
学生同士や大学と学生との間を繋ぐ「国際関係学部自治会」での活動。3回生からは学部だけでなく大学全体に関わる学生団体でも活動しています。
藤澤 海音 さん
国際関係学専攻 3回生
国際関係学部の学生団体である自治会の会長を務め、大学全体の学生団体でも活躍している藤澤さん。学部で学んでいることや、学生生活を通じて感じる国際関係学部についてお話を伺いました。
国際関係学部を志望した理由を教えてください。
藤澤中学生の頃に“ジェンダーレス男子”という言葉を知り、なんとなくジェンダーに関する問題に興味を持っていた事と、当時通っていた塾の先生のおかげで英語が好きだった事がきっかけで、中学3年生の時点で立命館大学の国際関係学部に進学したいと考えていました。高校は立命館大学の附属高校に進学し、高校生活を送る中で様々な分野に興味を持ったため、どの学部に進学するか迷いましたが、中学生の頃から興味のあったジェンダーの分野を詳しく研究したいと考え、国際関係学部を志望しました。
また、中学・高校で生徒会活動に取り組んでいたため、大学入学後も似たような活動が出来ればいいなと思っていました。
国際関係学部でどのようなことを学ばれていますか?
藤澤大学に入学してから第二外国語でフランス語の履修を開始したのですが、2回生以降も継続してフランス語を学修したいと思い、副専攻でフランス語の学修を継続しています。副専攻の授業に加えて、国際関係学部独自の開講科目である「フランス語アドバンストⅠ・Ⅱ」と「フランス語国際関係Ⅰ」も受講し、フランスの歴史やニュース等をフランス語で学んでいます。
3回生から所属する専門演習(ゼミ)では、進学する前からジェンダーの分野を研究できるゼミと決めていたため、迷わず鳥山 純子先生のゼミを選択しました。11月に行われたオープンゼミナールでは「イケメンは正義?」をテーマとし、顔が良ければ何でも許されるのか、イケメンの許せない部分は何か、を彼氏、推し、政治家の3つのカテゴリーに分け、アンケートを通して調査しました。イケメンについて研究するという踏み込んだ内容に興味を持ってくださった方が多く、オープンゼミナール当日にはたくさんの方にプレゼンテーションを見ていただき、参加した33チームによる投票の日本語部門で1位を獲得することができたことは本当に嬉しかったです。
卒業論文では、私がジェンダーに関する問題に興味を持ったきっかけになった、「ジェンダーレス男子」について研究する予定をしています。
会長を務められている「国際関係学部自治会」など、課外活動について教えてください
藤澤私が所属している「国際関係学部自治会」は、学部生がより良い学生生活を送ることができるようにサポートする団体であり、学生と大学を繋ぐ団体です。学生間の交流を促進するために、七夕企画などの季節イベントやスポーツイベントの企画や、新入生が先輩に履修や学生生活について相談が出来る「なんでも相談会」を開催するなど、「他学年の学生、他専攻の学生と繋がりたい!」「学生生活に関する不安を相談したい!」という学部生からの意見を企画に反映させて実施しています。
また、学部生と大学を繋ぐという面では、学部生から寄せられた教学面や学生生活に関する意見を集約し、どのようにすれば改善できるのかを考え、国際関係学部の教職員の方々と定期的に協議を行っています。国際関係学部では年に一度、自治会メンバーと教職員の方々が一堂に会して協議を行う「五者懇談会」を行っているのですが、今年も実施に向けて学部生からアンケートを実施し、寄せられた多様な意見をまとめ、折衝を重ねました。毎回、長い時間をかけて行っている活動なので、特に印象に残っています。
藤澤2024年度は国際関係学部自治会だけでなく、大学全体の新歓実行委員会と学園祭実行委員会、中央事務局広報室でも活動をしていました。2025年度もいくつかの団体で活動を継続する予定です。
2024年春の新歓期は衣笠キャンパス内の法学部、産業社会学部、文学部、国際関係学部の学部棟で新入生に目標を書いてもらったピンクの紙を模造紙に貼り付けてもらい桜を表現するといった企画を行いました。
学園祭実行委員会では3キャンパスの学園祭の前日準備や当日運営はもちろん、立命館大学放送局が行う「学園祭テレビ」企画と学園祭実行委員会を繋ぐ役割などをしていました。BKC祭典の最後のプログラムである花火を見上げている来場者の方々の顔を見て、こんなに素敵な学園祭に関われて良かったなと思いましたし、その時の来場者の方々の楽しそうな顔がとても印象に残っています。
中央事務局の広報室は2024年10月に新しく作られた、学友会の広報を担う団体です。学友会のホームページやX、Instagramの公式アカウントの運用などを通じて、立命館大学の学友会全体や中央パート、学友会所属団体などを学内、学外の方々に知っていただく、参画していただくきっかけになればいいなと思い活動しています。
様々な団体へ参画し多様な人と関わっていくことで国際関係学部自治会での活動にも何か還元できるのではないかと思って始めたことですが、自治会活動への還元だけではなく、自身の成長にも繋がっていると感じます。
進路・就職についてどのように考えていますか?
藤澤上に挙げた活動の他にも、国際関係学部自治会では「IR MAGAZINE」という機関誌を発行しており、1,2回生の時にその作成に携わらせていただいていました。大学卒業後もこういった自治会での活動や中央事務局広報室での活動を活かしたいと考えているため、広告業界への就職を目指して、就職活動をしています。
大学内での様々な活動を通じて感じる国際関係学部の良さはどのようなところだと思いますか?
藤澤教職員の方々が、学生が取り組む活動に協力的であり、学生に寄り添ってくれるところだと思います。国際関係学部自治会が行っている活動でも、国際関係学部の教職員の方々は、学生からの意見や要望を形にするために、五者懇談会が終わってからも大学の様々な部署と連絡を取って動いてくださっています。学生の意見を受け止めて改善に向けて一緒に取り組んでくださるので、国際関係学部自治会は学部生からの声を大学側に届けやすい環境で活動することができていると感じます。
国際関係学部を志望する高校生に対してメッセージをお願いします。
藤澤国際関係学部の魅力は、授業の他にも課外自主活動など様々なことに挑戦でき、それに協力的な教職員の方々や、積極的に参加する学生が多いところだと思います。国際関係学部に進学した際には是非いろんなことに興味を持って挑戦していただきたいですし、挑戦したいことの選択肢の中に国際関係学部自治会など学友会の活動があればとても嬉しいです。授業の面や学生生活などで困ったことがあれば、国際関係学部自治会をいつでも頼っていただければと思います。
2025年3月更新
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