立命館大学 経営学部

メニュー

経営学部の歩み

ビジネスを発見し、ビジネスを創造する経営学

経営学部の写真

 立命館大学経営学部は、高度経済成長期、日本においても経営学を学ぶ必要性と重要性が認識されはじめた1962年に広小路キャンパス(京都市)に設置されました。1965年には衣笠キャンパス、1998年にはびわこ・くさつキャンパス(BKC)に移転しました。
 1996年には、「ビジネスを発見し、ビジネスを創造する経営学」という学部理念を確立し、ビジネスの視点から社会的課題を発見し、創造的な問題解決を目指す経営学の研究と教育を進めてきました。その特徴は、社会生活で実際に役立つ「実学」を提供していることです。特に今日は、貧困や労働にかかわる問題、SDGs(持続可能な開発目標)の観点からの社会的課題の解決や、ソーシャルビジネスも重視しています。
 経営学部では、大学の教学理念「平和と民主主義」と経営学部の教学理念のもとで、高い教養と経営学の専門知識をもち、社会・経済の変化に対応して自ら考え、実践することにより未来を切り拓くチャレンジ精神に満ち、高い倫理観とグローバルな視野で異文化を相互に理解し尊重する人材の育成を目指しています。

多文化共生社会で国際的に活躍するグローバル人材の輩出

 2006年に国際経営学科を開設してからは、将来的なグローバル人材(グローバルキャリア) としての活躍を目指し、異文化・多文化の理解や国内外の学生が日本と海外で学びあう教育の国際化、学部独自の留学プログラムや英語開講専門科目の提供によって「英語で国際経営を学ぶ」学びを提供しています。
 グローバル経済が拡大する一方で、グローバルな規模で貧富の格差も拡大し、民族・文化・アイデンティティの多様化、ジェンダーやLGBT、環境、技術(AI、IoT)など、さまざまな課題が提起されるようになり、政治・経済・社会の多角的かつ包括的な理解なしには経済・経営における展望を見出し、自律的・自立的・主体的に活躍し続けることは困難です。そのため経営学部では、グローバル・シチズンシップの涵養も目指しています。

徹底した小集団教育を通じた卒業論文を集大成とする学びの体系化

 2015年には、外国語やインテンシブプログラムを充実させるとともに、小集団教育を中心に 据えて大阪いばらきキャンパス(OIC)に移転しました。2022年には、キャンパス移転後の学内外の変化をふまえてカリキュラムを刷新します。徹底した小集団教育を通じて、主体的にグローカルな企業社会の問題発見・解決能力を磨くカリキュラムを精緻化し、卒業論文を集大成とする学びの体系を明確にしました。
 1回生時には学部共通の総合基礎科目を学び、2回生からは学科やコースごとのコース基礎科目を学び、3回生からは展開科目を学びます。これに加えて、国際経営学科では、1回生から英語で国際経営を理解する仕組みを構築しました。2学科(経営学科と国際経営学科)、3コース(戦略とマーケティングコース、組織とマネジメントコース、会計とファイナンスコース)ごとに、学びを知る(1回生)、学びを広げる(2回生)、学びを深める(3回生)、学びをまとめる(4 回生)というプロセスを経て卒業論文の執筆に取り組みます。