質問でも気軽に相談できるのが、
ライティングチュートリアルのいいところ。
多くの方にぜひ利用してほしいです!
有森 穂波 さん
国際関係学部 4回生
本学部、及び研究科の経験豊富な上回生が論文・レポート作成に関する相談に個別に応じる、日本語ライティングチュートリアル。本プログラムのチューターとして活躍している有森さんより、ライティングチュートリアルの魅力について話してもらいました。レポートを作成するうえで大学と高校での違い、実際にチュートリアルの受講生はどういった相談をしているのか。さまざまな角度からうかがいます。
日本語ライティングチュートリアルプログラムではどのようなことをしているか教えてください。
有森日本語ライティングチュートリアルプログラムは、主に国際関係学部の一回生を対象に、より良い日本語のレポートを書けるようにサポートをする制度です。私たちチューターが、学生さんと1対 1のセッションの中でアカデミック・ライティングに関する相談にのります。具体的には、テーマの絞り方、レポートの構成の立て方、参考文献・脚注の付け方など、その内容は多岐にわたります。
ライティングチュートリアルのチューターになった理由を教えてください。
有森一回生の時にライティングチュートリアルの制度を利用したことがきっかけとなりました。テーマ設定や構成など、レポートの書き方が分からず不安なことだらけでした。しかし、チューターの方が親身になって相談に乗って下さりアドバイスをくださったおかげで、レポートの執筆がとても捗りました。レポートに対して悩みや不安を抱える気持ちが分かるからこそ、私も先輩チューターの方がしてくださったように困っている学生を手助けしたいと思い、チューターに応募しました。
実際にチューターとして働く中で、学生からの感謝の気持ちや「いいレポートが書けそうです!」といった前向きな言葉をもらえることもあり、その度にやりがいを感じています。
大学生活において、論文やレポートを書く際に苦労した経験はありますか。また、ライティングチュートリアルを受ける学生は、論文やレポートを書くにあたり、どのようなことに悩んでいることが多いですか。
有森私が一回生の時には、設定したテーマはこれで良いのか、参考文献の書き方は合っているのか、など初めてのレポートは分からないことだらけでした。そんな中ライティングチュートリアルを利用し、チューターさんからのアドバイスをもとに何度も案を練り直しました。最後は緊張しながらレポートの提出ボタンを押したことを今でも覚えています。
実際に私がチューターをするようになってからは、テーマ設定やレポートの構成、レポートの書き方で悩んでいる学生さんが多いと感じています。テーマが広すぎてレポートの内容が抽象的だったり、テーマが決めきれなかったりする学生さんがいます。彼らには感心のあるトピックを聞き出し、それに関連する話題を提供したり、何個かの言葉から関連するものを書き出すマインドマッピングを一緒に行ったりしました。レポートの構成に関しては、レポートに書きたい内容を聞き出し一緒に考えました。また、自分のレポートを参考に、論の展開の仕方やレポートの書き方、注意点などを伝えました。学生それぞれが様々な悩みや不安を抱えていますが、「相手の立場に立つ」ことを心がけて毎回取り組んでいます。
大学と高校のレポート課題には様々な違いがあると思いますが、大学でレポートを作成するにあたり、重要なポイントは何だと思いますか。
有森大学でレポートを作成するにあたり、レポートに対して誠実に向き合うことが大切だと思います。先行研究や他人の意見などを自分の意見として発表したり、コピーアンドペーストや過去のレポートの使い回しをしたりするなど剽窃にあたる行為は決してしてはなりません。形式や体裁などルールをきちんと守り、学術的な情報資料を用いて、論理的に論を展開することが必要だと思います。単にレポートを書くのではなく、ルールを忠実に守った上でレポートを通じて自分の学びを深めようとする姿勢が大切だと思います。
ライティングチュートリアルプログラムの魅力やお勧めしたいポイントを教えてください。
有森改まった質問などは必要ありませんので、少しでも不安なことや聞きたいことがあれば、気軽にこの制度を利用してみてください!以前担当した学生さんが「初歩的な質問ですみません...」と決まり悪そうに質問してくれました。レポートに関する質問や相談であれば、どんな小さなことでも構いません。私たちチューターも、最初は学生さんと同じようにさまざま悩んだりしながらレポート作成に取り組んできました。この経験から、私もレポート作成に関して困っている学生を少しでも助けたいと思い、この仕事に取り組んでいます。皆さんがより良いレポートが書けるように、私たちチューターが全力で皆さんをサポートします!
また、チューターの立場から考えてみると、この仕事は学生の役に立つことができるだけでなく、自身の学びを深めることが出来る素晴らしい機会です。自分の経験を活かしながら学生の悩みを解決できる点にやりがいと達成感があります。チューターとして参加してみたいという方へも是非おすすめします!
2023年1月更新
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