横田 明紀教授

Akinori Yokota

研究分野

企業情報システムの開発や導入に関するプロジェクトについて

主な担当科目

経営情報論

Q1

現在の研究テーマ（または専門分野）について教えてください。

「プロジェクト」を対象にみています。プロジェクトとは「独自のプロダクト，サービス，所産を創造するために実施される有期的な業務」と定義されており，こうしたプロジェクトの1つとして企業の情報システムの開発や導入を事例に扱っています。プロジェクトには与えられた戦略的な目的を達成するために，人だけではなく，予算や期日といったものを管理することが必要になります。特に，最近，取り組んでいるのはリスクに関する調査です。通常，どのようなプロジェクトであっても，事前に「プロジェクトを遂行するなかでどのようなリスクが起こりえるか」といった評価をおこない，それを見越して計画を立てます。そうした事前のリスクの評価に対しプロジェクトが完了した際の実績がどうであったのか，また，もし予期していなかったような問題が発生した際，プロジェクトがどのようにそうした問題に対応しているのか，といったことを調べています。

Q2

どんな学生時代を送っていましたか。

ほぼ毎日大学に行っていました。私が大学に入学した直後，突如としてバブル経済が崩壊し，雇用環境は一転するとともに，後に「就職氷河期」と呼ばれる時代が始まりました。そうなると「何をやったらどんな企業に就職できるのか」といった先行きがまったく見通せなくなりました。そのようななかで「他に特技があるわけでもなく，なんのために大学に来たのか？」と考えると，他にやることもなく授業にはほぼ遅刻することも，休むことなく出席していました。おかげで，今でも「あの時，あの先生がこんなことを話していたなぁ」ということがいくつも記憶に残っています。また，当時の講義ノートは大切な資産になっています。さらに，大学のなかで情報(コンピュータ)系の実習授業のTA(ティーチング・アシスタント)もしていました。ここで知り合った先生，先輩，友人との交流は，卒業後20年以上経った現在でも続いています。

Q3

高校生へメッセージをお願いします。

何のために進学したいのかを考え，最後は自分で決断してください。

■関連リンク

研究者学術情報データベース (ritsumei.ac.jp)