新入生を支援する団体のリーダーとして、
国際関係学部の多様な学生同士が繋がる
手助けをしています。
田中 海 さん
国際関係学部 3回生
新入生の生活をさまざまな面からサポートする国際関係学部オリター団。その団長として2021年秋から活躍されている田中さんに、オリターになるきっかけや、団長になってから取り組んだことなどについて伺いました。また、国際色豊かな国際関係学部の学生についても話してもらいました。
立命館大学 国際関係学部を志望した理由を教えてください。
田中出身高校に国際科があり、在学時スーパー・グローバル・ハイスクールに指定されていたことから、当時から国際系の学部に興味を持っていました。高校時代、留学生や帰国子女の方・修学旅行先の台湾の学生との交流を通じて、自身の視野が狭く価値観が凝り固まっていたことに気づき、異文化理解や国際社会の歴史・動向に関心を持つようになりました。加えて、文化的に豊かな京都で学生生活を送りたいと考えていたため、立命館大学の国際関係学部を志望しました。
オリター制度とはどういったものか、教えてください。
田中オリター団は、新入生の学生生活を主に学習面・交友面の二つの側面から支援するピア・サポート団体です。ピア・サポートとは学生の学生による支援という意味で、オリター団では2回生の団員と3回生の執行部が、新入生に向けた交流企画や説明会などを企画し開催しています。立命館大学の学習支援サイト「manaba+R」の使い方や日英双方のレポートの書き方について説明会を開いたり、基礎演習クラス内でのアイスブレイク企画やクラス合同でのレク企画を行ったりしています。国際関係学部は、異なるバックグラウンドを持つ学生が集まっているので、交流企画などを通じてクラスや専攻を越え、さまざまな学生とつながることができるところが魅力です。
オリターになろうと思われたきっかけはどういったものでしたか。
田中友人の誘いをきっかけに、先輩後輩との繋がりが増えれば自身の学生生活も豊かになるのではないかと思い、オリター団に入りました。実際、オリター団の先輩を通じて上回生の方との人脈が広がったり、団員の後輩と趣味などの共通点が見つかったりと、オリター団の活動以外の学生生活においても充実度が高まりました。大学はサークル以外で先輩後輩と積極的に関われる機会がそれほど多くないと思うので、同じ学部の先輩後輩との人脈を広げられるオリター団はとても魅力的だと思います。
団長として、一番苦労されたことはありましたか。また、そのときはどのように取り組みましたか。
田中団員のモチベーションの維持です。今年度も新型コロナウイルス感染症の影響で、思い通りに企画や活動ができない期間があり、それに伴って団員のモチベーションも低下してしまいました。しかし学生による自主的な支援を行うピア・サポート団体である以上、団員自身が主体的に行動できなければ活動の意味がなくなってしまいます。私は、団員のモチベーションを向上させ、結束を高めることができるよう、懇親会をはじめとした団員同士の交流企画を実施し状況の改善に努めました。リーダーというのは、上の立場から指示を出し組織を引っ張るというイメージがありましたが、少なくともオリター団においては、メンバーそれぞれに寄り添い、ピア・サポート団体として学生一人ひとりがもつ能力を活かす手助けをする役職であると感じました。
他の学部と比べて国際関係学部の学生はどのような学生が多いですか。
田中個性豊かで、他を尊重できる学生が多いと感じます。さまざまなバックグラウンドを持つ学生が集まっていることもあり、多様な考えに触れる機会が多いですが、それを否定することなく尊重し、またそれぞれが自身の芯を持っているなと感じます。まさに国際社会を一つの学部にまとめたような新鮮さと刺激が味わえます。
将来の進路はどのように考えていらっしゃいますか。
田中オリター団で培ったリーダーシップや状況観察力と、国際関係学部で学んだ先進的な価値観や広い視野を活かせるIT業界への就職を考えています。国際関係学部では、身につけた多様な知見を活かして多種多様な業界を志望している学生が多いように感じます。
国際関係学部を目指す受験生へメッセージをお願いします!
田中国際関係学部は高い専門性と広い視野を身につけられる魅力的な学部です!日本の歴史が詰まった京都で学生生活を送りながら、先進的な価値観や変化し続ける国際社会についてリアルタイムに学びを深められる魅力的な学部は、立命館大学の国際関係学部以外にはないと思います。近い将来みなさんと大学でお会いできることを楽しみにしています。そして入学されたみなさんは、ぜひオリター団の企画を通じて交流を深めていってください!
2022年11月更新
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