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2022年02月のニュース

2022.02.24

スポーツ健康科学部・研究科の橋本健志教授が取り組まれた研究論文が、ハイインパクトジャーナルの1つ「Journal of Cachexia, Sarcopenia and Muscle」に原著論文として掲載されることが決定しました。

スポーツ健康科学部/研究科 橋本健志教授が、サントリーウエルネス株式会社 健康科学研究所、国立健康・栄養研究所 特別研究員 山田陽介先生、順天堂大学 先任准教授 宮本直和先生、八戸学院大学 講師 有光琢磨先生、ふくだ内科クリニック 院長 福田正博先生、スポーツ健康科学研究科博士後期課程 前田哲史さんらと共同で取り組まれた研究論文「Effects of resistance training intensity on muscle quantity/quality in middle-aged and older people: a randomized controlled trial」が、ハイインパクトジャーナルの1つ「Journal of Cachexia, Sarcopenia and Muscle」に原著論文として掲載されることが決定しました。

加齢性筋肉減弱症(サルコペニア)では、骨格筋「量」のみならず「質」の低下も課題です。本研究では、50歳から79歳までの男女50名を対象に、24週間にわたるレジスタンス運動が、骨格筋の「量」と「質」の改善に及ぼす影響を解析しました。特長は、中強度のレジスタンス運動のみならず、低強度のレジスタンス運動の効果を査定したことと、スポーツ健康科学部/研究科が有する3テスラのMRとDXA(二重エネルギーX線吸収測定法)、そしてS-BIS(部位別生体電気インピーダンス分光法)を用いて詳細に骨格筋の「量」と「質」の評価を実施したことです。

中強度のレジスタンス運動は、骨格筋の「量」と「質」双方の改善効果を示しました。一方、低強度のレジスタンス運動効果は筋量にのみ認められました。また、レジスタンス運動による骨格筋への部位別効果を評価するには、MRIとS-BISが適していることが示唆されました。

本研究の結果は、筋機能の維持・向上を図るうえで重要な知見を提供するものであり、今後の更なる研究の基礎基盤となる成果を挙げたと評価できます。

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2022.02.22

【オンラインセミナーのご案内】チアリーディングをより安全に 知ろう!防ごう!脳振盪

脳振盪への基礎知識、日常生活、競技復帰までのプロセス等、正しい知識を深めることで選手の生涯における健康を守り、安全対策の強化を再認識しませんか?

チアリーディング選手、指導者、保護者の方、脳振盪対策について興味がある方など、どなたでもご参加いただけます。

 

 チアリーディングをより安全に 知ろう!防ごう!脳振盪

日  程:321日(月・祝)1700-1900

参加費:無料

オンライン(Zoomウェビナー)開催 | 定員500

お申し込みは こちら
セミナー詳細は こちら

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2022.02.21

田畑泉先生・山浦一保先生 立命館オンラインセミナー3月企画『現代社会を読み解く』ご案内


\田畑泉先生・田中賢介さん・山浦一保先生登場!/
3月ライブ配信講義『現代社会を読み解く』(その1)【立命館アカデミックセンター】

「学び」のあり方が変わる中、立命館アカデミックセンターは、どこからでもアカデミックな講義を受講いただける「立命館オンラインセミナー」を開講しています。
今回は、3月開講『現代社会を読み解く』(全7講義・すべて無料)から前半3講義をご紹介します。是非、お申し込みください。

------ ≪現代社会を読み解く≫ 募集概要 ------
 ■お申し込みは <こちら

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▷ TABATA -タバタトレーニング 理論と実践
日   程:3月4日(金)19:00-20:30
講  師:田畑 泉 (立命館大学スポーツ健康科学部 教授)
講義詳細:https://www.ritsumei.ac.jp/acr/lecture/detail/index.html/?id=310


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▷ 武器としての組織心理学 -関わり合いのリーダーシップでつくる組織と社会
日   程:3月9日(水)19:00-20:30
講  師:山浦 一保 (立命館大学スポーツ健康科学部 教授)
講義詳細:https://www.ritsumei.ac.jp/acr/lecture/detail/index.html/?id=311
お申込み:
https://reg18.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=lgle-lglgse-51898f268e987a70b142e1f02363a71c


▷ 野球が教えてくれたこと -そして、学校をつくることにした理由
日   程:3月11日(金)19:00-20:30
講  師:田中 賢介 (北海道日本ハムファイターズスペシャルアドバイザー / NHKプロ野球解説者 / 田中学園理事長)
講義詳細:https://www.ritsumei.ac.jp/acr/lecture/detail/index.html/?id=312
お申込み:https://reg18.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=lgle-lglgse-51898f268e987a70b142e1f02363a71c


各回共通
 ■お申し込みは、こちら

 開催方法: Zoomウェビナーによるライブ配信(見逃し配信あり)
 定  員: 1000名(先着順)
 料  金: 全7講義すべて無料
 申込期限: 各講義開催日の2日前23時59分(定員になり次第、締め切ります)

***その他の講義・講義詳細は、立命館アカデミックセンターホームページ <こちら> をご覧ください。


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2022.02.16

本学部講師・寺田昌史先生らの研究が「Research in Sports Medicine」に原著論文として 公開されました。

立命館大学スポーツ健康科学部の寺田昌史講師、伊坂忠夫教授、立命館グローバル・イノベーション研究機構の内田昌孝助教、立命館大学総合科学技術研究機構の菅唯志准教授らの研究グループは、スポーツ外傷・障害既往歴を有さないアスリートと比較して、足関節捻挫既往歴を有するアスリートにおける腸内細菌叢の種の豊富さ(species richness)が低いことを明らかにしました。本研究成果は、2022 2 11 日、「Research in Sports Medicine」に原著論文としてオンライン版が公開されました。


【本件のポイント】

〇足関節捻挫は、日常生活や、運動、スポーツの中で最も頻繁に生じる運動器外傷である。

〇足関節捻挫は大した外傷ではないと軽視される傾向にあり、足関節捻挫の治療と予防の重要性について認識が低い。

〇足関節捻挫既往歴を有するアスリートにおける腸内細菌叢の species richness が低かった。

〇対照群のアスリートと比較して、足関節捻挫既往歴を有するアスリートにおける腸内細菌叢の種の均等度(species evenness) および β 多様性(サンプル間の腸内細菌叢の多様性)には差が認められなかった。

〇対照群のアスリートと比較して、足関節捻挫既往歴を有するアスリートの Bacteroides Fragilis よび Ruminococcus Gnavus の割合が高かった。

〇研究結果から足関節捻挫と腸内細菌叢との間に関係がある可能性が示唆された。

〇足関節捻挫は人々の健康に重大な影響を与える運動器外傷であるという認識をスポーツ現場ならび一般社会に広めていく上で重要なエビデンスである。

 

プレスリリース全文は、以下をご覧ください。

プレスリリース全文: https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=523883&f=.pdf

立命館大学HP TOPICS: https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=2462


Lateral ankle sprains (LASs) are extremely common injuries that can have long-lasting consequences if not treated properly, including alterations in brain function, psychological stress, and chronic pain. In a recent study, scientists from Ritsumeikan University, Japan found that athletes with a history of LAS had lower richness of gut microbiota compared to that in healthy athletes, providing evidence that LAS, although a local injury, can affect global health.


Please click the link below!

Ritsumeikan University NEWS & TOPICS (ENGLISH) : https://en.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=673

EurekAlert!: https://www.eurekalert.org/news-releases/943567

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2022.02.15

2021 年度 スポーツ健康科学研究科 博士課程前期課程 修士論文公聴会が開催されました

2022年2月11日(金・祝)9:00から、修士論文公聴会が開催されました。

今年度は22名の博士課程前期課程の大学院生が修士論文の発表を行いました。

「ヒト・ひと・人を科学する」 スポーツ健康科学は、この2年間、コロナ禍において研究実施に大きな制限を余儀なくされました。そのような状況の中、院生たちは自ら問いを立て、課題を設定し、スポーツ健康科学を駆使してそれを解決し、その成果を今回発信しました。

いずれも、学際的な学びを展開する本研究科の特長を象徴する素晴らしい発表でした。

 

また、今年度は、対面とオンラインのハイブリッドで公聴会を実施しました。多くの産官学界の関係者からご参加いただきました。ありがとうございました。引き続き、新しい成果を生み出し、発信して参りますので、今後とも、ご支援、ご協力、応援賜りましたら幸いです。

 

発表後に撮影した集合写真の様子です。上述したように、コロナ禍で苦慮しながらも研究活動に邁進した院生諸君に対して、ささやかではありますが、研究科からバラの花を贈りました。

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2022.02.14

田畑泉教授定年退職記念講演会が開催されました!

2022年2月11日(金・祝)15:00から、今年度末をもってご退職される田畑泉教授の退職記念講演会が開催されました。田畑教授はスポーツ健康科学部長・研究科科長を担われるなど、スポーツ健康科学部・研究科の発展に多大なるご貢献を頂きました。

 

当日は、立命館大学びわこ・くさつキャンパスにおける直接参加とオンライン参加のハイブリッドで開催し、直接参加は60名程度、オンラインでは300名を超える申し込みがありました。田畑教授の研究に関連する方々、田畑教授の指導を受けられた多くの卒業生・修了生、教職員など多くの方々が参加しました。

 

講演は、田畑教授が研究者を志した切っ掛け、研究者としての歩み、そして「身体活動のシグナル探求」を突き詰める中で得られた研究成果など幅広いお話をお伺いすることができ、田畑教授のスポーツ健康科学分野の発展における貢献度の大きさを知る機会となりました。講演会は会場参加者との対話が行われ、何度も笑いが起こるなど、大変和やかな雰囲気で実施されました。

 

写真

     講演会の様子1

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     講演会の様子2

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     伊坂副総長からのお礼・ご挨拶

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     講演会終了後の写真撮影(撮影時のみマスクを外しています)

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2022.02.14

東京大学×立命館大学 共催シンポジウムご案内



東京大学スポーツ先端科学連携研究機構・立命館大学スポーツ健康科学センター共催シンポジウム

「スポーツに関わる知の社会実装を目指して」

日時:2022年3月17日(火) 18:00-20:30
場所:オンライン(Zoomウェビナー)

■チラシURL:https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=522797



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2022.02.01

金久博昭教授 退職記念講演・シンポジウムのご案内

日時:2022315日(火)16:30-18:30

内容:金久博昭教授 退職記念講演・シンポジウム

「体育・スポーツ・健康科学のこれからを語る」

■参加申し込みURL

https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_L7_uWadaT5m-Wjy0qPcPLQ

■チラシURL

https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=522615

■告知HP

https://www.ritsumei.ac.jp/events/detail/?id=1092

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