オンライン授業「薬物乱用防止教室」

2月15日(火)、草津市立玉川小学校6年生に「薬物乱用防止教室」オンライン授業を開催しました

 この取り組みは、びわこ・くさつキャンパス(以下、BKC)での体験授業、構内施設の見学、学食体験を通じて「大学」の雰囲気を感じてもらい、本学学生との交流を通じて大学進学のキャリアを考える機会の一端ともなっている「玉川小学校スペシャル授業 in BKC」として、2015年から継続して行われている連携事業を昨今のコロナ禍のため、今年度内容を変更し、オンラインにて実施した取り組みです。

薬学部 正木 聡 助教による薬物乱用防止教室

「薬物乱用防止教室」オンライン授業の様子
「薬物乱用防止教室」オンライン授業の様子

 「自分を大切にしよう~薬物の害について~」をテーマに開催されたオンライン授業では、とても熱心に児童の皆さんが受講されていました。玉川小学校では2学期に保健の学習で薬物乱用防止の勉強をされていたこともあって、授業後にはたくさんの質問もあがりました。

 タバコやお酒など、身近にあるものの害について、スライドを見ながら、なぜ未成年のうちにお酒を飲むと良くないのか、タバコを吸い続けるとどのような危険性が高まるのか等、わかりやすく伝えました。
 また、犯罪となる危険な薬物についても、自分の意に反して近づいてくる場合がある危険性も伝え、そのような場面になったときにパニックにならず断る方法も伝えました。危険な薬物は「持たない・もらわない・使わない・買わない」こと。この大前提を小学生の頃から知識として知っておくことは、とても重要であると感じました。
 授業後の感想として、「大人になっても絶対にタバコは吸わない」「薬物がこんなに恐ろしいものだとは思わなかった」「もし誘われても必ず断る」と、関心を持ってしっかりと聞かれていた様子がわかりました。

動画による施設案内の様子
動画によるAIOL施設案内の様子

 オンライン授業の後は、スライドや動画による本学の施設案内を行いました。薬学部の模擬実習室での授業の様子や、模擬薬局での様子など、白衣を着た学生が写っているスライドは、児童の皆さんにとって興味深いものだったようです。続けて、スポーツ健康科学部がある施設の動画案内や、3Dプリンターのある理工学部AIOL(アイオーラボ)の施設動画案内も行いました。
 児童の皆さんへのお土産として、3Dプリンターで作製したキーホルダーも担任の先生よりお渡しいただき、児童の皆さんはとても喜んでくださいました。

 「実際にBKCに行きたかった」という声も多かったと先生からお聞きし、嬉しく思うとともに、コロナ禍が落ち着けば以前のように「スペシャル授業 in BKC」を開催できればと願っています。今後も近隣の小学校との連携事業をつなげていけるよう取り組んでいきたいと思います。

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