友人は皆、学びに対して熱心なので入学前に理想としていた大学生活を送る事ができています。ハイレベルな英語の授業を頑張ったことで自信を持てるようになりました。

南 佳恩 さん
国際関係学専攻 2回生

国際関係学専攻2回生の南さんに、学部の様子や外国語学習についてお話を伺いました。

国際関係学部を志望した理由を教えてください。 

高校時代に経験したカナダへの交換留学で世界各国に友人ができたことで、大学では国際系の学部に入学したいと考えるようになりました。また、元々興味の幅が広く、大学卒業後の進路もまだ明確ではなかったため、4年間でなるべく多様なことを学べる大学・学部を希望していました。

Go Beyond Borders. 国際関係学部では、学問分野を超え、国際社会で起こる様々な現象を多角的に学ぶことができます。これは私にとって最高の環境でした。また、「英語を」学ぶのではなく、日本語基準の国際関係学専攻の学生であっても「英語で」学べる機会が多いこともとても魅力的でした。

この学部で学びたいと思ったきっかけとなったのは、高校2年生と3年生の夏に2回訪れたオープンキャンパスです。そこで国際関係学部の先輩方の話を伺った際、彼らの学びに対する意欲、志の高さに感銘を受けました。そして何より学ぶことを楽しみ、毎日ワクワクしている様子が伝わってきました。自分も絶対にこの学部で学びたいと思ったのを覚えています。

入学してみて国際関係学部のイメージはどう変わりましたか。

学ぶことへの意欲が高い学生が集まるという、入学前に持っていたイメージは変わりませんでした。特に私が1回生の時に英語の授業で一緒だったクラスメート達は非常に意欲の高い学生が多く、入学当初はその勢いに圧倒されていました。

英語の授業のクラスメート以外でも、私の周りにいる友人は皆、志が高く、学びに対して熱心なため、一緒にいることで日々自分も良い影響を受けています。授業の延長線上で、昼食を食べながら授業内容について議論したり、課題について意見を言い合ったりするなど、入学前に私が理想としていた大学生活を送る事ができています。

外国語学習にはどのように取り組んでいますか?

国際関係学部への入学が決まった際、入学前に全員がTOEFLを受験しスコア別に英語の授業のクラス分けがされると知りました。私は絶対に一番上のレベルのクラスに入り自分よりレベルの高い学生と共に学ぶことで刺激を受けたかったため、入学前の春休み期間はとにかくTOEFLの勉強に励みました。クラス発表の際、一番上のレベルのクラス(Advancedクラス)だと知ったときは、本当に嬉しかったです。

Advancedクラスは課題も多く、授業内のdiscussionも活発なため、当初は授業についていく事で精一杯でした。しかし、授業をしっかり聞き、わからない事があれば質問をする、そして予習復習を怠らないことで少しずつ心に余裕が生まれていきましたし、1回生が終わる頃には、この環境で1年間やり切れた自分に自信を持てるようになりました。

授業外ではLanguage exchangeという、パートナーと1対1で外国語の交換学習ができる大学の制度を利用して、アメリカ人留学生と週に一度ほど会い、英語で会話をしています。英語の課題やessayでわからないことがあったら相談したり、私も彼女の日本語の課題の相談に乗ったりする中で、英語を学ぶ楽しさや、多言語でのコミュニケーションの楽しさを感じています。

語学力がアップしたと感じる場面を教えてください。

2回生になってからは、グローバル・スタディーズ専攻の英語で行われる授業を受講しています。その授業では、政治に関する英語の資料を毎週読み、その内容を授業内でディスカッションし、自分の意見を発表します。クラスには留学生や海外での生活の長い学生が多い中、英語でのディスカッションに参加し、発言もできるようになりました。1回生の時、英語のクラスで他の学生の英語力に圧倒されていましたが、その環境の中で自分なりに努力した結果が出たと思っています。

具体的な英語スコアに関しては、高校三年生の夏、カナダ留学帰国後に受験したIELTSのスコアは6.0でしたが、2025年春休みに受験したIELTSで7.0を取得することができました。特にReading とWritingに関してはスコアが大きく伸びました。これは1回生の英語の授業内で多くのReadingをしたり、essayを英語で書いたりしたことが役に立ったと思っています。

将来の目標や目指す進路を聞かせてください。

将来、「自分がやりたいことをやって、毎日ワクワクしながら生きたい」というようなぼんやりとした理想はありますが、明確にこの職業に就きたいという目標はまだありません。勿論、大きな目標を持ってそれに向かい突き進むことはとても素敵です。しかし大きすぎるゴールを掲げることで、それに向かってやっていることが目標達成のための「手段」のようになってしまうのではないかと思っています。

私は元々興味の幅が広いため、一つの目標を決めてしまうより周りをキョロキョロ見渡しながら、その都度自分の興味のあるものに真っ直ぐ情熱を注ぎたいと思っています。語学学習に関しても、進路や大きなゴールのためではなく、「翻訳を介さず、国際関係学を、その概念が生まれた言語と文脈で学びたい」「海外の友人とより深いコミュニケーションをしたい」といった目の前の目標のため、毎日必死で勉強しています。

国際関係学部を志望する受験生に対してメッセージをお願いします。

私は国際関係学部で、学ぶことの楽しさを改めて感じています。高校までの学びとは違う、自ら問いを立て、答えを導き出す学びを得る事が出来ます。志の高い友人たちと日々切磋琢磨しながら過ごす日々は、私の人生においてかけがえのない時間です。受験勉強は大変ですが、国際関係学部で学ぶ自分の姿をイメージして頑張ってください!

2025年7月更新

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