赤木 真由准教授
Mayu Akaki
- 研究分野
- チームの創造性研究
- 主な担当科目
- デザイン経営論、メディア・デザイン論
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Q1現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください
創造性はイノベーションの第一歩と言われており、デザイン組織の中でもいかに社員の創造性を促進するか検討されています。私はチームメンバーの多様性を活かしてチームの創造性を促進する手法について研究しています。これまで個人の創造的思考のタイプを可視化する「創造的思考マップ」の開発、アイデアの受容を促すフィードバック方法(Systematic Feedback Methodの開発、口頭と記述フィードバックの違いに着目した研究)、チームメンバーをAIに置き換えた場合の創造性への影響など、様々な観点からチームの創造性について研究してきました。大学の授業に加え、地域住民向けデザイン思考ワークショップや企業や自治体を対象にした研修を通して実践経験を積み、「どうしたら創造性を促進できるか」日々探究しています。
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Q2どんな学生時代を送っていましたか
大学では、スペイン語を専攻し言語はもちろんのこと、スペインやラテンアメリカの文化や歴史を幅広く学びました。スペイン語が思うように上達しなかったので、スペイン文化に触れる機会を増やしたくてスペイン舞踊部に入り、フラメンコを踊っていました。仲間と舞台を創り上げるプロセスに感じた楽しさは今の仕事にも繋がっている気がします。
また、フラメンコの本場、スペインのセビージャに約1か月語学留学しました。そこで出会ったスイス人の友人とは今でも交流があり、世界に目を向けるきっかけになりました。当時は毎日一生懸命でしたが、語科、部活、アルバイト、それぞれの場で大切な仲間に恵まれ、充実した日々でした。
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Q3現在の専門分野を志した理由・研究者になったきっかけを教えてください
社会人10年目に慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科に入学し、多様なバックグラウンドを持つ先生方、同期、先輩・後輩に出会い、たくさんの刺激を受けました。それまではコンサルティング会社で働いていたこともありロジカルなことが求められてきましたが、これまでにないアイデアを創出し表現する大学院での授業や活動を通して、創造性の促進に興味を持ちました。修士研究でチームの創造性研究に取り組む中で、もっと視野を広げ研究を深めていきたいと考えるようになり後期博士課程に進学し大学教員になりました。
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Q4高校生へメッセージをお願いします
不確実で変化のスピードが速い時代において唯一無二の「正解」がなくなっています。問いに対する正解を考えるのではなく、これまでの前提を疑い、問いをつくることが求められています。面白い問い、価値のある問い、有意義な問いをつくるためには幅広い視野を持つ必要があります。大学4年間はたくさんの経験を積み、多様な人と出会い、世界を広げる時間になると思います。一緒に問いを見つけて、解決に向けて動いていきましょう!
■おすすめの書籍や映画
Creative Confidence: Unleashing the Creative Potential Within Us All (Tom Kelly, David Kelly, 2013, Crown Currency)