国際寮で1年間Resident Mentorとして活動。寮に住む留学生との交流を深めるだけでなく、自分自身の成長にもつなげることができました。

尾上 沙知保 さん
グローバル・スタディーズ専攻 4回生

グローバル・スタディーズ専攻の尾上さんに、学部の学びやクロス履修制度、国際寮での活動についてお話を伺いました。

国際関係学部を志望した理由を教えてください。 

尾上高校生の時に、コロナ禍でのカナダ留学の経験や、国際関係学部で行われているグローバル・シミレーション・ゲーミングを擬似的に体験できるカリキュラムを履修しており、高校生活で身につけた知識や経験を活かせるのではないかと思い、国際関係学部を志望しました。またグローバル・スタディーズ専攻ではすべての授業が英語で行われ、留学生に囲まれた環境で授業を受けられるため、将来グローバルに働きたいと思っていた自分にピッタリだと思いグローバル・スタディーズ専攻を選びました。

入学してみて国際関係学部のイメージはどう変わりましたか。

尾上多様なバックグラウンドを持つ学生が多く、授業内でのディスカッションでも多角的で多様な視点で奥深い議論ができ、自分自身の考えや視野を広げることができました。英語が堪能で、自分の考えをしっかり持っている学生が多いため、自分の学びへの良いモチベーションになっています。

留学生と交流する機会も多く、履修する授業によっては日本人の方が少ない場合もあり、海外の大学にいるような国際的な雰囲気を経験することができます。日本ではなかなか体験できないこのような環境で学ぶことができていることはすごく恵まれているなと実感しています。

国際関係学部でどのような学びをされていますか?

尾上女性の就業率の低さについて研究しています。自分を含む女性が働きやすい環境を作るヒントを見つけられたらと思っています。

私が所属している鳥山純子教授ゼミでは、主にジェンダーについて扱っているので、基礎的なジェンダーに関する知識が必要不可欠です。私は英語で学ぶグローバル・スタディーズ専攻に所属しているので普段は英語で開講される授業を受講していますが、ゼミを受講する前に、国際関係学専攻の学生向けに日本語で開講されている「ジェンダー論」の授業をクロス履修し、足りていなかった基礎的な知識を日本語の講義で学びました。母国語である日本語で興味のある授業(私の場合はジェンダー論)を受講することで、自分自身の専門知識が深まったと感じています。

クロス履修制度は、自分が所属する専攻の枠を超えて、自分自身が学びたい授業を学べるだけでなく、専攻の枠を超えた人脈の広がりにも繋がります。グローバル・スタディーズ専攻の私が、国際関係学専攻の日本語開講の授業を受けることで、今まで自分が交流してこなかった学生たちと触れ合う機会が生まれ、新しい考え方や知識を得ることができました。

授業以外ではどのような活動をされていますか?

尾上立命館の国際寮で1年間Resident Mentorとして参加し、寮に住む留学生との交流を深めるだけでなく、自分自身の成長にもつなげることができました。異なる文化の学生が同じ屋根の下で衣食住を共にすると、時にトラブル(騒音問題やキッチンのクリーニングのやり方など)が起こりますが、そうした問題を解決に導くのが私たちResident Mentorの仕事でもあったので、問題解決能力やコミュニケーション能力を高めることができました。将来は、国際的に活躍できる商社やI T業界への就職を目指しています。

国際関係学部を志望する受験生に対してメッセージをお願いします。

尾上国際関係学部は多様な価値観が交差する学びの場です。政治・経済・文化・そして人と人との繋がりを深く理解し、国際的な課題に向き合うための知識と視野を育むことのできる素晴らしい環境が整っています。

また、ここには「グローバルな人材になりたい」「世界に関わりたい」という強い意志を持った仲間たちがたくさんいます。そしてその夢を応援してくれる先生たちもいます。私自身も受験勉強で悩んで、苦しんだこともありますが、自分を信じて努力すれば必ず未来につながると思いますので、頑張ってください。応援しています!

2025年7月更新

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