卒業生の声

2021

法曹

ディベートや模擬裁判で身につけた法律家の素養。法制度の改正を訴え、よりよい国にしていきたい。

2014年卒業

稲葉セントラル法律事務所

 検察官の存在を知ったのは、刑事裁判を傍聴した中学生のとき。治安を守り、犯罪被害者に寄り添う仕事に惹かれて志しました。しかし、実際に法廷に立ってみると、現在の刑事訴訟法は犯罪被害者への配慮が不十分であることを痛感。気付いた問題点を積極的に改善するため、より自由に行動できる弁護士への転職を決めました。共通しているのは、限られた時間の中で能力を最大限に発揮し、問題と対処法を見出すこと。学生時代に基礎演習や刑法ゼミナールなどの発表やディベート、模擬裁判などで培った、自ら思考して意見を示し、他者の意見を受け止め、更に主張を構築していくという法律家の素養が役立っています。今後は、留学も視野に入れて諸外国の制度を学び、弁護士として委員会活動などに参加しながら法制度の改正を訴え、よりよい国にしていきたいと考えています。

取材:2020年

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