
アメリカへの1年間の交換留学。終わってみればあっという間でしたが、留学したからこそ学べたこと、体験できたことが本当に数多くありました。
坂倉 諒哉 さん
国際関係学部 3回生
2回生の夏から1年間、アメリカのニューメキシコ大学へ交換留学に参加した国際関係学専攻3回生の坂倉さんに、留学中の経験についてお話をうかがいました。
国際関係学部を志望した理由や入学前に学ぼうと思っていたことを教えてください。
坂倉両親の仕事の関係で、海外で生活し、そこで文化の違いを目のあたりにした経験から、大学では多角的な視点から国際関係を学びたいと思い、立命館大学の国際関係学部を志望しました。
大学選びの時点では、明確に将来やりたいことが決まっていなかったため、幅広く学びを提供している国際関係学部であれば、自分が将来やりたいことを見つけることができるのではないかと思っていました。
また、「クロス履修」のシステムがあったため、日本語での講義だけでなく、英語で開講される講義も自由に履修できることができる点や、留学プログラムや留学先が豊富にある点も非常に魅力を感じていました。
入学後の学びの中で、平和のなかでも「積極的平和」に関心を抱くようになり、生きていく上で切り離せない「地域」や「文化」にも興味を持つようになりました。多くの先生方から多様なテーマについて教わることができ、学部の仲間と議論をすることができるので、国際関係学部で楽しく学ぶことができています。
交換留学に行こうと思ったきっかけや留学前に準備したことを教えてください。
坂倉アメリカのニューメキシコ大学に留学へ行こうと思ったきっかけは、自分の知らない文化や人がいる場所に行きたかったからです。元々カナダに住んでいたため、アメリカの生活もある程度の予想はできていましたが、似ている中でもある程度の変化が欲しくてニューメキシコ州を選びました。また気候が比較的暖かいのも決め手の一つでした。
出発までの準備は、英語で行われるグローバル・スタディーズ専攻向けの講義を意識的に多く受講する、TOEICなどの英語能力資格試験を受けておいて、留学の前と後での英語力の成長を実感できるようにする、といったことをしていました。
留学中の経験を教えてください。
坂倉留学先のニューメキシコ大学では、国際ビジネスを専攻してきました。授業以外にもボランティア団体、サッカークラブ、日本文化クラブの3つのクラブに所属して活動しました。
ボランティア活動は、カルフォルニア州で現地のホームレスや幼い子供たちを支援する食糧支援センターと協力して、2日間、給食や食料の調理・提供する活動をしました。また、地域の方々と協力して地域にあるフェンスの取り換え作業も行いました。このボランティア団体には20か国以上から集まった学生が所属しており、そうした学生達との活動を通じて、バックグラウンドや価値観の違いを実感することが多々あり、とても貴重な経験になりました。
坂倉また私は幼いころからサッカーをやっていたので、ニューメキシコ大学でもトライアウトを受け、サッカークラブに所属することができました。
週末には他の州に行きリーグ戦や大会に出ることも多く、チームの中では自分の個性を出していくことが求められました。こうしたサッカーを通じた国際交流も大変貴重な経験だったと思います。
日本文化クラブは、日本の文化を学びたい外国人の学生に、ニューメキシコ大学に在学する日本人の学生や先生方が日本の文化を教えていくクラブです。中でも秋祭りというニューメキシコ州在住の日本人と協力して開催した大規模なお祭りはとても印象に残っています。当日は1000人以上のお客さんがお祭りに来てくださり、アルバカーキ市のローカルニュースにもこの活動を取り上げてもらうことができました。
留学当初は慣れない環境での生活で大変なこともありましたが、終わってみれば1年間の留学はあっという間で、留学したからこそ学べたこと、体験できたことが本当に数多くあったので、留学してとてもよかったと思っています。
国際関係学部を志望する受験生にメッセージをお願いします。
坂倉まだ明確に将来は決まってはいないけれど、国際的に活躍したいと考えている人や、新たな自分の可能性に挑戦してみたい高校生は是非、立命館大学 国際関係学部に入学してみてください。
自由で自分の学びたいことを追求できる楽しい大学生活が待っています。
2023年8月更新
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