
日米両方の大学に同時に進学できる国際連携学科は、大学4年間でグローバルな人材に成長できる最高の選択です。
田中葵菜 さん
アメリカン大学・立命館大学国際連携学科3回生
アメリカン大学・立命館大学国際連携学科(ジョイント・ディグリー・プログラム)3回生の田中葵菜さんにアメリカン大学での1年目の学習を終え、ワシントンD.C.での生活やご自身の成長についてお話を伺いました。
入学前に大学4年間でどのようなことをしたいと考えていましたか。
田中大学では、国際的な視点を学び、グローバル人材としての視野を広げたいと考えていました。そんな時にこのプログラム、国際連携学科を見つけました。国際色豊かなワシントンD.C.と京都の2つの場所で国際関係学を多方面から学ぶことのできる環境という面で今まであってなかったような新鮮さがあり興味を持ち始めました。また国際関係での社会問題を解決するため、公平でグローバルな考え方を養い偏見のない考え方のできる人材になりたいと思いこのプログラムを選び入学しました。幼い頃、海外に出て未知の世界や領域に出会う機会が何度かありました。その経験を通じて、人類が直面しているグローバルな問題を意識するようになったのが国際関係学に興味を持ったきっかけです。また、日々の勉強の中で、問題解決能力を養うことの大切さも学びました。自分の目標 ‘偏見のない考え方のできる人材になる’ を達成するためには、国際政治の中心地であるワシントンD.C.で国際社会や政治を学ぶことが効果的だと考えています。また、今起こっている政治に関わることのできるインターンシップをすることで、さらに京都ではできない経験をすることができます。
アメリカン大学で授業を受講する中で感じたことはなんですか。
田中アメリカン大学での授業は、芸術・スポーツ・文化・政治そしてファッションまで非常にバラエティに富んだコースがあり、またすべての授業が少人数制であるので、学生と教授の距離がとても近く感じられます。授業で最も印象的な経験は、大量のリーディングとディスカッションが毎週課題としてあることです。授業内でのディスカッションに関しては、初めは英語が第二外国語であるのもあり、人前で自分の意見を発言することを恐れていました。他のクラスメイトから批判されるのが怖かったのです。しかし、どんな意見であれ、とにかく発言することだと気づきました。そうでなければ、クラスやコミュニティの参加者として見てもらえません。自分の意見を堂々と発言することは、教室で最も重要なことだと1年を通して痛感しました。自分の意見を大切にディスカッションに参加することで、様々な意見を受け入れることができる人材になると思います。
留学2年目にアメリカで取り組もうと思っていることはなんですか。
田中2年目は、ダイナミックな経験をするために、より積極的でオープンマインドになりたいと思っています。ワシントンD.C.に住んでから一番印象的だったのは、日本人が距離を置いているような政治や社会問題までが普通の会話の中で語られていたことです。この体験は私にとって新鮮で、圧倒されました。D.C.の外から来た人には、「それはD.C.が世界政治に特化した地区だからだよ」と言われたこともあります。
私は現在、アメリカの政治的なニュースを日本の視聴者や読者向けに新聞を発行している会社でインタビューの同行や翻訳をメインにインターンシップをしています。この仕事では、講義や教室ではわかりえない現在進行中の政治イベントに参加することができ、ワシントンD.C.だからこその貴重な経験をしています。また、授業にさらに積極的に参加することも2年目の目標の一つです。昨年は少し内気でしたが、これからはもっと授業に参加し自分の意見に自信を持って発信していきたいと思っています。
日常生活では、D.C.、メリーランド州、ヴァージニア州を合わせたDMV地区の各国料理を食べ歩くのが好きです。D.C.は世界的な政治エリアであるため、まさに「人種のるつぼ」国際色豊かな地域であると思います。そこでアジアだけでなくギリシャや北欧料理などに挑戦していきたいと思っています。
アメリカン大学・立命館大学国際連携学科を志望する受験生に対してメッセージをお願いします。
田中4年間の大学生活で、グローバルな人材として成長するために、国際連携学科は価値のある選択肢であると思います。通常、日本の大学に進学するか、海外の大学に進学するかを選択しなければなりませんが、国際連携学科の学生は両方の大学に同時に進学することができます。国際関係学を体系的に学ぶことができ将来日米の学生として双方向のメリットを得ることができるのも利点です。そのメリットは、将来の決断に幅広い選択肢をもたらすことは間違いありません。私はアメリカに来てから、苦労もありますが新しい発見や楽しいことの方が多く、また一年ですが人間として成長できたと自負しています。
4年間でこのような貴重な機会を与えてくれたこのプログラムに感謝し、最終的にはこの2年間の留学を成功させたいと思います。
2023年10月更新
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