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2019.11.15

国際ワークショップ「カザフスタン文芸遺産」、衣笠キャンパスで開催

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カザフスタン・ワークショップで報告するヌルラン教授(中央、スクリーン前。2019年11月5日)

2019年11月5~7日、本研究所の重点研究プログラムの一環として、第2班「アジア的文明・発展経路」と第3班「アジア・イスラーム」の共催で、「カザフスタンの文芸遺産」をめぐる国際ワークショップが開催されました。

このワークショップは、本研究所メンバーのポール・デュムシェル教授(先端総合学術研究科)を中心に企画され、大学院生の愛新覺羅凱和さん(先端総合学術研究科博士課程)が運営にあたって大きな役割を果たしました。

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調査報告をする愛新覺羅氏(左端)

カザフスタンからは3人の先生方が来訪なさいました。ヌルラン・ケンゼアフメト博士(カザフスタン・ファーラービー国立大学教授)、グルシャト・アビコワ氏(国立稀覯書図書館稀覯書部長)、オミルベク・ハナイ氏(ユーラシア研究所研究員)です。

ワークショップでは、中国史や日本史の専門家も交えて、カザフスタンで所蔵されている東アジア諸言語の文献コレクションの書誌学的内容や調査結果が報告され、活発な議論が展開されました。最終日には、今後の研究協力についても前向きの合意がなされました。

本研究所にとっても、中央アジアとの交流は初めての機会で、きわめて有益な機会となりました。

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カザフスタンの先生方(左からヌルラン教授、アビコワ稀覯書部長、ハナイ研究員)