日常的に英語を話す環境を作るなど、
留学に向けて語学力アップの努力を継続。
国際関係学部は「英語で」勉強したい人に
ぜひ目指してほしい。

西田 七海 さん
国際関係学部 2回生

BLM運動をきっかけに人種やジェンダーの問題に興味を持ち、国際関係学部を志望するようになった西田さん。入学前からの希望だったドイツ留学を前にした今、留学費用のためのアルバイトもしながら、どのように英語の学習に取り組んできたかを振り返ってもらいました。できるだけお金をかけない西田さんなりの方法を具体的に話してくれました。

「英語で」文化を学ぶことによって
価観感も大きくも広がった

立命館大学国際関係学部を志望した理由を教えてください。

西田きっかけは2020年のBLM 運動によって人種差別の存在を知ったことです。それに対して世界中の人が立ち上がった姿に衝撃を受け、社会問題に興味を持ったんです。人種やジェンダーについて学べる学部を探した結果、立命館大学国際関係学部を志望するようになりました。「英語を」学ぶのではなく、「英語で」学ぶ授業があることも魅力的に感じました。

英語の学習にはどのように取り組んできたのですか?

西田ドイツ留学を希望していたので、入学が決まってすぐにTOEFLとIELTSの勉強を始めました。大学の授業ではIntensive EnglishやAcademic Skillsなどを履修。それ以外にも、就寝前と起床時に毎日単語の勉強をしたり、洋書を読んだり、ゲストハウスに行って外国人と話したり、さまざまな方法で語学力を上げる努力をしました。

今でも使っているのがHelloTalkというアプリです。学びたい言語のネイティブスピーカーとつながり、言語を教え合うことができるもの。メッセージのやり取りを通して仲良くなったアメリカ在住の友達と毎週音声通話をして、文化や言語を教え合っています。

Hello Talkにはボイスメッセージ機能もあるので、毎日寝る前に「今日会った嬉しかったこと」を、私は英語で、相手は日本語で送りあう習慣もできました。「今日は天気が良くて嬉しかった」などの小さなことから、大学での出来事まで内容はさまざまです。音声が記録に残るので、語彙力や発音の成長を振り返れるのがメリット。新しく覚えたフレーズをすぐアウトプットできる点も魅力です。

一人での学習と、相手のある学習。両方を実践することで学習効果は上がったと思いますか?

西田はい。一人で勉強していた時は、いざ話すとなると言いたいことがうまく出てこないこともありました。しかし相手がある学習によって「完璧じゃなくても伝わる」ということを実感すると、間違っても、未熟でもいいからより積極的に言いたいことを伝えようという気持ちになりました。すると相手も「こんなフレーズがあるよ」「こう言いたいの?」とアドバイスをくれます。自分の言いたいことを表現するフレーズを教えてもらえると記憶に残りやすく、語彙力もあがり、英語力向上に大きく貢献してくれました。わからないことはその場ですぐ質問できるのもありがたいです。アプリでつながった友達にはとても感謝しています。

文化の違いについて話しながら言語を学ぶことができるのも、この学習法ならではのメリットだと思います。テキストで学んでいるだけでは、言葉の持つニュアンスを正確に理解することが難しいことがあります。例えば、日本語の「お疲れさま」を英語で表現する場合 “Good job” “How are you doing?” “Have a good day”など、ふさわしい言い回しは場面によってさまざま。それはどんな言語でも同じだと思います。英語で文化を知ることは、私の価値観を広げてくれました。

英語力がアップしたと感じるのはどんな場面ですか?

西田録音しておいた音声を聴きなおすと、自分の成長がわかります。日記を書くのはハードルが高いので、気が向いた時、携帯のボイスレコードに今日の出来事などを話して残しています。今、英検準2級から準1級を目指す人のライティング講師もしているのですが、指導するには文章構成や文法について言語化する必要があるので、自分自身のライティングを客観的とらえることにも役立っています。

新入生に向けて、英語力アップのためのアドバイスをお願いします。

西田習得したい言語を、周りを気にせずに使ってみることが大切です。ネイティブでないし、小さい頃から習っていた訳でもないのだから、完璧に話せないのは当然ですし、完璧である必要もないと思います。「イキってる」と思われてもいいので、「まね」をするのが1番です!

SNSを通して、社会問題への関心を
高めるきっかけづくりがしたい

授業以外で力を入れたことはありますか?

西田1回生は学業とアルバイトのバランスを保つことで必死でした。留学するためにはどうしてもお金が必要だったからです。夏休みはほぼ毎日、現在も週6でアルバイトをしています。しかし、9月からの留学中は人との交流を優先します。この留学は私の人生の中で大きなイベントの一つになると確信しているため、後悔のない1年にしたいです。

京都での大学生活の魅力を教えてください。

西田買い物するところが充実していること、おしゃれで落ち着いたカフェも多いことがお気に入りです。お勧めは河原町にあるLenというゲストハウス。ここに泊まって朝早く鴨川を散歩するのは最高に気持ちがいいです。英語を話す機会も作れるし、スタッフの方もとても話しやすくてお気に入りです。しかも一泊2200円。昼はカフェ、夜はバーになっているので、泊まらなくてもぜひ立ち寄ってほしいと思います。

これから取り組みたいこと、将来の目標を教えてください。

西田将来の目標ははまだはっきり決まっていませんが、面白そうなことにはとりあえずチャレンジするつもりです。今取り組もうとしているのは、インスタグラムを使って、高校生に人種・ジェンダー・環境などの社会問題について知ってもらうきっかけを作ること。英検ライティング講師のアルバイトから着想を得ました。英検のライティングでは、さまざまな社会問題について英語で書く必要がありますが「何を書いてよいかわからない」という高校生が多いのが現状。国際関係学部での学びを活かして彼らに社会問題に関する情報提供をしたいと考えています。

国際関係学部を志望する受験生へ応援のメッセージをお願いします。

西田どんな進路も自分の考え方次第。私は国際関係学部を第一志望にした自分の選択に誇りを持っています。英語が話せるようになるかどうかは自分次第ですが、国際関係学部にその目標を叶えられる環境があるのは間違いありません。特に「英語を」勉強するのではなく「英語で」勉強したい人にはぜひ目指してほしいと思います。キャンパスでお会いして一緒にお話しできることを楽しみにしています。

2022年9月更新