卒業生の声

2019

民間

米国ロースクールへの進学でさらなるキャリアアップを目指す

2009年卒業

兵庫県立芦屋高校

株式会社ブリヂストン(University of California, Los Angeles留学)

大学時代に国際法をはじめとする法学を学んだことと、海外と関連のある業務を行いたかったことから、両方を生かすことのできるキャリアとして、海外事業を行っている企業の法務部門を選択しました。国際契約、海外訴訟の対応、輸出入管理の業務を経て、2019年よりアメリカのロースクールへ留学の機会を頂きました。現在は修士号の獲得とニューヨーク州弁護士資格の取得を目指して研鑽を積んでいます。
法学部の授業では、どの科目でも法律に書かれている内容を正しく把握し、事例に当てはめていくことを繰り返して、法的思考を学びました。仕事をする上でも、初めて見る内容の法律を理解して、実際のケースに当てはめることが日常茶飯事のため、大学で学んだ法的思考が仕事をする上でのベースになっていると思います。3、4回生時のゼミ活動にも特に力を入れ、過去の判例をもとにしたディベートを何度も行い、集大成として他大学とのディベート大会にも臨んでいました。
今後の目標としてまずは現在留学しているロースクールを卒業し、ニューヨーク州弁護士資格の取得を目指しています。留学後は企業の法務部門へ戻り、国際法務の専門性をより高めて会社のリスク管理を担えるような人材になりたいと思います。
法律は普段の生活の中では目立たないですが、それなしでは社会が成り立たないほど重要な役割を果たしています。また、法律そのものがその国の歴史や文化を反映していて、法律を学ぶことで日本や他の国の姿がより見えてくることもあります。法学部で学ぶということは法律を学ぶだけでなく、その背景や過去を学び、また過去を学ぶことで未来を考えるきっかけを得ることだと思います。最初は近寄りがたいかもしれませんが、ぜひ興味を持って法学に一歩近づいて欲しいと思います。

取材:2019年

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