2020年度 第98回 関西学生サッカーリーグ(後期リーグ)開幕

 9月12日、「2020年度 第98回 関西学生サッカーリーグ(後期リーグ)」が開幕します。 体育会サッカー部は、初戦に近畿大学と対戦。11月末までリーグ戦は続きます。今リーグは、無観客での開催となり、スタジアムでは応援できませんが、サッカー部へ熱いエールを送りましょう。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、前期リーグは中止、活動も一時自粛となるなど、これまでの彼らの学生生活は一変しました。そんな中、121人の部員をまとめ、懸命にサッカーと向き合ってきた主将の田中康介選手と副将の山中陽選手に、開幕に向けた意気込みを聞きました。

主将 MF(ミッドフィルダー) 田中康介選手(産業社会学部4回生)コメント

今年のチームの特徴
部員が、サッカーだけやっていればいいという考えではなく、一人ひとりが自分自身に問いかけ、考えて行動できるところです。大学スポーツでは、スポーツそのものに力を入れ取り組むのはもちろんですが、一人の人間としての人間的成長を第一に考えるべきだと、部員がしっかり理解している部分が特徴だと思います。

コロナ禍で大変な状況のなか、主将として心掛けてきたことやチームで取り組んできたこと
活動自粛期間中は部員に対して、この時を耐え忍ぶ時間にするのではなく、進化できる時間にしようと何度も伝えてきました。何不自由なく活動していたサッカーを急に切り離され、何をすればいいのか、何に向かって頑張ればいいのか、わからなくなるような部員が出るかもしれないと考えました。だからこそ、それぞれのモチベーションや帰属意識の低下を避けるために、ミーティングやトレーニングなどをオンラインで行ってきました。

リーグ開幕に向けての意気込み
前期リーグが中止となり、不安や葛藤の中でよくここまで進んでこれたと感じています。 だからこそ、このリーグ開幕に対して決して当たり前などという感情は持つべきではありません。これまで多くの人が尽力してくださったおかげで、今この時を迎えることができているのです。そして、コロナ禍を経て、すべての選手がさまざまな熱い思いや強い決意を胸に秘めています。この状況に感謝の思いを決して忘れず、立命のサッカーを見せ、日本一へと突き進みます。

副将 MF(ミッドフィルダー) 山中 陽選手(経営学部4回生)コメント

自分の強み
強みは味方を生かすプレーができること、考える力があることです。味方に気持ちよくプレーしてもらうことやチームの状況をピッチ内で改善する力をつけることに関しては、自分なりの努力を重ねてきました。成長させてもらったこのチームに恩返しするために、自分の強みを最大限に発揮して勝利に貢献します。

コロナ禍で大変な状況のなか、副将として心掛けてきたことや取り組んできたこと
私が心掛けてきたことは、今年のチームのテーマである「人間力」を軸に行動することです。具体的には、感染に気をつけること、なかなか清掃の時間が取れないからこそ個人の働きで原谷をきれいに保つこと、思うように活動できないなかでも工夫して競技力向上に全力を注ぐことなどには力を入れてきました。難しい状況だからこそ、人として成長できると信じて、これからも行動していきます。

リーグ開幕に向けての意気込み
サッカー部は今年の難しい状況をポジティブに捉え、時間をうまく活用してきました。その一環として自分を知り、他人を知る時間を作ったことで個人に変化が生まれ、それがチームの変化へとつながり始めています。だからこそ、この変化を結果で証明することが必要です。一戦一戦を我慢強く戦い、このチームに「勝つ文化」を植え付けます。

左)主将 田中康介選手 右)副将  山中 陽選手

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