要な「理論」と「共感力」国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国際協力事業団(JICA)で人道支援や開発援助に携わってきましたが、その現場で「共感力」の大切さを実感しました。国際関係も、結局は人と人の関係。相手が信じるのは目の前にいる一人の人間なのです。
石川 幸子国際関係学部 教授
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文化人類学
異文化に飛び込んで
自分にとっての「当たり前」を問い直すコミュニティとしての新宿歌舞伎町の変貌を研究にしています。街並み、人の流れ、歩く人の仕草、すべてが観察の対象です。さまざまな職業の人にインタビューし、アンケートをとり、あるいは行政の影響を調査するなど、文化人類学の手法で考察しています
スミス ナサニエル マイケル国際関係学部 准教授
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メディア・リテラシー
世界を理解するためには
メディアへの理解が不可欠国際関係学を学ぶなら、ニュースは現実をそのまま伝えるものではなく、現実の「ひとつのバージョン」だということを理解し、その中にある事実を見極めるセンスを磨く、メディアリテラシーを高めることを身につけてください。
コガ-ブラウズ スコット国際関係学部 准教授
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国際経済学
人間/国家の次の行動を
経済学で予測する経済学は「お金の学問」ではありません。「意思決定の学問」です。人がなぜその行動を起こしたのかを追求し、次の行動を予測する。さらには人のあらゆる行動を説明しようとするのが経済学であると言えるかもしれません。
矢根 遥佳 国際関係学部 准教授
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日本再発見
自分の国を正しく知ることが
国際化につながる国際関係学部は、日本についても、深く学ぶ学部です。日本という国を別の視点から新たにとらえなおす、つまり「日本を再発見する」。これは、国際関係学を学ぶうえで、大切な視点だと考えています。
ライカイ ジョンボル ティボル国際関係学部 教授
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先端技術と国際法
ナノテクノロジー、ロボット兵器、
科学技術のリスクを管理先端科学技術の開発には、必ずリスク管理が必要です。研究機関や民間企業は自主規制のルールを設けており、それら国家以外の主体が作る「グローバル・ロー」を、先端科学技術の国際的な管理にどう生かせるかを研究しています。
川村 仁子国際関係学部 教授
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新しい脅威
グローバルに広がる
麻薬の脅威から人と国を守る人命や国家の存続を揺るがす「新しい脅威」の一つに麻薬があります。麻薬産業は主に南米で生産されて欧米をはじめ世界に流通する「グローバルビジネス」です。こうした脅威を解決するために、国際関係学の視点が必要とされています。
福海 さやか国際関係学部 教授
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途上国開発・国際協力
グローバル時代に求められる
持続可能な国際協力とは途上国開発・国際協力の方法は、時代や国・地域によって多様です。東南アジアでは、無償資金協力によるインフラ整備や人材育成を経て、近年は有償(融資型)支援が主流となり、市民社会、民間企業が国際協力に取り組む例も増えています。
嶋田 晴行国際関係学部 教授
RADIANT
Ritsumeikan University Research Report
研究活動報「RADIANT」に掲載された国際関係学部教員の研究を紹介します
※「Radiant」サイトに移動します。
shiRUto
大学と社会をつなげる
新しいコミュニケーション
立命館大学の情報発信サイト「shiRUto」に
掲載された国際関係学部教員の研究を紹介します
※「shiRUto」サイトに移動します。
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「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」は、なぜアメリカを熱狂させたのか
池田 淑子国際関係学部 教授
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円安の理由と構造
金利はこれからどうなる?国際経済の専門家が解説大田 英明国際関係学部 特別任用教授
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「避難民」は難民とは何が違う? 日本の難民政策の基本を解説
嶋田 晴行国際関係学部 教授
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「戦争犯罪」「ジェノサイド」とは何か その定義や“罪と罰”を解説
越智 萌国際関係学部 准教授
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「架空の国際会議」でリアルな交渉。グローバルな問題解決力を育てるGSGとは?
西村 智朗国際関係学部 教授
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知らないでは済まされない! 中国とインドの「脱炭素イノベーション」
林 大祐国際関係学部 教授
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ムスリムにとって信仰は「空気」、礼拝は「歯磨き」と同じ?
末近 浩太国際関係学部 教授