コラム
記事一覧
2023.6.1
熱中症対策はできていますか?
先月から急に暑くなってきました。熱中症対策はできていますか?
熱中症は晴れて暑い日の屋外だけでなく、高温多湿な環境であれば、曇りや雨の日、室内でも起こります。暑くなりはじめは身体が暑さに慣れておらず、熱中症のリスクが高くなるため、今の時期から熱中症対策を行うことができたら良いですね。
高体温、めまい、大量の発汗、頭痛、吐き気、倦怠感、筋肉痛、手足の運動障害などの熱中症が疑われる人をみかけたら下記のChecklistに沿って対応しましょう。
生命を救う応急処置は上記のイラストにもあるFIREです。
実際には【F】【I】【R】【E】は複合的なものではありますが、上記のチェックリストと共に考えるとわかりやすいかと思います。
日本の暑い夏を乗り越えるために熱中症の応急処置を知っておくことは、自分や周りの人を救うために必須なのかもしれません。かくれ脱水JOURNAL https://www.kakuredassui.jp
厚生労働省 熱中症予防のための情報・資料サイト
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/happen.html
2023.5.1
生活リズムを整えましょう
【2023年5月】May
新緑が目に鮮やかな清々しい季節になりました。
2023.4.3
学生定期健康診断を受診しましょう!
【2023年4月】April毎年4月に定期健康診断を実施していますので、受診をしてご自身の健康管理に役立ててください。今年度の健康診断には血圧測定・尿検査が加わります。健康診断の詳細はこちらで確認してください。
2023年度学生定期健康診断
血圧も尿検査も異常があっても自覚症状が乏しいので、定期健康診断を毎年受診して確認をしてください。
定期健康診断は、毎年度実施することが学校保健安全法によって定められています。また、 定期健康診断は「立命館大学学生健康診断規程」で学生に受診が義務づけられています。
立命館大学学生健康診断規程
~血圧のおはなし~
血圧測定では心臓から出ていく血液を動脈にかかる圧力を測定しています。
高血圧の場合は、高い圧力が血管にかかり、この状態が長く続くと血管の内壁が分厚くなってしまい柔軟性がなくなります。これが動脈硬化と呼ばれる状態です。長期間放置すると血液の通り道が狭くなり血液の流れが悪くなり、血の塊ができやすくなります。この塊が心臓や脳の血管を塞いでしまうとその部分の組織は死んでしまいます。いわゆる心筋梗塞や脳梗塞です。学生定期健康診断受診者約4%程度の人は血圧値が高く、再測定が指示されています。
低血圧はやせ型の若い女性に多く、めまい・立ちくらみ・動悸・冷え性などの症状が現れることがあります。立ち上がった時に血の気が引く症状は起立性低血圧とも言われ、心臓から送り出された血液が身体の抹消に停滞し心臓に戻りにくい状態です。
健康診断を受診してご自身の血圧値をしっかり確認してみましょう。
~尿検査のおはなし~
尿検査では何がわかるのでしょうか?尿検査では尿中の尿蛋白・尿潜血・尿糖を確認しています。正常な場合はこれらの成分は検出されません。
尿潜血・尿蛋白が検出された場合
腎臓の機能が低下しているか膀胱などに炎症を起こしている可能性あります。
尿糖が検出された場合
腎臓の機能低下や高血糖により糖が尿中に漏れ出てきます。糖尿病の可能性があります。
血圧や尿検査で異常な値が出た場合
指示された再検査を受けてもらいますので、しっかりと再検査を受けましょう。
2023.3.1
何かと忙しい年度末ですが、いかがお過ごしですか?
【2023年3月】March
何かと忙しい年度末ですが、いかがお過ごしですか?
5月8日からCOVID19の感染症法上の位置づけが5類へ変更されること等に関わって、いよいよ With コロナが日常となっていきます。
大学での授業配慮の申請についても、現在変更を検討されているようです。
様々な情報があふれていますが、情報元を確認して不確かな情報に惑わされないようご注意ください。
2023年度の学生健康診断は検査項目が昨年度より増えていますので、事前に注意事項をよく確認してください。
2023年度4月【学生対象】定期健康診断について | ニュース|立命館保健センター | 立命館大学 (ritsumei.ac.jp)
ご質問や健康に関する相談は、各キャンパスの保健センターにご連絡ください。
2023.2.1
乳がん予防新習慣『ブレスト・アウェアネス』のすすめ
30歳代後半から増え始め、40~60歳代にピークを迎えます。
乳がんの約半数はセルフチェックや入浴中に、たまたま気づくなど患者さん自身で発見されていますが、 この場合、しこりが2cm以上になってはじめて気づくことが多いようです。
乳がんは、早期発見・早期治療ができれば9割が治るといわれているため、早期発見のための予防行動が 大切です。そこで近年、推奨されているのが「ブレスト・アウェアネス」です。
乳房を見て、触って、感じるという気軽な気持ちで、乳房の変化を意識するための行動を、習慣づけることです。毎日のように繰り返し、例えば、入浴時などに、ご自分をいたわる気持ちで乳房を見てあげてはいかがでしょうか?
ご自身のため、家族のためにも職場での集団検診や、かかりつけ医での個別検診は、乳がんの早期発見に有効です。最近では、個別で乳がん検診を受診する場合、医療機関によっては、痛みが少なく、乳房を見られずに検査を受けられるMRIやリングエコー、乳房専用PET等の新しい検査方法もあるようです(設備の有無、費用等につきましては直接医療機関にお尋ねください。)また、乳がんの約5%は遺伝性乳がんと言われています。特定の遺伝子に変異を持つ人は、乳がんを発症しやすいことが分かっています。遺伝子に変異があるかどうかは、血液検査でわかります。
家族に乳がんや卵巣がんの経験がある人がいる場合は、まずは専門の知識を持った医師やカウンセラーのいる医療機関で「遺伝カウンセリング」を受け、検査を受けるメリットとデメリットを知った上で検査を受けるかどうか決定することが勧められています。
検査や受診に不安がある方、相談がある方は一度、立命館保健センターを利用してみてください。
2019乳がん検診の適切な情報提供に関する研究“ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)のすすめ” https://brestcs.org/information/self/
Pink Ribbon Festival ピンクリボンフェスティバル “乳がんと検診” https://pinkribbonfestival.jp/cancer/1
〈参考文献〉
きょうの健康 2022.10,P28-29
2023.1.6
ゲーム依存ついて
【2023年1月】January
新年明けましておめでとうございます。
年末年始はどのように過ごされましたか?2023年最初のコラムは「ゲーム依存ついて」です。
2022年1月世界保健機構(WHO)が正式にゲーム症/ゲーム障害いわゆるゲーム依存について嗜癖行動による障害として国際疾患分類(ICD-11)をして掲載をしました。
依存とは
1.ゲームをする時間や頻度などのコントロールができない
2.日常生活や他の関心事よりゲームを優先する
3.ゲームによって人間関係や健康などに問題が起きていてもゲームを続ける
4.学業や仕事、家事などの日常生活に著しい障害がある
上記のような症状が12カ月以上続けばゲーム障害と診断される可能性があります。(症状が重い場合は12カ月未満でも診断されることがあります。)
□ゲームする時間がかなり長くなった
□夜中までゲームを続ける
□朝おきられない
□絶えずゲームのことを気にしている
□ゲームのことを注意すると激しく怒る
□使用時間や内容などについて嘘をつく
□ゲームへの課金が多い
スマートフォンのゲームは手軽なので、通学時間やおうち時間でプレーしていませんか?課金はお小遣いを越えていませんか?まずは日常生活を少し見直してみましょう。
・厚生労働省「ゲーム依存症対策関係者連絡会議(令和2年2月6日)」資料
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syougai_141301_00001.html
・NHK「やめられない怖い依存症!脳に異常が起きるゲーム障害の症状、治療法」(2019/10/17) https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_883.html
2022.12.1
日照時間とセロトニン
【2022年12月】December
冬になると、なんだか少し気分が落ち込むなぁと感じることはありませんか?
実際冬になると、軽い疲労感や睡眠時間の増加、体重の増加というような体調の変化がみられることがあります。 そしてこれは冬場の日照時間が短くなることが原因の一つです。 日照時間が短くなり、太陽の光に当たる時間が少なくなると、脳内の神経伝達物質の一つであるセロトニンの分泌が減るためだと考えられています。
セロトニンは脳の興奮を鎮めて精神を安定させる作用があり、幸福感を高めるのに役立つことから、『幸せホルモン』とも呼ばれることがあります。
このセロトニンの分泌を増やすためにも、朝起きたらカーテンを開け日の光を浴びて朝ごはんをしっかりと食べる、晴れた日は外でウォーキングをするなど、昼夜のリズムをしっかりつけて気持ちをリフレッシュしてはいかがでしょうか?
こころの健康ガイド 季節性感情障害の部分を参考
Seasonal Affective Disorder (SAD) in Japanese | Royal College of Psychiatrists (rcpsych.ac.uk)
セロトニン 厚生労働省 eヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-074.html
2022.11.1
インフルエンザワクチンについて
2022.10.17
Walkingで健康、美容、ストレス軽減!
厚生労働省の「国民健康・栄養調査(平成28年)」では、日本人の1日あたりの平均歩数は、成人男性が「6984歩」、成人女性が「6029歩」となっています。
今から15年前の平成15年には男性が7503歩、女性が6762歩だったので、実に500歩以上も減っています。
身体活動量が多い人や運動をよく取り入れている人は、生活習慣病の罹患率が低いこと、また身体活動や運動がメンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められています。
まずは1日あたり「プラス10分」のウォーキングを意識してみましょう。
例えば、スーパーまで歩く、観光しながら散歩する、いつもと違うコースで出勤・通学してみるなどから始めてみませんか?
立命館大学ではヘルシーキャンパス企画で11月1日~30日までウォーキングイベント『WalkingChallenge2022』を開催します。 同時開催の立命館所属限定イベント『Walkingしか勝たん!』にも登録・参加してください!
これを機会にウォーキングを始めて、健康と豪華賞品を手に入れましょう♪
・https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html
・スポーツ庁 Web広報マガジン|プラス「10」分のウォーキングから始めるストレス対策 (sports.go.jp)
・https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu/pdf/03-d-27.pdf
2022.9.1
知っていますか? 命をつなぐ「 B L S 」