プロジェクト発信型英語プログラムの学生が米シリコンバレーを訪問

2019.03.01 TOPICS

“世界水準”を肌で体感! プロジェクト発信型英語プログラムの学生が米シリコンバレーを訪問

 アメリカ西部のカリフォルニア州、サンフランシスコ沿岸周辺に位置するシリコンバレー。Facebook、Google、Apple、Intel、Yahoo!といった著名な企業が存在し、近年ではAirbnb、Uber、Twitter、日本ではMercariといった企業が名を連ねる世界的な最先端の競合地区です。
 今回、2月10日~11日の2日間、山中司・生命科学部教授および山下美朋・生命科学部講師がコーディネーターとなり、カリフォルニア大学デービス校で学ぶ生命科学部独自の学部留学プログラム「English for Science & Technology Program」に参加する4人の学生らが、シリコンバレーで活躍されている日本人の方々にお話を伺い、起業家精神を学ぶプロジェクトを実施しました。シリコンバレーで奮闘する起業家らが学生に語る、チャンスの活かし方や生涯にわたって自分の人生のプロジェクトに取り組むこと、人生を豊かに過ごす秘訣など、社会の第一線で活躍する起業家の話に学生らは熱心に耳を傾けました。

日本の自然科学系人材が問われる英語力やコミュニケーション力

 日本の若者の内向き志向は、世界と比べても目立っています。特に「文系」「理系」という線引きをしてしまう日本では、英語に対して苦手意識を持ち、海外留学にチャレンジする考えにも及ばない自然科学系の学生も少なくないと言われています。
 自然科学系学生について、プログラムコーディネーターの山中教授は、「サイエンス系の学生が必ずしも英語が苦手なわけではない。さまざまな社会問題にも興味や関心を持ち、さらにグローバルな世界に対しても決して興味がないわけではないが、一方で、日本の理系学部の学生の多くが、決定的な問題を抱えている」とし、文系と理系を分けることは無意味だと思いつつも、サイエンス系の学生らに足りないと感じる点は次の3点に集約されると述べています。
 1. 自分の強みを自分自身が納得して把握し、それを他にアピールできる発信力とセールス力の欠如。
 2. 自分の技術と発想で世界を変えることができるという自信と野心の欠如。
 3. できない理由ばかりを探してしまい、できるところからやってみる、実行しながら改善するというチャレンジ精神の欠如。

イノベーションが生まれる場所 シリコンバレー

 電話をスマートフォンとしたのはGoogleやApple、電気自動車を普及させ自動運転技術を開発しているのはTeslaです。また、Uberは今や世界最大のタクシー会社でありAirbnbが毎日予約を受け付けている数は世界最大を誇ります。まさに起業家が世の中を変えるイノベーションが、シリコンバレーではごく自然に起きています。
 別の角度から見ると、シリコンバレー周辺にはスタンフォード大学やカリフォルニア大学バークレー校など世界トップクラスの大学があり、シリコンバレーの企業の英知、向上心、改革を支える一つの要素として大学教育が存在しています。これらの大学で学んだ学生はシリコンバレーの地に残りたいと考えるため、シリコンバレーで仕事を探す学生も多いとされています。特に、シリコンバレーで発展するバイオテック分野は大学発のベンチャー企業も多く、次々と新しい企業が生まれる風土が根付いています。
 シリコンバレーの企業でエンジニアとして働く森山俊彦さん(1996年大学院理工学研究科修了)は、「スタートアップの企業が多いシリコンバレーは、エンジニアの街とも言われ、エンジニアが活躍できる環境が広がっています。Google、Appleに代表される企業はみな勢いがあり、日々成長し、街をも変化させるパワーをもっています。街にはインドや中国をはじめさまざまな国から人々が集まり、さまざまな文化が交じり合う中で尊重し、刺激し合う環境は、一人のエンジニアとしてまさにチャレンジできる場所です」と話します。森山さんの、エンジニア集団の中で多文化を尊重し、最善を尽くしている姿が浮かびます。

決断力、トーク力、巻き込む力・・・シリコンバレーで見たリーダー像

 優秀なリーダー像について森山さんは「決断力、トーク力、巻き込む力を兼ね備えたリーダーによって企業が成功している」と述べ、前へ進み続けるメンタリティー、とにかく日々一歩ずつ進み続けることがシリコンバレーの世界では非常に重要だと言います。
 「日本の若者たちは、マインドや気の持ちようさえ変われば、十分に世界で堂々と闘っていけると思いますし、それだけの潜在力があると思っている」と山中教授。異国の地で、しかもシリコンバレーという世界的な最先端の競合地区で活躍されている日本人の先輩に、学生たちは何を思いどのような刺激を受けたのでしょうか。

日本人起業家トークで生まれた気づき

 「学生時代にシリコンバレーに来て、実際の世界を体験できたことは大きいと思う。自分ができると信じて道を開くことが大切であり、世界のエンジニアには引けをとらないので、自信をもってチャレンジしてほしい」と森山氏。プログラムに参加したHUA Zhihaiさん(生命科学部2回生)は、「日本に留学に来たものの、どのようなアクションをすればよいかわからなかったが、本プログラムに参加して、学業とビジネスを両立し、失敗したとしてもその経験が10年、20年後の糧にできるという考えになった。やらないことより何らかチャレンジすることが大事だと思い、失敗を恐れずにチャレンジしたい」とこれからの学生生活へ期待を込めました。同じくプログラムに参加した林幹晟さん(生命科学部2回生)は、「世界でどういうことが起こっているのかを感じることができた。チャレンジする気持ちや失敗を恐れずにやる力が大事だと学んだ」と振り返りました。

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