授業紹介
法学
少人数
専門演習Ⅰ・Ⅱ(安達光治ゼミ)
ゼミナールとも呼ばれる少人数クラスの授業で、深い考察と緻密な議論を行い、論理的な文章作成能力の獲得を目指します。※「専門演習Ⅰ・Ⅱ」は必ず受講登録しなければなりません。
●(刑法/安達光治ゼミ)
安達ゼミでは、事例を題材に、刑法学のポイントを学びます。刑法というと、初学者の多くは、「少年犯罪が増えてるね。」とか、「悪質な犯罪には厳罰化が必要だ。」といった、根拠に基づかない「床屋刑事法談義」をしがちです。刑法に興味を持つきっかけとしてはそれでいいのですが、床屋談義に終始していては、成長がありません。そうではなく、概念や考え方を正確に理解することが、法律を学ぶ上では肝要です。そこで、ゼミでは、因果関係、不作為、正当防衛、錯誤、未遂、共犯といった「刑法総論」で学ぶ事項について、事例を考察しながら理解を深めます。具体的には、2〜3名で班になって、教員の指導を受けながら、担当するテーマに関する事例と設問を中心に発表内容をまとめます。そして、授業では発表班が先生役になって、ゼミ生みんなで設問を解いていきます。先生役をすることで、刑法の理解だけでなく、ゼミ生同士の交流も深まっていくようです。