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【受賞発表】災害に見舞われた地域に心を寄せてー「つむぐ思い出」フォト投稿

更新:2021.5.14 審査員評を公開しました。

先日立命館災害復興支援室サイトより、これまで立命館の活動でお世話になった地域の写真を通じて、地域のみなさまへの感謝と復興に寄り添う思いを再確認することを目的に、思い出の写真の投稿を募集しました。【フォト投稿募集概要】

応募作品は、どれも災害に見舞われた地域での思い出や復興に寄せる思い、お世話になった方への思いなど、ご応募いただいた方々の大切な思い出が表現された作品でした。

審査では、写真とエッセイの織りなすメッセージを評価し、9作品を優秀賞に、1作品を最優秀賞に選定いたしました。また優秀賞のなかでも、とくに審査員の印象に残った1作品を審査員特別賞とさせていただきました。 

最優秀賞「東北に笑顔の轍を繋いでいく」maharoさん

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審査員評
大学のプログラムで東北を訪れた際、被災地の皆さんの復興への思いを間近で感じられ、社会人になってから改めてボランティアとして現地を訪問されたとのこと。晴天の空、青々とした山あいの雄大な風景、沿道の大漁旗や横断幕が色鮮やかに写真におさめられています。
とりわけ「今年も水浜元気です」の横断幕を背にロードレースの選手たちに元気な笑顔でエールを送る姿は、被災地のみなさんが前へ進み続ける復興への強い思いやエネルギーを感じさせる作品でした。
「東北に笑顔の轍を繋いでいく」mahaloさん(立命館大学 校友)作品詳細

審査員特別賞「クウちゃん10歳」久保 裕之さん

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審査員評
投稿者の久保さんが写真コメントで書いておられたお爺さんについて検索すると、旅館を経営されていたそのご主人がメディアに取材を受ける様子の動画のなかで「再建お爺さん」と呼ばれていることを見ることができました。津波被害のニュースに日本中がショックを受けていた時に、笑顔で再建への意思を力強くコメントされる姿に元気をもらった人は沢山いたと思います。そんなご主人と震災を一緒に乗り越えたクゥちゃんがどこか寂しそうに玄関で佇む様子に胸を打たれました。遠くを眺めるようなクゥちゃんの表情が写真に良い味を出しています。人や動物は歳を取りますが、当時の記憶を風化させず伝えていかなくてはならない、と感じる一枚でした。
「クウちゃん10歳」久保 裕之さん(立命館大学 職員)作品詳細

優秀賞

優秀賞8作品は以下のとおりです。
作品は災害復興支援室ウェブサイト内(以下リンク先)にてご紹介しています。

*エントリーNo,順

「テレビで見た“あの木”の7年後」石井 勇輝 さん(立命館大学 学生)

「無音の帰省」はだし。さん(立命館大学 学生)

「3月11日 15時38分」

「生まれ変わった街に咲く約180万本のヒマワリ」くねちゃん さん(立命館大学 校友)

「学舎への道」西丸 光さん(立命館大学 校友)

「ビニール手袋包みのおにぎり」茨城県人 さん

「何もない風景が私に訴える」かずお さん

「南三陸町に立つ東アジアの学生たち」キャンパスアジアのなかまたち さん


その他の応募作品について

その他の全応募作品は、立命館災害復興支援室 設置10年特設サイトに掲載しています。
沢山のご応募、誠にありがとうございました。