立命館大学 経営学部

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張 卓講師

Zhuo ZHANG

研究分野
1. 組織に働く人々の価値観、キャリア志向とリーダーシップ(東アジアの文化視点から) 2. 理工系女性エンジニアのキャリア・マネジメント
主な担当科目
アジアビジネス、マネジメント論、International Human Resource Management(国際人的資源管理)
Q1
現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

専門分野は組織行動論であるため、企業に働いている人間たちの心理や行動などに関する研究をしております。最近は特に、東アジア労働市場の変化から、従業員たちが自主的に自分のキャリアを管理する志向と行動(例えば、Protean Career OrientationやCareer Self-management)、理工系女性の職務とキャリア管理などに関して研究を進めています。

Q2
どんな学生時代を送っていましたか。

大学時代は、周りの人たちと同じようにほぼ真面目に授業を受けて、将来どのような仕事に就くのかをいろいろと考えていましたが、一番楽しんでいたのは、就職のためでもなく、資格勉強でもなく、いろんな知識を自由に学ぶことです。数年後の今、当時興味本位で勉強した哲学や社会学の知識から、研究のヒントや示唆を得られたこともあります。やはり大学時代の経験は大事だと実感しています。

他には、ボランティア活動や国際交流活動などにたくさん参加し、異文化コミュニケーションの面白さを感じました。これらの経験が留学と海外暮らしの最初のきっかけになったと考えています。

Q3
現在の専門分野を志した理由・研究者になったきっかけを教えてください。

大学卒業した後、数年間企業で働きました。従事したのは人的資源管理や企業文化に関わる仕事で、もっと多くの方にとって働きやすい環境を整える方法はないのかという素朴な思いから、高度的な理論知識を勉強する目的で大学院に進学しました。最初から研究者を目指していたのではありませんが、在学中、研究という活動は常に大変で辛いのですが、「挑戦に満ちている」「アドベンチャーみたい」という魅力を深く感じましたので、研究者という道を選びました。

Q4
高校生へメッセージをお願いします。

大学生活は自由度が高いので、専門分野以外の知識もたくさん学びましょう。

そして、周りに流されない思考力や多様な価値観を受け入れる姿勢なども身につけましょう。

■おすすめの書籍や映画

ウェンディ・スミス、マリアンヌ・ルイス

『両立思考 二者択一の思考を手放し、多様な価値を実現するパラドキシカルリーダーシップ』

日本能率協会マネジメントセンター, 2023