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07.20

2022

EVENT

2022年度春学期 立命館大学西園寺記念奨学金(成績優秀者枠)給付証書授与式を開催しました

 2022年7月14日(木)18時00分より存心館ZS207にて「西園寺記念奨学金(成績優秀者枠)」の給付証書授与式が開催されました。法学部では2回生から4回生の45名が西園寺記念奨学生に選ばれました。
 2年ぶりの対面で開催された授与式では、田原 憲和 学生主事の司会のもと冒頭に樋爪 誠 法学部長より祝辞が述べられました。祝辞のなかでは「大学というところはいろんなことをやりながらも学びの空間でしっかりと実績残されてる方がリーダーであるべきだと思いますし、皆さんの活躍自体が、皆さんを追いかけている人たちにとっても非常な励みになると思います。ぜひこういう空間で同じように頑張ってる人たちの中でこういう機会を契機に学年を越えてあるいはいつか卒業後も同時代に西園寺奨学生だったということを何らかの連帯として持っていただき、いつまでも立命館大学法学部をリードしたという自負を持って活躍いただければと思います。この3年間は学年ごとに勉強の仕方がずいぶんと変わりました。オンラインの向こうであるいは少ししか人がいない教室でいろんな悩みや思い入れもあったと思いますが、そういったものが全て結果として表れたということに改めて敬意を表してお祝いを述べたいと思います。ぜひ皆さんの活躍が皆さんの学年だけではなく立命館大学法学部全体の活気に繋がることを期待してお祝いの言葉としたいと思います。」と激励されました。
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 その後、西園寺記念奨学生を代表して法政展開4回生の原田 隆生さんからは「私にとってこの大学は、建学の精神にもあるように、個性が輝き、またチャレンジ精神あふれるフィールドが散りばめられた場所です。私はこれまで、法学部の基礎となる法律学や政治学だけでなく、 教職課程を受講し、学びを深めてきました。1回生の頃から多くの授業や課題に追われ、毎日で精一杯だった自分にとって、この奨学金はずっと縁のないものだと思っていました。しかし、今こうしてここに立てているのは二つ理由があると自分なりに考えています。まず一つ目に、先生方、大学の手厚いサポートです。所属している日本法政史ゼミでは、昨年東京裁判と罪刑法定主義というテーマでレポートを執筆し、3回生学生論集に載せていただきました。しかし、今年の6月、参加した教育実習を終えて自身の問題意識が変化し、卒業論文の内容、そして進路を変更することになりました。そんな私に、学習の細かいアドバイスや進路相談などを手厚くサポートしていただける先生方をはじめ大学には心から感謝しております。
二つ目に、日々、良い刺激を与えてくれる友人の存在です。新型コロナウイルスによって、今までの大学生活が一変し、多くの授業がオンラインになったことで、今まで当たり前だった対面授業での人と人との繋がりの大切さを感じました。
同じ教室で一緒に授業を受け、何気ない会話から学びに刺激を与えてくれる個性豊かな友人の存在を対面授業が戻ってきた現在、日々大きく感じています。彼らがいなければ私は意欲的に勉強することもなく、今ここに立っていないと思います。
これからは学部と教職の学びを生かして、現在の教育が抱える社会問題を、法的アプローチで解決することができる人材になりたいと考えております。」と謝辞が述べられました。
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 次に法政展開3回生の殷 遠帆さんより「私は大学進学以前から刑法に興味があり、刑法を学びたいという思いで法学部に入学しました。そのため、現在は刑法ゼミに所属し児童虐待に関するレポートを作成しております。 刑法の中でも特に現在社会的に注目が集まっている問題に関心があるため、今後はそのようなテーマについて研究していきたいと考えております。また立命館は正課外の活動も活発であるため、自分の将来の目標のために様々な経験をさせていただいております。昨年度は正課授業外で、模擬国連を行うようなオナーズプログラムに参加させていただき、将来国際的に活躍したいという目標のために一生懸命取り組んでおりました。さらに、秋学期からは1セメスターの留学プログラムに参加予定です。コロナの影響により、この2年間、海外留学に行くことは大変困難な状態でありましたが、ようやく今年に入ってから、このような留学プログラムを開催してくださったおかげで、目標であった留学に行けることとなりました。昔からの夢であったイギリスへ留学し、自身の英語力を高めるとともに、様々な人と出会い、知見を深めていきたいと考えております。また留学後には本格的に就職活動が始まってくるため、自分にとって後悔のない就職活動を行っていきたいと考えております。今後も努力を積み重ね、自己研磨に励み、社会に貢献でき、必要とされる人材に成長できるように精進していきます。」と謝辞が述べられました。
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 最後に司法特修2回生の坂下 瑠惟さんより「私が今までずっと意識していたこととしては、1回生のときからどの授業でも必ず一時限目に来て、学校で課題をこなし、人と話をしながら勉強するということです。私の勉強法は家に帰るとやはりだらけてしまうので、学校にいる空きコマの時間などを有効活用しながら、テスト前などは、友人と共に、テスト対策をして日々勉強に励んでおります。西園寺奨学生に選んでいただけたことはとても嬉しいことであり、自分の頑張りをこのように評価していただくことはとても光栄でありつつ、また逆に自分はこれからも頑張らないといけないという良い意味でのプレッシャーにも繋がって、身の引き締まる思いです。今、定期試験前で新しい専門的なことを学ぶにあたり、さらにテストが難しくなると思いますが、自分の努力で何とか自分の実力を発揮できるように、これからも切磋琢磨していきたいと思っております。」と謝辞が述べられました。
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 最後に湯山 智之 法学部副学部長より「皆さんの代表挨拶を聞かせていただいて、夢に向かって頑張って充実した大学での学びをされているんだなと非常に感銘を受けた次第です。これからも学びを続けていただいてその学びを深めていただいて、社会に出てからの活躍も期待しておりますので、ぜひ頑張っていただけたらと思います。そして皆さんには今まで得た努力や経験をぜひ後輩の皆さんに還元していただきたいと思います。なかなか授業があったり就職活動などいろいろあると思いますがES(Educational Supporter:教育サポーター)の制度がありますのでぜひ応募していただいて後輩の学生の方々にその勉強の仕方や勉強で得た知識などそういったものを教えてあげてほしいと思います。」
励ましのメッセージをいただき、滞りなく授与式を終了しました。
 奨学生のみなさんがこれまで以上に高い目標を持ち、一層充実した学生生活を送られることを大いに期待しています。
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