キャンパスに広がる日常的な「グローバル」の風景

 立命館大学では、国際交流や言語学習を中心としたグローバルコモンズ、Beyond Borders Plaza(以下、BBP)を、衣笠キャンパス、びわこ・くさつキャンパス、大阪いばらきキャンパス(以下、OIC)の3キャンパスに開設しています。
 BBPは、国籍や文化など様々なBorderを超えて、交流し、学びを進めることができる空間です。
 この記事では、OIC BBPの魅力やおすすめの利用方法について、担当教員の村山かなえ講師、BBP利用者の亀井駿さん(経営学部3回生)とBBP学生スタッフの濮陽(ホク ヨウ)さん(総合心理学部3回生)に聞きました。

担当教員へのインタビュー

BBPについて教えてください。
村山かなえ講師
村山かなえ講師

 BBPは、もともと学生の声から生まれました。ある授業で学生たちが「立命館大学の国際化」に関して、自分たちが取り組みたいプロジェクトを提案するというグループ課題を行ったところ、「言語学習・国際交流・海外留学」の3つに関することが圧倒的に多かったです。そこで、大学として、学生を全面的にサポートする施設としてBBPを立ち上げることになりました。

どのような思いでBBPを運営されていますか。

 「学生・職員・教員」の3者が、お互いに学び、刺激し合い、成長していけるよう常に意識しています。学生の大学に対する期待と、職員の学生をサポートしたいという気持ちを繋ぎ、橋渡しすることが自分の役割だと思っています。
 「自分のためより、人のために。相手の気持ちを考えて、自分に何ができるのか」というように思考を変えていくことが重要です。
 そして、正課で学んだことを課外で、課外で学んだことを正課につなげる。まさに学びの立命館モデルを体現できる学生たちが、OIC BBPで徐々に誕生するようになりました。
<学びの立命館モデル参考記事>:http://www.ritsumei.ac.jp/academics/model/

BBPでの具体的な取り組み、特徴的なイベントについて教えてください。

 OICは「キャンパス全体をラーニングプレイスに」と位置づけられており、BBPは、情報発信基地として機能しています。
 OICの特色を活かし、キャンパス全体で様々な場所でイベントを展開しているのが特色ですね。 最近では、留学生が、季節の変わり目などにストレスを感じるということを聞き、なんとかストレスを発散・対策できないかを考えました。そこで、世界の国々の「ありがとう」を大声で叫ぶという「大声大会」を開催しました。その場を通った人たちが次々に参加し、大盛況に終わりました。
 学内向けのイベントを多く経験し、運営スタッフもスキルやノウハウが身についたため、これを活用できないかと考え、学外向けの地域交流イベントも開催しました。

BBPでどのような人が育っていますか。

 OICでは、この春にグローバル教養学部がオープンし、国際化・多様化が進んでいます。学生たちは、すでに「留学生」や「外国人」という概念ではなく、「ひとりの人間」として、お互いに関わり、協力しています。教職員から一方的に教えるのではなく、学生が自ら学び、考え、行動するようになっています。国籍や文化、言語などで人間は分類できません。学生によってバックグラウンドは様々で、「留学生と日本人学生の交流」という概念は、もはや存在しません。「人と人の交流、相互理解」を進めていくために、今後もBBPは様々なきっかけを作っていきますが、その主役は学生たちです。

BBPを利用する学生にメッセージをお願いします。

 ここには、たくさん挑戦できるチャンスがあります。果敢に挑戦をして、もし、つまずいてしまっても、また新たな挑戦ができる環境があります。
 そして、その挑戦をサポートする熱い思いを持ったスタッフと仲間がいます。
 学生たちがよくこう言います。「大学って、こんなに用意してくれているんだ!」「大学のこの環境を活用しないともったいない!」と。
 みんなで、ぜひBeyond Bordersしましょう。

BBP利用学生へのインタビュー① 亀井駿さん(経営学部3回生)

亀井駿さん
亀井駿さん

利用のきっかけを教えてください。

 2回生の春学期に受講したアカデミック・リーディングの授業で、英語の書籍を読む課題が出た際、先生に紹介されたのが図書館とBBPでした。図書館で興味のある英語の書籍を読みつくし、BBPに行きました。BBPにも多くの種類の英語の書籍があったため、もっと借りて読みたかった私にとっては、最高の場所でした。

利用頻度と活用方法について教えてください。

 最初は、週に2,3回、英語の書籍を借りるためだけに寄っていましたが、言語学習の問題集なども揃っていることに気づき、それらを使って空き時間で自習をするようになりました。
 また、留学に行くか悩んでいた時に、BBPの職員に相談したり、先輩方の留学体験記を読んでイメージを膨らませることができました。

BBPを活用したことでの自身の成長について教えてください。

 BBPで英語の本を借り、読み始めてから、英語のリーディング速度が上がりました。TOEICの点数も770点から935点に大幅に伸びました。その他にも、留学を経験したスタッフに相談できたことで、帰国時期と就職活動と重なることで迷っていたカナダへの留学を決心しました。留学先のブリティッシュコロンビア大学では、毎日のように数十ページのリーディング課題が課されますが、英文を読むのに、BBPでの学びが大いに役立っています。

今後の目標や抱負について教えてください。

 今後もBBPで英語の本を読んだり、自習を進めて、在学中にTOEICで満点を取ることが目標です。他の英語のテストであるTOEFLやIELTSにも挑戦したいです。

BBP利用学生へのインタビュー② 濮陽(ボク ヨウ)さん(総合心理学部3回生)

僕陽さん
濮陽さん
BBP学生スタッフに応募したきっかけを教えてください。

 BBPの設立準備が進んでいる当時、村山先生とお会いする機会がありました。そこで、BBPの構想を知り、自分もスタッフとして、どうしたらみんなが利用しやすい場所にできるのかを考え、運営に携わりたいと思いました。

BBPを活用したことでの自身の成長について教えてください。

 社会のニーズを考え、イベントを企画するには何が必要で、どのように運営したら良いかを学びました。大学に入るまで、このようなことは経験したことがありませんでした。 当初、イベントの集客に苦労していましたが、留学に関することや英語でのディスカッションなど正課などに関わる取り組みに、ニーズがあることがわかりました。

今後の目標や抱負について教えてください。

 BBPのブースをもっと多くの人に利用してもらえる場所にすることです。そのために、レイアウトの変更など、様々な方策を考えていますので、ご期待ください。

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