「LGBTQフレンドリーな大学環境をめざして」ワークショップを開催

 11月28日(木)、衣笠キャンパスのBeyond Borders Plaza(BBP)で、LGBTQ(※)について理解を深めるためのワークショップを開催しました。

 近年、性の多様性に対する社会の関心が高まる中、大学環境においても、LGBTQに代表される性的マイノリティの学生や教職員への理解や配慮が求められています。

 本ワークショップは、NPO法人虹色ダイバーシティの橋本竜二さんを講師に迎え、「LGBTQフレンドリーな大学環境をめざして」をテーマに実施しました。 ワークショップには、本学の教職員や学生ら約70人が参加し、会場は満員となりました。

 LGBTQをとりまく現状や、日本の法律、海外の事例などについて講義を受けた後、ゲストスピーカーも交えて、他人事ではないという意識で、「『普通』とは何だろう」と考えました。
 最後のグループワークで、参加者たちは、周囲の人たちの偏見をなくすだけではなく、LGBTQ当事者の気持ちや現状を知り、普段無意識に使う表現や大学内での対応、身近なレベルで実践できることや配慮すべきことなどを考え、話し合いました。

 参加者からは、「何気なく使っている表現や言葉で当事者の方を傷つけてしまっていたかもしれないと考えるきっかけになった」「LGBTQの方の思いや考えを知ることができてよかった」「大学としてどうLGBTQフレンドリーな環境を作れるか考える機会になっただけでなく、個人としてどう周囲の方に接するかも考えなおす機会になった」という声があがりました。

※LGBTQ(すべて自称で他者に決められるものでないとされています)
Lesbian: レズビアン
Gay:ゲイ
Bisexual:バイセクシュアル
Transgender:トランスジェンダー
Queer:クィア(元々は蔑称。今ではそれを逆手にとり性的マイノリティを包括的にあらわす言葉として使用されている)
Questioning:クエスチョニング(性のあり方を決めていない、決めたくないという人)

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