小さい頃から“自分の知らない世界”を学びたかった。旅先で聞けた現地の人の“生の声”が英語学習のモチベーションになっています。

髙橋 かのん さん
国際関係学専攻 2回生

入学以降、英語のレベルアップに人一倍力を入れてきた髙橋かのんさん。高校までとは異なる課題に苦労する中で、どのように英語学習を続け、モチベーションを保ってきたのかを教えてくれました。

立命館大学 国際関係学部を志望した理由や入学前に学ぼうと思っていたことを教えてください。

髙橋私は、小さい頃から“自分の知らない世界”に興味を持っていました。その中でも、小学校高学年の頃にテレビで見た、あるアフリカ地域の人々の生活に衝撃を受け、貧困問題を中心に国際関係の様々な問題に興味を持ちました。そして高校時代、コロナ渦で海外へ行くプログラムが中止になり、その代わりに日本に留学に来ている大学生との交流プログラムが行われ、そこでウガンダから来た学生に出会いました。彼はテクノロジーに関する勉強をしており、自国にその技術を広めるために留学に来たと話していました。

しかし、基本的な教育だけでなく、生活をするのに精一杯な地域で暮らす人々は、いくら彼らが自分の国を良くしたいと思っていても厳しい現状があります。だからこそ、これからの将来を担う子どもたちが、少しでも自分と同じように自由に将来に希望を持てるような環境をつくりたいと思い、貧困問題や開発協力、環境問題など国際的な問題について幅広く学べる国際関係学部を志望しました。

髙橋さんは、学生生活で英語学習に力を入れているそうですね。

髙橋はい、私の履修している授業では英語の課題が多く、英語でディスカッションやプレゼンテーションを行うことも頻繁にあります。高校の授業では実践的に英語を使用する場面があまりなかったため、入学してからは英語で自分の意見を言ったり、レポートを書いたりすることにとても苦労しました。入学当時は自分の語学力を周りと比べてしまい、英語を見ることすら嫌になる時もありましたが、なんで英語を学んでいるのだろうか、なんでこの学部を志望したんだろうか、という原点に立ち返ることで自分と向き合い、自分に合った勉強法を見つけながら学習を続けています。

語学力向上にあたって、どのように取り組んできたかを教えてください。

髙橋英語による授業で理解できなかった部分はそのままにせず必ず先生やクラスメイトに聞くこと、時間を惜しまずにとことん課題に取り組むこと。家の中では常に英語のポットキャストを聞いたり、自分の好きなことを発信しているYouTube動画を見たり、海外の友達とメールや電話をしたりして、日常生活の中で楽しみながら英語を学ぶことを意識しています。また、京都は海外からの観光客が多いので、アルバイト先に来た英語話者の人と話したりするのも学習につながっていると思います。

長期休暇中も、アルバイトで貯めたお金で東南アジアへ一人旅に行き、英語しか使えない環境に身を置きました。旅行では、英語ができればネイティブスピーカーだけでなく現地の人々とも交流することができ、ローカルな人々の生の声を聞くことができます。これが励みになり、さらに英語を頑張りたいと思えるようになりましたし、旅行から帰ってきた後に「英語うまくなってるね!」と友達から言われた時は本当にうれしいです。

国際関係学部を志望する受験生や在学生に対してメッセージをお願いします。

髙橋受験勉強であっても、語学学習でも、なぜこの大学に行きたいのだろうか、なぜ自分は語学を伸ばしたいのか、と考えて目的を見出すことがモチベーションになると思います。目に見える結果が出ないと、自分は成長していない、なんで自分はこんなにできないんだろう、と落ち込む時もあるかもしれません。しかし、自分では気づきにくいだけで人は常に成長しているものです。どんな勉強・学びも無駄にはならないので、ぜひそのプロセスを楽しんでほしいと思います。周りと比べず焦らずに、いま自分ができることに集中して全力を注いでほしいです。自分を一番に信じて、やり切ってください!

2024年7月更新

MORE INTERVIEWS