戦後70年平和企画 山本宗補写真展
「戦後はまだ・・・刻まれた加害と被害の記憶」
開催趣旨
戦争体験者らの取材を続けるフォトジャーナリスト山本宗補(やまもとむねすけ)が、日本や中国など国内外70人の戦争体験者に取材した肖像写真と証言による写真展。出征、シベリア抑留、生体解剖、空襲など様々な戦争体験から、加害と被害が複雑に絡み合う戦争の実像に迫ります。戦争体験者の証言からは、日本の戦争被害の前には加害行為が存在し、その加害行為がさらなる被害行為として日本自らに及んできたことが伺えます。その加害と被害の重層性は社会できちんと理解されてきたとは言えず、現在に多くの問題を残しています。戦後70年を迎え、戦争体験が未だ清算されない今、我々が戦後史をどのようにとらえてきたのかを改めて考えます。
【山本宗補プロフィール 】
1953 年長野県生まれ。アジアを主なフィールドとするフリーランスのフォトジャーナリスト。日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA) 会員。1985 年からフィリピン、1988 年からビルマ(ミャンマー) 軍事政権下の少数民族問題や民主化闘争を取材。日本国内では「老い」と「戦争の記憶」をテーマに取材。「3 ・11」の翌日から福島県に入り、広河隆一氏らフリーランスの仲間6 人で原発周辺での放射能汚染の実態を伝え、原発事故と大津波被災地に通い続ける。主著: 『戦後はまだ・・・刻まれた加害と被害の記憶』(彩流社、2013 年)、『鎮魂と抗い─3・11 後の人びと』(彩流社、2012 年)、『3・11 メルトダウン─大津波と核汚染の現場から』(JVJA 編、共著、凱風社、2011 年)、『「戦地」に生きる人々』(JVJA 編、共著、集英社新書、2010 年)、『日本行脚 佐々井秀嶺師大型写真集─44 年ぶり 母国日本64 日間全記録』(大日如来南天鉄塔記念協会、2010 年)、『見えないアジアを歩く』(見えないアジアを歩く編集委員会編、共著、三一書房、2008 年)、『また、あした─日本列島 老いの風景』(アートン、2006 年)、『フォトジャーナリスト13 人の眼』(JVJA 編、共著、集英社新書、2005 年)『世界の戦場から─フィリピン 最底辺を生きる』(岩波書店、2003 年)、『ビルマの大いなる幻影─解放を求めるカレン族とスーチー民主化のゆくえ』(社会評論社、1996 年)
※下記のイベントは全て終了いたしました。ありがとうございました!
会 期 | 2015年5月3日(日)~7月4日(土) |
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休館日 | 月曜日(ただし5月4日(月・祝)は開館、5月6日(水)は休館) |
時 間 | 9:30~16:30(入館は16:00まで) |
会 場 | 立命館大学国際平和ミュージアム 中野記念ホール |
参観料 | 大人400円(350円)、中・高生300円(250円)、小学生200円(150円) ※ 上記( )内は20名以上の団体料金です。 ※ 常設展もあわせて見学いただけます。 ※ 「国際博物館の日」5/18は休館日のため、5/17は無料公開です。 |
主 催 | 立命館大学国際平和ミュージアム |
後 援 | 京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会 |
関連企画 | 「戦後世代の私が、なぜ戦争体験者の証言を伝えたいのか?」◎
講演会&ギャラリートーク <講演会> 13:30~14:40 ⇒講演会&ギャラリートークの様子はこちら
「加害と被害の重層構造
―日本人の戦争体験をとらえ直す」
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