立命館大学 経営学部

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黒木 正樹教授

Masaki Kuroki

研究分野
1) 起業家(アントレプレナーシップ)教育、2)ベンチャー企業の人事戦略&人材育成
主な担当科目
アントレプレナーシツプ論、ベンンチャー企業論
Q1
現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。
ベンチャー企業の人材戦略と人材育成に興味を持ち研鑽を重ねています。通常ベンチャー企業は、無名で大手企業よりも待遇が悪く良い人材は集まり難いと言われています。が、その様な条件の中でも、優力なベンチャー企業が日本社会に変革をもたらしています。優力なベンチャー企業の根底には、ポテンシャルに優秀な人材を引き付けるモノがあるのか、ベンチャー企業の最先端の企業に成ろうとするカルチャーによって人材は刺激を受けて、優秀な人材へと変貌を遂げようとするのか?不思議な要因を解明することに研究の面白みがあります。また、ベンチャー企業の創業者達の交流会へも頻繁に呼ばれることがありますが、ベンチャー企業の創業者達は兎に角アイデアが豊富で、常に起業家目線での刺激を提供してくれます。
Q2
どんな学生時代を送っていましたか。
アウトドアに割と時間を割いていました。山登り、キャンプ、などが好きで、今も時間があれば、行く計画を練ります。実行は難しいですが。また、時間を見つけては、人生と政治・経済に関する話をルームメートとしていました。
Q3
現在の専門分野を志した理由・研究者になったきっかけを教えてください。
アメリカの大学院時代に、色々な研究者・教育者とメンターと出会いました。当時院生時代、依然としてキャリアに迷っていた時に、アメリカの教授達の過去の経歴を聞く機会があり、大学の教員を志すまで色々経験した先生方に出会い衝撃を受けました。また、当時多くのアメリカ人学生も院生もキャリアに悩んでおり、彼らとの意見交換や経験により成長した自分自身が、日本の大学の学生達にも役立つと考え大学の教員になることを目指しました。
研究テーマ(起業家関連)は、自分自身が過去に起業しようとしていたから。もともと会社を作る能力と自信を身に着けるためにアメリカに行きましたが、博士課程の大学院では、その知識とプロセス、そしてその為の環境を研究する教授陣がたくさん居られ、現在の研究テーマに巡り合いました。
Q4
高校生へメッセージをお願いします。
大学時代の勉強は、教室や研究室の中以外にも多くあります。過去20年間で私のゼミのOB生の中から既に自分の会社を創業している人は、15名ほど出ています。彼らや彼女達の学生時代を見ていたからこそ言えることは、卒業後10年や20年を経た現在それぞれの分野の最先端で頑張っている人は、1回生(入学直後)の頃より、企業と連携したプロジェクトや商品開発に取り組んでいた人達です。大学の入学はゴールではなく、卒業後の次のステージでの活躍する力を培うための場探しが始まります。

■おすすめの書籍や映画

「起業と言う幻想」スコット・A・シェーン著(白水社)
DVD:スタンフォード大学「白熱教室」NHK出版


■関連リンク

研究者学術情報データベース (ritsumei.ac.jp)

https://www.ritsumei.ac.jp/ba/entre/