大学では今まで挑戦できなかったことに立ち向かうと決め、留学生支援や環境問題への取り組みなど、様々な活動にチャレンジしています。

堀之内 来夏 さん
国際関係学部 2回生

自身で学生団体を設立する、留学生を支援する団体の活動に参加するなど、キャンパス内で様々な課外活動にチャレンジしているグローバル・スタディーズ専攻2回生の堀之内さんにお話を伺いました。

グローバル・スタディーズ専攻を志望した理由を教えてください。

堀之内私は小学生の時に渡米し、高校卒業を機に日本に帰国しました。10年間アメリカで身につけた英語力を引き続き伸ばしたかったので、多くの留学生と共に英語で全ての授業を受けることができるグローバル・スタディーズ専攻に魅力を感じました。国際関係の学びを通して政治や経済の目線から環境問題についての理解を深め、将来は環境問題の解決に携われる仕事につきたいと思っていた私にとって、立命館大学の国際関係学部は最適な選択肢でした。

グローバル・スタディーズ専攻の良さはどこにあると思いますか。

堀之内世界各国から個性豊かで様々なバックグラウンドを持った学生が集まっているところです。私は環境問題に興味がありますが、まわりには防衛問題や不平等問題、貧困問題など様々な社会問題に興味がある人たちがいて刺激を受けています。また、そのような環境だからこそ「個性を大切に、お互いを尊重する」という意識の高い学生が多く、多様性を受け入れてくれる学部の雰囲気は、アメリカ育ちの私にとって、とても居心地が良い環境だと思っています。

留学生支援団体:SKPバディでの活動について教えてください。

堀之内「SKPバディ」とは立命館大学へ半年から1年間、短期留学でやってくる留学生をサポートする団体です。日本での生活の困りごとの相談にのることはもちろん、留学生のサポート全般を担っています。

私はSKPバディの幹部代表を一年間務めました。コロナの影響で入学時にはたった10人程しかいなかった短期留学生が、私が代表になった時期から100人を超える大人数になりました。伏見稲荷神社への遠足やハロウィンパーティー等を企画して国際交流を深める様々な活動や、留学生が入ることができるサークル探しの支援などが印象に残っています。毎セメスター、プログラムを終了し帰国する学生とお別れをしなければならないのは少し寂しいところではありますが、この活動を通して世界各国の学生と繋がることができました。

ご自身で設立した団体の活動について教えてください。

堀之内団体「HARU」の設立は、私が実家を離れて大学生として新生活をスタートした際、ホームシックやカルチャーショックを少なからず受けた経験から、同じ境遇の学生が自らの経験を語れるコミュニティを作りたい、そうした境遇の学生に様々なメンタルヘルスケアの方法を広めたいと思ったからです。

団体の活動の一環として、衣笠キャンパス内でドッグセラピーのイベントを開催しました。今後もヨガや瞑想のワークショップなど、メンタルヘルスケアにつながるイベントを実施していく予定です。

LiNKの活動について教えてください

堀之内「LiNK」は学生が食の多様性や気候変動、食糧危機などの社会課題を身近に感じる機会を提供することを目的に活動を行う立命館大学の学生団体です。

2023年6月には、立命館生協との共同企画で、動物性食材不使用の本格ヴィ―ガン料理を生協の食堂で販売する「ベジウィーク」企画を衣笠・びわこくさつ、大阪いばらきの3キャンパスで開催しました。

他にもクッキング企画や映画上映会、試食会などをキャンパス内で開催しており、プラントベース、ヴィーガンとベジタリアンの知識を学生に広める活動をしています。現在は「LiNK」の代表となり、食堂にヴィーガンメニューを常設化できるよう活動しています。

グローバル・スタディーズ専攻を志望する受験生にメッセージをお願いします。

堀之内私はアメリカで過ごしていた時に、意見があっても同級生の批判を恐れて何も言えなかったことや、自分にも成功する可能性があるのに行動に移せなかったことをずっと後悔していました。大学入学を機に今まで挑戦できなかったことに立ち向かうと決め、SKPバディ、HARUメンタルヘルスピアサポート団体、LiNKでの活動など、授業以外にもキャンパス内で様々なことにチャレンジしています。

立命館大学、国際関係学部は今まで自分が成し遂げたかったけれど自信と勇気がなくて出来なかったことにチャレンジすることができる最高の場所だと思っていますので、皆さんも自分が他人と違うことを恐れずに、個性を最大限に活かして自分の可能性を追求していってほしいと思います。

2023年10月更新

MORE INTERVIEWS