立命館大学 経営学部

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2022/02/25 教育・研究

2021年度【米スタートアップ ELSA社とのPBL】立命館大学生を対象にAI発音コーチアプリの活用プロジェクトを実施(依田ゼミ)

2021年度【米スタートアップ ELSA社とのPBL】立命館大学生を対象にAI発音コーチアプリの活用プロジェクトを実施しました!

ELSA社は2015年にGoogleより出資を受け、スタンフォード大学からはじまったEdtechスタートアップ企業です。 同社が提供している“AI発音コーチ”のアプリでは、個々人に合った独自の英語発音の学習プログラムが提供されます。サービス開始からわずか5年で、世界100カ国・2600万人を超えるユーザーに利用されています。

今回、ELSA社にて日本市場責任者を務める玉置俊也氏をはじめとした同社からの支援により、経営学部 依田祐一ゼミにおけるデジタル・マーケティングのPBL(Project Based Leaning)の一環として、AIを駆使したアプリの有効性について検討するプロジェクトを実施しました。立命館大学の複数学部の学生に1日10分程度、約1ヶ月間にわたりELSAアプリを活用してもらい、英語の発音や英語学習に対する意識の変化について、試験的に調査を行いました。


予備的な調査としての実施において、合計で1時間以上取り組んだ集団、あるいは2時間半以上取り組んだ集団ともに、ELSAスコア(※ELSAアプリ独自の発音スコア)に11~13%程の改善が見られました。

また参加学生による実施後アンケートでは、5段階評価において、使用感3.7点、効果の実感3.5点、楽しさ3.5点、満足度3.9点と、一定の評価となりました。利用者の声として「普段気軽に発音を練習できる機会がないので非常に楽しかった」「日に日に発音の上達を実感することができ、自信を持って英語を話せるようになった」など、前向きなコメントが数多くありました

そして、本プロジェクト実施後、実施効果をふまえて、経営学部・依田ゼミにて正式導入し、本アプリによる発音学習を継続することとなりました。

最後に、海外のスタートアップ企業と協働できる貴重な機会は、経営学の実践という点で、日々の大学での学びを越える経験になりました。改めて、このような貴重な機会を提供して下さったELSA社の皆様に感謝、本当にありがとうございました。

(文:経営学部国際経営学科 4回生 津田瑛汰・藤原祥真)