教員紹介

Fumihisa Shibata

柴田 史久

柴田 史久
所属学部
情報理工学部
職位
教授
専門
モバイルコンピューティング、複合現実感
担当コース
主な担当科目
ユビキタスコンピューティング、データ構造とアルゴリズム、プログラミング演習2
過去の部活動
電気物理研究部、ブラスバンド(アルトサックス)
得意な科目
数学
苦手な科目
社会、国語、英語
おすすめの書籍

暗号解読サイモン・シン 新潮社パズル・パレス(上・下)ダン・ブラウン 角川文庫ホット・ゾーン(上・下)リチャード・プレストン 飛鳥新社

立命館大学の情報理工学部は、他大学の同系学部とどのように異なるでしょうか?

バラエティ豊かな教授陣。日本最大級の学部規模・教員数が最大の魅力です。若手からベテランまで,大学出身者から有名企業出身者まで個性あふれる魅力的な先生が集まっています。教員数が多いので研究テーマもがあふれています。学部一括入試ですので,学部に入学してから自分の目で興味のある研究分野・研究テーマを見つけ出すことができます。

先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、教えてください。

目の前の光景に画像や文字などの様々な情報が浮かび上がっているような様子をイメージしてください。SF映画の中ではよく出てくるシーンですが,これを実際に実現する技術として,複合現実感(Mixed Reality; MR)・拡張現実感(Augmented Reality; AR)というものがあります。
MR・ARとは現実世界の光景にコンピュータで生成した様々な電子情報を重畳表示する技術で,人工現実感(Virtual Reality; VR)を超える新たな情報提示技術として様々な分野から注目を集めています。私はこの技術をモバイル型の端末で実現するための研究に取り組んできました。MR・AR技術の本質を考えれば,いつでもどこでも手軽に,眼前の光景に様々な電子情報を融合して眺めたいという要求はとても自然なことだからです。いろいろな種類のモバイル型端末を持った人が,一緒になって同じMR空間を体験できる。そのような世界を実現するために,モバイル端末での処理をなるべく簡略化し,データの蓄積や様々な処理をサーバで実行するようなシステム・アーキテクチャを設計し,モバイルMRシステムを実現しました。
さらに最近では,同じ発想のさらなる発展形として,眼の前の現実世界に実在する物体を視覚的に消し去る隠消現実感(Diminished Reality; DR)という研究に取り組んでいます。これは,除去対象物体の背後にある背景領域の情報を,MR技術を応用して除去対象物体の上に重畳表示することで実現できます。DRはMRとは逆の概念で,MRが現実世界に対する情報の加算であるのに対して,DRは現実世界からの情報の減算になり,これを実現するためには,様々な技術的課題があります。DRについては,いろいろな応用も考えられ,例えば,自動車において渋滞中の前方の状況を透過して見るといった研究事例にも取り組んでいます。

これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?

コンピュータを活用した夢のようなモノやサービスを若い世代の想像力(Imagination)を駆使してどんどん実現してください。
私が高校生だった頃と比べると,コンピュータの性能は飛躍的に向上し,小型化も急速に進んでいます。これに伴って以前はSF映画の中の夢物語だったモノが世の中にあふれてきました。例えば,今では当たり前に使っているスマートフォンもその1つです。20年ほど前は,持ち運びできる電話,つまり携帯電話が普及し始めて驚いていたくらいなのですから,スマートフォンのようなものは想像もできませんでした。この先,さらにコンピュータの高性能化・小型化が進み,通信ネットワークが発展すれば,もっといろいろなモノが実現できるようになるはずです。スターウォーズやスタートレックなど,様々なSF映画に出てくる魅力的なモノを皆さんの手で是非,実現してみてください。

今、注目している技術・テクノロジーについて教えてください

私が取り組んでいる複合現実感(Mixed Reality; MR)を実現するためには,頭部装着型のディスプレイ(Head Mounted Display; HMD)を利用する方法やカメラ付のモバイル端末(スマートフォン等)を利用する方法などがあります。しかし,これらの方法では,それぞれのデバイスに搭載されたディスプレイの範囲内でしかMR型情報提示ができません。MR型情報提示の理想は,人間の視野全体にコンピュータで生成した画像や文字が表示されることです。コンタクトレンズ型のディスプレイは,このような視野全体への情報提示が実現できるのではないかと期待しています。まだ研究段階で実用化されるのはかなり先のことだと予想していますが,MRを実現する上で非常に魅力的な技術だと考えています。

担当コース

同じコースの教員