25
Feb
TUE
髙橋政代RARAフェロー・徳田副学長対談
「研究とビジネスの両輪で社会課題に立ち向かうー“サイエンスのライフサイクル”を回すには」
- 場所
- オンライン開催(ZOOMウェビナー 定員400名・先着順)
- 申し込み方法
- 参加申し込みフォームはこちら
今、革新的な研究とビジネスを通じて、社会課題に立ち向かう研究者が注目されています。
立命館先進研究アカデミー(RARA)(※1)の髙橋政代フェローは、そのロールモデルの一人です。
髙橋フェローは、2014年に世界で初めて自己のiPS細胞由来組織を網膜に移植し、失われた視機能を再建する再生医療の臨床研究に成功。その後、再生医療の実用化を目指し、より多くの患者さんが治療にアクセスできる環境を整えるためにベンチャー企業を立ち上げ、技術開発から医療制度改革まで総合的に取り組んできました。また、2024年には代表を務める「株式会社VC Gene Therapy」が立命館ソーシャルインパクトファンド(※2)から資金を調達、再生医療の社会実装化に向けて奮闘しています。
革新的研究から特許権取得と産業化を実現し、結果として国の税収増・研究機関へのライセンス収入増につなげ、さらなる研究環境の充実へ、という好循環を、髙橋フェローは「サイエンスのライフサイクル」と呼び、その重要性を提唱し実践しています。
本イベントでは、「研究とビジネスの両輪で社会課題に立ち向かうー“サイエンスのライフサイクル”を回すには」をテーマに、髙橋フェローと、徳田 昭雄立命館大学副学長による対談を行います。
革新的な研究とビジネスの融合による社会課題解決、そして「サイエンスのライフサイクル」の確立に向けて重要なことは何か、髙橋フェローの経験を踏まえ議論します。また、科学技術による社会課題解決をめぐる世界と日本の現状にも触れ、立命館大学の起業や事業化を支援する仕組みも紹介します。
研究者の皆様、未来の研究者である大学生や大学院生、そして、社会課題解決に関心のある皆様のご参加をお待ちしております。
なお、本イベントは、RARAフェローらのスキル研鑽の場であるRARAコロキアムを、一般開放する特別企画です。
(※1)英語名称:Ritsumeikan Advanced Research Academy、略称:RARA。先導的・先進的研究拠点の形成を担う中核研究者の集まり。現在20名のフェロー、22名のアソシエイトフェローが集う。立命館大学は2030年に向け社会共生価値の創造とイノベーションに取り組む「次世代研究大学」の実現をめざしており、RARAはその取り組みを牽引する制度として2021年6月に設置された。
(※2)学校法人立命館の100%出資にて設置された、社会的企業へ投資を行うインパクトファンド。「グラスルーツ・イノベーション」をポリシーに、投資先と教育・研究をつなぎ、社会への価値創出をめざす。

開催概要
- 日時
- 2025年2月25日(火) 11:00~12:00
- 開催形式
- ZOOMウェビナー(定員400名・先着順)
- 参加費
- 無料
- 参加対象
- 研究者・大学院生・大学生・一般のみなさま
- 登壇者
-
髙橋 政代(立命館大学RARAフェロー/総合科学技術研究機構教授、株式会社VC Gene Therapy代表取締役社長、医学者、眼科医)
徳田 昭雄(立命館大学副学長(研究・学術情報・国際連携・ダイバーシティ&インクルージョン担当) /経営学部教授(専門:経営学・イノベーション論・標準化研究)) - 司会
- 毛利公一(立命館大学研究部副部長/情報理工学部教授)
- 対談内容
- ・「研究」と「ビジネス」両輪のキャリア形成
高橋フェローのこれまでのキャリアを振り返りながら、「研究」と「ビジネス」を両輪とした新たなキャリア選択肢について議論します。 また、立命館大学が提供する起業や事業化を支援する仕組みや、その教育的意義について徳田副学長が紹介します。
・科学技術による社会課題解決
日本では立ち遅れているとされる遺伝子治療の研究開発において、トップランナーとして業界を牽引する VC Gene Therapyのビジョンと取り組みについてお話します。さらに科学技術を活用した社会課題解決における、世界と日本の現状に触れ、両者が目指す今後の展望について議論します。 - 申込方法
- 以下申込フォームより必要事項をご記入の上お申し込みください。定員に達し次第、締め切らせていただきますのでご了承ください。
- 共催
- (株)VC Gene Therapy、立命館大学