びわこ・くさつキャンパス(BKC)の地域連携は、学生の地域交流活動の多さが特色のひとつでもあります。他キャンパスに比べ、BKC近隣自治会等は地域のお祭りやイベントなどの行事に出演を依頼くださることが多く、学生団体等にとってはそれに応じることでその後の活動の広がりに繋がっている例も少なくありません。
 また、BKCの学生約14,000名のうち、近隣地域の玉川学区と南笠東学区には合計5,800名が居住しており、地域住民の皆さんのご理解とご協力によって有意義な学生生活を送ることができています。その中でも野路町と笠山町とは自治会の方々と様々な分野で連携しており、その一つとして夏休み期間には学生が両町内会の夏まつりに参画しています。

2018年8月11日(土):野路サマーフェスティバル(玉川学区 野路町内会)

野路サマーフェスティバルは蓮池グラウンドで毎年行われている野路町内会のイベントで、1,000人以上の来場者で賑わいます。今年度は本学よりステージパフォーマンスに『free music circle PEACE』、ストリートダンスサークルの『R.D.C』、そして模擬店に『料理サークルmeRci』の3団体が参画しました。
左上:PEACE演奏の様子/右上:PEACEのメンバーたち/左下:R.D.C.のメンバーたち/右下:R.D.C.のパフォーマンス
多くの来場者で賑わう会場
meRciは冷やしパインと焼き鳥を販売。たくさんの方が買ってくださり、完売!

【参加した学生の声】
■ R.D.C. 岡村 真さん(情報理工学部3回生):今年初めて野路サマーフェスティバルに参加させていただきました。地域イベントに行くことで少しでも私たちのサークルを知ってもらえたと思います。来年も是非、参加させていただきたいと思います。
■ PEACE 佐藤 亜美さん(経営学部3回生):野路町内の方達の優しさを感じながら、とても楽しく演奏することができました。夏を感じられる1日となり、参加できてとても嬉しく思います。
■ meRci 畑 辰太郎さん(経済学部4回生):出店する側として参加してみて、普段とは違った経験ができました。特に普段の学生生活ではあまり接点を持つことがない町内会の方と交流する機会を得ることができ、このご縁を大切にしていきたいと思いました。今回の経験を活かして地域との交流をより積極的に行い、BKCを盛り上げていきたいと思います。

【地域の方の声】
■ 野路町内会 中野 宗城会長:ここ数年ご来場者の出入りが増え、2,000人規模に至っております。今年のテーマは「夜空に色とりどりの大輪の花で納涼の夕べを!」でしたが、裏のテーマでは子どもや若者をもっともっと呼び込むための策として、ヒップホップダンスやタヒチアンダンスなどを選びました。模擬店も盆踊りも限られた時間内ではありましたが、各々の年代層の方々にとって有意義であったと確信します。地域に育ち、地域に生きるということは、決して構えず自然体でその輪の中にとけ込んでいって、初めてふれあいや交流が芽生えるものです。BKCの学生さん達の地道なさりげない行動が有り難いです。来年も是非来てください。

2018年8月18日(土):笠山ふれあい夏まつり(南笠東学区 笠山町内会)

笠山ふれあい夏まつりは、コンパクトな会場ながら毎年楽しみにしておられる多くの住民で賑わい、来場者と運営側の距離が近い「ふれあい」を大切にされているお祭りです。例年参画している『和太鼓ドン』、『Rits BBS会』の他、学友会からは特別事業部と学園祭実行委員会が協力。また体育会からも、アメリカンフットボール部が昨年実施して好評だった子ども向けのアメフト体験やパンサーズ紹介ブースを運営した他、バトントワリング部が2年ぶりに出演するなど、本学から計5団体が参画しました。
左上:パンサーズ部員によるアメフト体験『集まれ!地域の子どもたち』/右上:パンサーズブースには、フェイスシールを希望する子どもたちで大賑わい/左下:カキ氷ブースを担当するRits BBS会/右下:交替で焼きそばの調理と販売手伝いをした特別事業部と学園祭実行委員会
和太鼓ドンの演奏
バトン部のパフォーマンス

【参加した学生の声】
■ バトン部 山本 紗弓さん(産業社会学部4回生):地域からお声がけいただいたら、大会などが重なっていない時期はできるだけ参加させていただくようにしています。今日は住民のみなさんに喜んでいただけたことに加え、私たちも楽しいひと時を過ごさせてもらえました。
■ アメフト部 平塚 弘樹さん(経済学部4回生):ポップコーンのブースもお手伝いしていたので、隣のパンサーズのブースにもその流れで立ち寄ってもらえました。フェイスシールは行列が途切れないくらいの人気だったので、企画して良かったです。
■ 和太鼓ドン 福家 安祐美さん(産業社会学部2回生):毎年お声掛けいただいているので、演目が重ならないよう工夫しています。今年は客席の皆さんがとても温かい雰囲気で、楽しく演奏させてもらえました。

【地域の方の声】
■ 笠山町内会 川瀬 善行会長:当町と立命館大学との交流の草分け的な存在であるバトントワリング部、南笠東小のスクールガード活動をしてくれているパンサーズ、南笠東まちづくりセンターで寺子屋活動をしてくれているBBS会、毎年協力してくれている特別事業部や和太鼓ドンなど、学生さんと共にまつりを作り上げることができ、大変嬉しく思っています。

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